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- / ISBN・EAN: 4988104046642
感想・レビュー・書評
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黒澤明監督の 「天国と地獄」を見ていないので
比較することが できない・・・・
素直な眼で見ると・・・
なぜ 研修生の妻夫木聡が
誘拐犯になろうとしたのか?
佐藤浩市の家が 立派で うらやましく思った?
から・・・・・では あまりにも 希薄。
もっと濃厚な 心理的な背景が やっぱりほしい。
経済的な格差・・・・が 犯行の動機
であれば・・・時代を反映するが・・・・
知能犯として いまの時代には
誘拐では ちょっと難しいなぁ。
それで 共犯者二人を 麻薬でショック死。
???
それのほうが 罪が重いはず。
罪のバランスが うまく取れていない・・・
麻薬を扱うなら・・・・もっと 悪になるはずだが・・・
舞台は 北海道 小樽。
カラスが 微妙に多い・・・・不吉感がある。
頑固で古風な 社長
専務一派の 現代的な経営手法。
佐藤浩市が 常務 工場長・・・こだわり、職人風。
でも 株を買収するために 3億円を用意する。
どうも 職人風的なニンゲンの発想ではない・・・。矛盾。
専属運転手がいる・・・いまどきねぇ。
妻(鈴木京香)の複雑な思い・・・
運転手の息子の身代金を立て替える 心情はうまく出ていた。
3億円は 戻ってきたはずなのに・・・
小さな 手作り靴屋になっているのもねぇ。
本来ならば 元いた会社を上回っていなければ・・・。
中国を視野に入れるとか・・・
報道規制を要求する 刑事(阿部寛)。
それも いまどき無理だよ・・・。
インターネットでいくらでも情報は流れる。
伊武雅刀の坊主頭で白い服で 尾行。
おい。おい。そんなに目だってどうする・・・
気づかれるな・・・といいながら・・・。
動機、共犯者への殺意、警察の対応・・・・
いろいろなところで 破綻しているような気がした。
リメイク するには 細部にこだわる必要があると思う。
松本清張の原作を 映画化するのと
黒澤明の映画をリメイクするのは ちょっと手法が違うねぇ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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