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- / ISBN・EAN: 4582297250444
感想・レビュー・書評
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製作年:1953年 製作国:日本 時間:136分
原題:東京物語
監督:小津安二郎
原節子の美しさについてあれこれ書きたい欲求に掻き立てられるけれど、それ以上に杉村春子の役柄が面白い。彼女のような強欲ババアになる資質は誰もが持っていると思う。一番好きな日本映画です。(5.0点)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画って、いいなあと改めて思いました。
語りつくせぬ思いを喚起させてくれる映画。
紀子さん、どうしてそこまでするの?
団扇をゆっくり大きく奏でる
ブリジストン
「幸せなほう」
本当にありきたりすぎて言うこともはばかられる感想だけど、
幸せってなんなんだろう。。って
本当に思わせてくれる
そう思ったとき、涙がこぼれる。
何度も観たい。
これを観ると、自分の幸せの価値観を更新できる期がするから。
小津安二郎でおすすめされ。 -
☆五個に近い四個。
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原節子の外面と内面の美しさがなんともたまらない。
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不朽の名作を再見。心身穏やかな状態で観るべし。イライラしたり、心がささくれだったときにみると、画面にリモコンを投げつけたくなる。
家族の行き違いを淡々と描いた。終盤の「私は偽善者です」の告白をも受け入れるお父さんの器の大きさに脱帽。「年をとると、それぞれの生活が中心となる」。親子の宿命が、同時に悲哀でもある。観る者にそう投げかける小津は、傲慢というより、家族の本質に対して限りなく真摯的だ。
きゃぴきゃぴしてるだけの女優に、原節子の微妙&絶妙な表情と演技をみて、勉強しろ、と言いたい。
ローアングルでのラストカット。これほど「映画が生きている。呼吸している」と思わせるシーンは稀有。スルメのように、よくかんで味わいたい。 -
外国人が”オヅ、オヅ”と五月蝿いので日本人として見なくちゃならんのだろう、という気持ちで見た1本。
良かった。
日本物をほとんど見ないので、私の感想は”古いヨーロッパ映画の家族物語みたい”という感じ。逆輸入感覚だーと自分を笑った。 -
いや、哀しい。
私も今は京子に賛成だよ。
哀しいよね、これを哀しいとも思わなくなるということが。
紀子の本当の父母はどうしてるんだろう、
私はそのことをずっと考えさせられた。 -
時代が変わっても変わらないだろう、
大人同士の家族関係。
面白くはないね。 -
2時間半足らずの尺である家族の人間関係も死も、そこにある交錯した思いも描ききるあたりがそもそも近年の映画に見られない。微妙な感情を、少ないセリフと細やかな表情、そして団扇という小道具で端的に表現する巧みさに驚いた。
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優しさとは何かという、人間の単純で根本的な在り方を知る映画です。人は皆人で、みにくくもうつくしくも無いんですけれど、原節子だけはやはり美しいのでした。何度も観ています。