東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) [DVD]

出演 : オダギリジョー  松岡錠司  樹木希林  内田也哉子  松たか子  小林薫  リリー・フランキー  宮崎あおい 
  • VAP independent(VAP)(D)
3.57
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感想 : 171
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021128360

感想・レビュー・書評

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  • 良いです。オダギリジョーと希木樹林。

    原作も昔に読んでますが、また機会あればもう一度読んでみようかと思います。

    確かなモノなどない世の中。
    当たり前に在ることもいずれなくなる。

    親孝行なんてしようもしてないのになんですが、このまま"借りっぱなし"になってしまうんだな、と。

    とりあえず健康診断を義理の両親含めて勧める事から始めてみようと思います。

  • 好きな役者さんたちが、顔見せのように出演しています。でも、ストーリーはありがちだなあという幹事です。内田也哉子さんを出演させたことが、素晴らしいと感じました。

  • もこみちの主演ドラマの方よりこっちの方が好きですね。このお母さん、ほんとに心が広い。甘やかしすぎなんじゃない?って思えるシーンもあったけど、最後は息子への愛情に泣かされた。オトンの前では一人の女に戻ってしまうとこも可愛いなぁ…って思うし。
    また、オカンの若い頃を演じてた女優さんが、オカンの晩年を演じた樹木希林さんに雰囲気がそっくりでビックリしました!ていうか、全体的に配役がいいと思います。みんな主張しすぎず、でも存在感があって、よく役柄に溶け込んでたと思います。なかなかいい映画でした☆

  • 「冷蔵庫に鯛の刺身と鍋に茄子の味噌汁があるけん、あっためて食べんさい」
    意識が朦朧としながらも、言葉に出るのは、心配なのは息子の食事。ラジオの裏に息子の番組、放送時間をメモして貼って。
    数年ぶりに会ったおばあちゃんに満面の笑顔で抱きしめられた時のあの無性の愛を受けた時と近いものを、この作品からも感じた。


    樹木希林もオダギリジョーも松たか子も小林薫もすべての役者がよかった。エンディングの福山雅治の声にも再度泣かされた。

  • 飲んだくれの自由人である“オトン”(小林薫)の家を出て、“オカン”(樹木希林)と幼い“ボク”は筑豊の実家で暮し始める。
    炭坑町でオカンとその姉妹たちと暮す日々が続くが、高校進学を間近にひかえたボクはオカンのもとを離れて大分の美術高校に行くことを決めた。
    オカンが小料理屋で働きつつ送ってくれる仕送りでボクは、自堕落な高校生活を送る。
    やがて憧れていた東京に出て美大生になるに至っても、ボク(オダギリジョー)は自堕落な生活を送り続けていた。
    故郷のオカンの励ましと学費の援助によってなんとか大学を卒業したものの、就職はせず、町金融で借金をかさねながら暮らす日々も次第に窮まっていった。
    今の暮しぶりを知ったらオカンはどんなに落胆するだろうかと思い立ち、故郷との連絡を絶ち、心を入れ替えて生活を立て直す決心をするボク。
    何でもかんでも仕事を引き受けてがむしゃらに働く内に、イラストレーター兼コラムニストとしていつの間にか食えるようになる。
    借金も完済し、これでオカンに心配をかけることも無いと思っていた矢先、久々に連絡をとった故郷の叔母からオカンがガンの手術で入院していた事を知らされる。
    ボクがオカンを心配させまいと連絡を絶っていた間、オカンもボクを心配させまいと連絡を絶っていたのだった。ボクはオカンを東京に呼び寄せ、再び二人で暮らすことにする。
    上京したオカンを東京見物につれていき、今の仕事が一段落ついたら一緒に東京タワーの展望室に登ろうと約束するボク。
    料理が上手で世話好きなオカンを慕い、家に入り浸るボクの友人たち。
    毎晩のように訪ねてくる彼らにオカンは料理を振る舞い、オトンとののろけ話で彼らを笑わせた。
    賑わいの絶えない幸福な生活がやって来たかに思われたが、間もなくオカンのガンが再発してしまう。入退院を繰り返す闘病の日々。
    衰弱していくオカンの身体はやがて抗ガン剤の副作用に悲鳴をあげる。
    あまりの苦しみ様に見兼ねたボクは、オカンの死期が早まる事を受け入れ、治療を断念する。
    東京タワーを間近に見上げる病室で、副作用の苦しみから解放されて穏やかな日々を取り戻したオカン。
    オカンを慕うボクの友人たちやオカンの故郷の姉妹たち、離れて暮しつつもオカンが慕い続けたオトンが訪ねて来てオカンの残り少ない時間を共に過ごす。
    やがて、オトンとボクが見守るなか、オカンは静かに息を引きとった。
    生前に約束を果たせなかった事を悔いつつも、ボクはオカンの位牌を持って東京タワーに登り、眼下に広がる東京の景色を一緒に眺めるのだった。
    リリー・フランキーの同名小説を、オダギリ ジョー、樹木希林主演で映画化した、母子の絆を描いた感動作。
    昭和の筑豊の炭鉱町で育った主人公・ボクが、平成の東京タワーの下で母・オカンを看取るまでを描く。
    脚本は、『恋の門』の松尾スズキ。
    酒飲みのオトンに苦労して女手ひとつで子供を大きな愛で育て上げたオカンを演じる樹木希林、オカンの愛に甘えぐうたらだったがイラストレーターとして大成するボクを演じるオダギリジョー、大きな愛と強い絆で結ばれた親子愛が、花札と笑わせることが得意なオカンたちが織り成すユーモラスなエピソードの数々(ボクが作って欲しい模型の舟を決して完成させてくれなかったけどデッサンを教えてくれたオトン、近所の友達と花札に夢中になって母親に怒られたオカン、など)や酒やギャンブルにはまってぐうたらな青春をおくるけどイラストレーターとして大成するボクの紆余曲折、東京に負けたオトンと東京に居残ったボクの東京に対する愛憎、オカンのガン闘病を絡めて、脚本の松尾スズキらしいユルいユーモラスな描写満載で描き、オカンの大きな愛がじんわり伝わる感動作です。
    エンディングで流れる福山雅治の主題歌が、泣けます。
    オカンが作る料理を囲むボクと仲間たちの団らん、ボクとオカンが東京観光するシーンが、じんわり温かくなりました。

  • 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」観る。誰もおかんも世界一。

  • いつか見ようと思っていた1本。東京タワーのすぐ近くに住んでいた頃を思い出したりしながら見てました。家族の形はいろいろで、なんの不満もない家族なんてどこにもないのだろうとか、当たり前ですが東京だけで完結するのではなくて、地方のどこかから東京に出てきた人たちはその地との縁も大切にしながら暮らしているのだよなとか、いつか九州の炭鉱住宅にじいさんが住んでいたのを見て聞いてしたことがあったけれど、そんなシーンも重なるものがありました。親孝行にも、家族の形もいろいろあるしなかなか会えてはいないけど、優しい家族と生きてきたのかなとか改めて思った1本でした。

  • 自分を背負ってくれたオカンを、今度は自分が背負う番。

    不安や痛みまではどうやっても背負うことはできないが、オカンの手を引く僕の姿が柔らかくて心地よい。

  • 地方出身者の胸に刺さる名作でした。広い世界の中で病気の親と死別するケースは多々あるけど、だからこそ多くの人の心の琴線に触れるものがあるのだろう。今は亡き樹木希林さんに想いを馳せながら泣きながら観ました。
    余談ですが、オカンの若い頃の女優さん、樹木希林にそっくり!!すごい!!と思ってたら娘の内田也哉子さんなのね。母の若い頃の役を演じるのはさぞ娘冥利に尽きるだろうな。

  • またもや原作先読みでの映画化作品鑑賞。

    キャストを完全に把握しないまま鑑賞を開始し、時間とともに内田也哉子の存在が自分の中で確信に変化していくプロセスが楽しかった。彼女の演技は当然今までに鑑賞したこともなく、写真で数度見かけた程度の認知度だったのでそういう楽しい結果が産まれた次第。あらためて一部観返してみると声が全く同じように感じる場面が多々。例えば冒頭部、「入りきりませんから…」のところとか(笑) 母、希林は全身が病魔に蝕まれてしまっていることを既に公にしている。娘、也哉子にとっても意義深い出演作品だったのではないであろうか、そういう観点から眺めるとまた違った味わいがある。考えてもみると自分の今まで鑑賞した樹木希林出演作において彼女が最若年だったのは三作目寅さんのときの20代後半時、それに対して今回出演の娘さんの方は30も超え、子供も二人いる時期。今後彼女がどういう女優人生を歩んでいくことになるのかは定かではないが楽しみでもある。

    数々のちょい役出演でツボだったのは寺島進、千石規子、小泉今日子、松田美由紀。気づけなかったところでは仲村トオル。伊藤歩との再会はまたもや歓喜、宮崎あおいの出演は短すぎ。

    全体として原作の面白おかしさは抑え気味で落ち着いたつくりになっている。オダギリジョーと樹木希林のキャスティングにはマッチしていたような。

    これまた原作を読み返してみたくなってしまった。

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