天然コケッコー [DVD]

出演 : 夏帆  山下敦弘  岡田将生  夏川結衣  佐藤浩市  柳英里沙  藤村聖子 
  • 角川エンタテインメント
3.61
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本棚登録 : 1330
感想 : 285
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126205447

感想・レビュー・書評

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  • 2007年公開の日本映画。


    山間にある分校。
    小学校と中学校は同じ校舎の中にあり、
    全校生徒はたったの6人!

    みんなで行った海水浴、

    お化け騒ぎ、

    夏祭り、

    神社の境内での
    初めてのキス…。


    島根にある山の中の
    全校生徒6人の分校にやってきた
    都会の転校生と、
    町の少女の淡い初恋。


    『リンダ リンダ リンダ』の
    山下敦弘監督が、

    『ジョゼと虎と魚たち』
    『メゾン・ド・ヒミコ』
    『カーネーション』
    の脚本家・渡辺あやとタッグを組んだ、
    青春ラブストーリーの傑作♪


    夏になると
    観返したくなる
    大好きな作品です(^_^)

    しかし
    初恋のキラメキを描いて
    これほどリアルで、
    愛おしくて、
    甘酸っぱい気分にさせてくれる映画が
    果たしてあっただろうか。
    (宮崎アニメのトトロの世界観+リアル「耳をすませば」といった感じ笑)


    人は必ず大人になるし、
    無垢なままでは
    生きてはいけない。


    この映画のテーマと言える
    そよの言葉、

    『もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、
    ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう』


    が胸に沁みます(>_<)


    田舎町の田園風景と
    繊細な四季を
    閉じ込めた映像が
    なんとも心地よくて


    そよと広海が
    繋いだ手を
    ギュッと握るシーンや、

    チュウしたくて
    ウズウズしてる描写は(笑)
    誰もが
    キュン死にすることでしょう(笑)(>_<)


    キャストでは
    主演の夏帆と岡田将生が
    とにかくキラキラと
    輝いています!
    (特に夏帆の、揺れ動く繊細な少女期の心を表現した自然体の演技は特筆もの!)


    クライマックスの、
    そよが
    黒板に頬をすり寄せキスをして、
    教室に最後の別れを告げるシーンが
    またなんとも秀逸で
    印象深かったなぁ〜♪
    (渡辺あやの脚本は
    やっぱツボでした)


    田舎の縁側で
    ぼんやりマッタリと
    日向ぼっこをした時のような
    和みをくれる、
    心に残る作品です。


    ラストに流れる
    くるりの主題歌
    『言葉はさんかく こころは四角』

    映画の世界観に
    またドンピシャ!(^_^)v

    • 円軌道の外さん

      torachanさん、
      コメントありがとうございます(^O^)

      あはは(笑)
      いえいえ、これマジでいい映画ですよね!

      ...

      torachanさん、
      コメントありがとうございます(^O^)

      あはは(笑)
      いえいえ、これマジでいい映画ですよね!

      もう夏になると
      ストーリーを見るというより、
      あの世界観に浸っていたくて
      音を消して
      ずっと映像だけを流しています(笑)

      岡田くんは
      この頃の方が良かったなぁ〜(笑)

      夏帆ちゃんは
      いまどき珍しい
      いい意味で昭和を感じさせる
      凛とした女優ですよね♪

      あと分校の小さな子供たちの演技が
      ホンマ良かったです(*^o^*)


      2012/05/01
  • 原作者のくらもちさんの大・大・大ファンで
    その中でも天コケが1番好きな作品!!!
    それが映画化と言う事ですごく期待して見ました!!

    まず出演者たちがすごくいいです!
    期待を裏切らず漫画の中から出てきたみたい!
    シゲちゃんなんかよく見つけたね!ってくらいイイ!
    が、お父さん役の佐藤浩一はカッコよすぎかも(笑)

    田舎の風景もなごむしとってもよかったんだけど・・・
    一つ不満があるとすれば・・短いっっ!!
    あの世界観をあらわすにはやはり北の国からのように
    ゆっくりと1年をあらわしーのじゃないと。
    何気ない日常を淡々と映して欲しいと心の底から渇望!
    原作を読むとわかるんだけどホントみんないい味出してて
    ずっと見守っていたいと思わせる作品なんですよ!

    自分も子供の頃、長期休みには田舎で過ごしてたから
    ノスタルジックな気分になってあの頃のあの時間は
    宝物だったんだなと改めて実感したりして。

    とにかくもっともっと見たい。
    連ドラでやってくれーーーー!!!

    岡田将生クンはステキすぎ♪

  • ★4 
    + 脚本の渡辺あや氏の正しい映画化姿勢。原作愛への加点

    = ★5 満点!

    この映画を観てよかったなぁと思えるとても可愛い映画でした。

    監督が山下敦弘さんだということでリストアップしていた作品。
    加えて先日感銘を受けた「その街のこども」の脚本を書かれた
    渡辺あやさんだということで見ることとしました。

    それは間違いじゃありませんでした。

    脚本を担当された渡辺あやさんの絶大なる作品愛が見事に結実した映画。
    彼女が製作前に原作者のくらもちさんへ宛てた手紙を見れば
    その真摯な作品に対する思いが伝わってきて嬉しくてありがたくて涙が出ます。

    -そのお手紙の抜粋-
    私に脚色がゆるされるとしたら、私という脚本家の爪跡がどこにも残らないような作業をしたい。原作の輝きをあるがまま、可能な限り正確に映像に転写すること私にとって最大の課題。監督をはじめ全てのスタッフへそれは徹底をお願いしたい。

    そんな彼女が推したのが山下監督。
    悪い作品になるわけが無い。

    私は原作を読んだことが無いので原作との比較はできませんが
    くらもち先生もその製作の姿勢、出来上がり全てになんの文句もないという
    これ以上ない賛辞を述べていたことでもこの映画の出来を物語っていると思います。

  • 夏帆のかわいさと、エンディングのくるりだけが素晴らしい映画。
    名言とかメッセージ性なし。ただ中学生の青さや、健気な気持ち。初々しさが良い。
    1ストーリー毎に暗転していくのも空気に入り込めない。ストーリーに連続性を持たせて、キャラクターを活かしきれない。
    夏帆のかわいさが無かったら観る価値なし。

  • とにかく報われる恋愛の映画が観たかったんです。
    登場人物が中学生ならほのぼのしてそうだし、
    別れるにしても、どろどろしたり死んじゃったりとかじゃなくて、
    転校とか進学程度かなーと思って手を出しました(笑)



    悪い人がいないし、たいした事件も起こらないし、本当にほのぼのと観れました。
    方言かわいかった!
    「行ってきます」という意味だと思われる「行って帰りまーす」っていうのが面白い。
    あと、「○○しなさい」を「○○しんちゃい」っていうのがすごくかわいい!


    全校生徒6人で男の子はこうたろうだけの学校…。
    大沢くんが来て1番うれしかったのは本当は彼だと思います(笑)

    中学のときにあんな大人びた子がいたらそりゃ好きになるわー。
    中学生の恋愛の初々しさを期待してたけど、初々しさ担当はもっぱらそよちゃん。
    大沢くんは全然初々しくない!(笑)

    バレンタインチョコの件も
    「わかるよ。いろいろあったんだろうなーって。なんとなく」
    って何にも聞かなかったり。
    そよちゃんが、自分が捨てた大きなブロック抱えて歩きまわってるの見て、
    捨てろとか言わないで砕いてカケラを渡したり。


    伏線のように置かれてたのに、回収されずに終わってしまったものも多かった気がします。
    原作の要素をできるだけ盛り込もうとした結果なのかな?
    シゲちゃんの悪意みたいなものとか、そよのお父さんのなんやかんやとか、特に不穏なものについては、回収しきれないんだったらいっそカットしたらよかったんじゃないかな…。
    ひたすらほのぼのしててくれたほうが私は好きだったかも。

    全体的に、作品・ストーリーとしてというよりは
    「ほのぼの」や「きゅん」で楽しめる映画だと思いました。



    ちなみに原作のコミックを1から5巻まで読んでみました。
    最近のマンガとは違う絵の雰囲気に慣れないせいか、私はあまり好きになれず…。
    登場人物のキャラクターも、そよちゃんが底抜けにいい子で、大沢くんも歯に衣着せられないだけでいい人で大人っていう映画版の設定のほうが私は好きでした。

  • こんな田舎に住んでみたい。

    田舎道で手つないで好きな人と歩きたくなる。

    ただ隣にいたい。

    はじめてのキスってどんなだっけ。

    この映画の二人を見ていると、
    思い出さずにはいられない。

  • 夏帆ちゃんがどうやら訛っているらしく、とても興味があります。

    追記
    観ました。完全に夏帆萌え作品です!だが、それがいい!ってヤツです。

  • ◆良かった所◆
    主人公をとり巻く脇役達が原作とそっくり

    ◆感想◆
    くらもちふさこさんのマンガは大好きで殆ど読んでいるのですが、
    「天然コケッコー」も全巻揃えています。
    原作ファンとしてはちょっとガッカリな作品でした

    原作を見てない人には理解できないストーリー展開・・・
    どうして2人が付きあうようになったのかとか
    大沢君はそよちゃんのどこが好きなのかまったく伝わって来なかったと思います。
    そよちゃんのお父さんと大沢君のお母さんの関係も中途半端で終わってしまってるし
    エピソード詰め込み過ぎでしかも中途半端に終わってて勿体ないなって思いました・・・

    blog記事→http://hanadiningroom.blog32.fc2.com/blog-entry-963.html

  • 一緒に見れた

  • 原作がくらもちふさこ。最近の邦画はこういう日常系ばっかりやなあ。。。ルックスは決して日常ではないんやけとな(笑)夏帆がかわいい。あと、ちょっとだけてでくる猫がめちゃくちゃかわいい(笑)ラストなんかは、河瀬直美の映画のように光と風を構成したいい撮影、照明、音響。しかし。。。コレがキネ旬ベスト2やと。やっぱ選者どっか審美眼がへん。

  • アットフォームな雰囲気がいい

  • 夏帆が最初から最後までかわいい。東京から岡田将生が来たことによる自意識の目覚めがかわいい。素朴さが消えていく話だったら嫌だったけど、根っこからピュアピュアで最後までよかった。

  • “我が家の家宝”こと夏帆を愛でる為だけの映画

    ストーリー的にイマイチ?少なくとも30代男子が見る内容では無い映画かと…

    若かりし頃の夏帆と、岡田将生が出演している事に対して星1つ⭐️
    主題歌が、くるりの『言葉はさんかくこころは四角』と言う事に星1つ⭐️

  • 少女漫画から飛び出してきたような清純で可憐な夏帆さんと岡田将生さんのかっこよさに目が釘付けになりました。

    海水浴に向かう途中でのお化け騒ぎの後、危機一髪のそよをさらっと救出する大沢くんのかっこよかったこと!その帰り道に「こっちに来ればふたりになれるかなと思って」なんてイケメン岡田くんに言われたら、速攻で恋に落ちちゃうよね。
    神社の境内での初めてのキスも、初々しくて眩しかったです。

    『もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう』

    そよのお父さんと大沢君のお母さんの中途半端なエピソードが清涼な世界観の無駄な沁みになっていて、丸ごといらなかったなぁと思いました。

  • itunes storeで初めて映画をレンタルしてみました。
    思春期の淡い恋愛を描いたものです。皆が顔見知りのちいさな街という場面設定を生かした素敵な映画です。私自身はうぶでしたので、中学生のときは大した恋愛ができなかったですが、この映画を見て思春期の甘酸っぱい恋愛を疑似体験できた気がします。

  • 細部まで丁寧につくられた、いい映画。
    主人公の夏帆はすこやかで清潔で、さっちゃんは本当に愛しい。映像は悉く美しく音楽もいい。

    そよの鈍感さと率直さ、後悔して一人くよくよ悩んで、そしてまた忘れて・・・自分の遠い記憶をくすぐられる。

    渡辺あやという人の脚本がすごく好きなんだということがわかった。あの「メゾン・ド・ヒミコ」も手がけたというではないか。

    素朴な映像の中で、唯一幻想的な、そよが東京で耳を澄ませながら歩くシーンが印象的。

  • 山下敦弘の優しい感じが出ていて良かったなぁというのと、レイハラカミの音楽が良かった。ストーリー展開はさほど起きない落ち着いた映画だなと思う。モラトリアムたま子のほうがもうちょい面白いかなぁ。

  • 中学2年生の右田そよの通う学校は小中合わせても生徒が6人しかいない田舎の学校。
    東京から転校してきた大沢広海に そよは恋心をいだきはじめ・・・。

    ちょっと変わった美少女、こういう役は夏帆ちゃんハマるなぁ。
    他人の気持ちわからずに発言したり行動したりする そよはアスペルガーとかADHDかなと思ったのだが、そういう設定は見つかりませんでした。
    原作コミック連載当時はまだそういう言葉はなくて、天然ってことになっているのかなと思いました。

  • 【見どころ】
    シゲちゃんの再現度

    【あらすじ】
    島根の田舎、小中合わせて全校6人の学校に東京から転校生がやって来た。初めての同学年にドキドキのそよちゃんだったが、転校生大沢は毒舌マイペースで拍子抜け。しかし狭い村中での日常やイベント(修学旅行など)を通して打ち解けて行くのだった。ちなみに原作の中学生篇をかなり忠実に実写化しています。

    原作もほぼ1話完結の日常ほのぼのグラフィティなので、
    特にネタばれはありませんが1つ気になることが。

    本編で、そよ父と大沢母が2人でいるところを目撃したそよが、自室でもんもんとするシーンがあります(もちろん原作にもある)。原作ではどうしてそうなったのかが後日明らかになるのですが、実写版ではその点には触れず終了します。

    という訳で原作未読の方には、あれ実際何だったの?と不完全燃焼な気持ちになるのではないだろうか。

    ちなみにワタクシも瀬戸内地方のかなりな田舎出身。作中のように海千山千ではなく、田んぼだらけの風景でしたが方言も似ているのでノスタルジー。あんなに過疎地ではありませんが。

    同じ監督のリアリズムの宿も大好き映画です。天然コケッコーから恋愛とピュアとカラフルさを抜いた感じ。

    ※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載

  • wwowowで録画視聴。
    なんとなく以前から観たいと思っていた作品。
    予想していたより少女漫画テイストが強かったのですが、それでも嫌味なく楽しめました。
    田舎の良さも田舎の悲しさも、どちらも過剰になる事無くあるがままに描かれていると感じます。
    そこに住む人たちの日常をそのまま切り取ったような、セリフともつかない会話の情景というのはともすると物凄く退屈になり、見ていて不思議な疎外感を感じたりもするのですが、この作品ではそういう事が全然なく、何気ない会話も逆に身近に思えました。
    他所の家のホームビデオと自分の家族のホームビデオの違いというか…同じような事が起きているだけなのに愛着や楽しさが違うという印象。
    たった二時間の映画の中で登場人物に愛着を持てるかどうかというのは、ストーリー展開以上にその映画の楽しさを左右する重要な部分だと思います。
    そういう意味でこの映画は名前さえ覚えていない隅々のキャラクターまで愛しく思える良作でした。

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