ミネハハ 秘密の森の少女たち [DVD]

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監督 : ジョン・アーヴィン 
出演 : ジャクリーン・ビセット  ナタリア・テナ  アンナ・マグワイア  ハナ・テイラー・ゴードン 
  • ジェネオン エンタテインメント (2008年2月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102461232

ミネハハ 秘密の森の少女たち [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • John Irvin監督の2005年に公開されたミステリー映画。本作は、前年公開の"エコール"と同一の原作を使用していますが、全然印象が違う作品に仕上がっています。外部との接触を制限され、バレエ、器楽、礼儀作法のレッスンを受ける森の中にある全寮制の女子校の生徒たちの姿が描かれます。なぜ、そんな事をしているのか…。"エコール"に比べ直接的な表現が多く、ストーリーを重視するなら、こちらの作品の方が分かりやすいと思います。そういうシーンに耐性のないかたは雰囲気を楽しむ"エコール"の方が良いと思います。

  • 孤児の少女を育てる寄宿生の女子校のお話。
    閉じた世界で無垢な少女たちがバレエを習い生きていく。

    友達の脱走(最終的には死ぬ)や秘密を知ったことでの懲罰(最終的には死ぬ)、バレエの主役争い(ふたり捕まる)などドラマチックな出来事がありながら映画全体の雰囲気は淡々とした感じ。
    暗いですが思ったより鬱ではなかったかなという印象です。

    女性同士も含め雰囲気エロというか、空気感が艶めいて秘密めいた映画でした。
    耽美という言葉であってるかわからないですが、そういう雰囲気。

    キャラクタとしてはイレーネが好きでした。
    冷静で大人な表面と、大切なヒダラのためなら友達を貶めることも厭わない、自分のそういう行動を絶対ヒダラには明かさない。
    ヒダラが「女」になった瞬間を敏感に感じとり絶望して身を投げ出す・・・。
    ヒダラがラストで目覚めた赤の激しさと対比された、青の激しさを持つ少女だったのだなと思います。
    ゲルトルートとブランカの関係もよくあるひいき関係かーと思って見てたんですが、校長とゲルトルートの会話を見てると、親愛と庇護欲でできた関係あったのかなあとも感じました。直観的にですが、一番きれいなふたりだったんじゃないかなと思いました。

    シーン的には元生徒の召使いとの会話のシーンと、図書館の奥に閉じ込められて校長にも開けてもらえなかったシーンが怖くて好きです。
    大人こえー。校長考えることこえーでも効果的ー。

    最終的にはそこは結局閉じた世界で少女はどこにも行けないのでした?
    主役になったって公爵に気に入られたってそんなこと意味はなくて、ここからは出られるのは死んだときだけよっていうことなんでしょうか。
    エコールも近々見てみたいと思います。

  • 評判は悪いようだが、個人的には嫌いではない。エコールという映画と対比させてみるのがよいようだが、そちらは未読である。エコールを気に入った人には、こちらは現実的であり、なおかつ残酷描写や性描写が多すぎてどうにも好きになれないらしい。個人的にはまあ嫌いではないのだが、一言で言えば「刷り込み」とでも言えばいいのかもしれない。それは環境要因を含めてのだけれど。その世界で当たり前のように育てられてきて、その世界で当たり前のように生活してきていると、その世界から抜け出そうという気力が当然のように生じなくなる。そうしたある種の無気力が、その世界から脱しようとする人をも飲みこみ、場合によっては殺してしまう、そうした風情が延々と感じられる映画であった。

    内容自体は、どこかの森の奥にある女学校で、女子学生たちがバレエの練習をしているといったもの。しかし、実は彼女らは恐らくは小さい頃に誘拐でもされて連れてこられたようで(あるいは捨て子か)、森の奥に閉じこめられているというのが実情であり、彼女らはバレエの練習をしているものの、実はそれは見世物のなるためであり、主役に選ばれた少女(=ヒダラ)は侯爵の慰み者になるという始末。かなり烈しいプレイをしていたようで、おまけに無理やり処女を奪われるといった描写がなされており、股間に手を当てて血がべっとり、というのもかなり見ていてしんどいものがある。おまけに序盤は踊り続けてどんどん靴が血で染まっていくというオープニング映像。主要メンバーはことごとく死に、まるで救いがない。秘密を守るために、とあるが、実は秘密を守ることで得があるのは、性的に少女を蹂躙できる侯爵だけでその他のどの登場人物にも得がない、にも関わらず誰しもがそこから抜け出せないのは上記の思考停止の無気力状態故なのだろう。ヒダラは、日本的には顔が四角いしあまり好まれない顔かもしれないが美しいといえば美しいが、恐らくは準主役級の少女たちのほうが可愛いと感じた人が多いのではないかと思う。個人的には嫌いではないのだが、テーマ性みたいなものはかなりややこしいのか、何も考えていないのか判別がつきにくいが、少々わかりにくいが、敢えて言うならば上記の無気力感による閉鎖性と、結果として鬱積する狂気みたいなものなのだろうか?主演の子の相手役(=イレーネ)が、自殺する理由だけ明言されていないが、恐らくは、ヒダラが侯爵に妖艶に笑いかけるところに、女としての媚びみたいなのを感じて(ヒダラへの愛が深いゆえに)絶望してしまったからなのではなかろうか?と思うし、最後のところでそれをあたかも校長が意図したかのように述べられているので、ある意味これは繰り返されてきた悲劇であり、間接的な操作があったのだろう。総じて美しい幻想性は皆無かもしれないが、残虐的な幻想性で言えば高いと言えよう。途中、途中で伏線を放ったものの、回収されないといったシーンが複数見受けられ(同性愛が発覚して召使になったという二人やら)、侯爵の力がどれだけ強いのか?(国家権力をねじ伏せるほど?)、時代はいつなのか?とか疑問が残るものの、まあ、嫌いではない一作。

  • 後半20分くらい、ひどすぎる。
    私はオカルト見たかったわけじゃないんだけど。
    趣味が悪い。

    エコールのほかのひとのレビューを見て、そう良くはないことは予測していた。
    いやな予感は初めからあった。
    黒いドレスでドーベルマン飼ってる女の校長とか、どこの三流漫画家ですか・・

    *
    でも途中までそう悪くなかった。
    準主役の彼女に救われていたところが多分にある。

    何故彼女は死んだのか?それだけは、考えるに値する。
    彼女は何故死んだのか?

    ヒダラが公爵(男性)に微笑みかけたから?
    (失恋の予感。女性が、他者としての女性を男性によって奪われることへの予感)
    薔薇を投げた公爵の目線にヒダラの運命を悟ったから?
    (それまでの彼女の行動からして、ヒダラのその後を予感しながら舞台から逃げ出すことはあり得ないのではないか?)

    彼女の死が明らかになるまで(殺し方もひどかった。映像的に。)
    私は彼女の方が選ばれるのではないか、と思っていた。

    準主役が、本当に主役に転化することがある。
    もしそうであったなら、私のこの映画に対する評価は180度反転していたかもしれない。


    ラストシーンはほとんど眼を背けていたので(オカルトは嫌い!!!!)見誤っている可能性もあるけど、
    そうでなくてもあの感じには2つも3つも読み込めるメッセージはあると思う。
    (つまり、「召使に人格はない」というせりふと結びつけて)

    しかしどう好意的に読み取っても、私はあのラストには不満しか覚えない。

  • 外から守られて欲しいものもちゃんとある、安心で奇妙な森の中に閉じ込められ、自分たちがどこからやってきたのかも疑問を持つことのない少女たちの寄宿学校での生活。

    「エコール」よりは少し成長した少女たちの物語で、「ピクニックアットハンギングロック」の世界観と、「私を離さないで」に更に毒を刺したようなイメージでした。

    バレエを踊り、水辺で遊ぶ少女たちの姿、そしてちょっとガールズラブ風なシーンなど、どこを切り取っても美しく、観賞用としてもうっとり観ていたくなる前半とは打って変わり、謎に包まれた、寄宿学校の秘密を知った時から物語の雰囲気は一気にホラー調に変わる。

    比喩的表現のまま、なんとなくオブラートに包み、バレエを冒涜してないエコールのほうが私個人には好きだけど、寄宿学校の怪しさに首を突っ込もうとする熱血警察も出てきたり、先生の苦悩まで描かれてたりして、こちらの作品の方がしっかりとストーリーとして構成されているので、エコールが曖昧すぎてお口に合わない人には見応えはあると思います。

    冒頭のトウシューズがだんだん血に滲む様子が印象的で、何も疑問を持つことなかった幸せな時代からが次第に破壊されていく少女たちの末路を物語っている。

    因みにプリマのヒダラよりも、美しくないとされたイレーネのほうがかわいいと思ったのは私だけ?

  • 金持ちおやじに食われるために育てられる何も知らない少女達というえっぐい話。
    鼻が大きいユダヤ人顔のため男役にされた少女とプリマドンナに選ばれる主人公の、レズビアン未満ウーマンスな関係が美しく悲劇的。
    鼻の大きい子は主人公がプリマになれるよう応援していたのに、プリマに選ばれた子の運命に気付き絶望し自殺する。突然の彼女の死に取り乱しながら全てを悟った主人公が、運命に叛逆を試みてからのラストまでの流れがショッキングで救いが無い。

  • 生々しかった…これにオチつけようとするとやっぱりそっちにいっちゃうのか…
    「エコール」と同じ原作でもだいぶ印象変わる。

  • 犬怖い

    もう一つのミネハハも見たけど、やっぱり不思議な雰囲気だなあ

  • この世は残酷・・・
    後味はわるいです
    しかし「こわいけどきれい」というセリフが胸を打ちます

  • 原作を知らない状態でDVDを観ました。
    いつの時代を舞台にしているのか分からないけれど、美しい少女たちが長いスカートの裾を翻し走り回ったり、練習着でバレエを練習しているシーンや、教師たちのスーツドレス姿、古くさい寄宿学校すべてに見とれました。レトロ感が個人的にはお気に入りです。
    綺麗だと見とれてしまうシーンは数あれど、もっとも目を奪われたのは冒頭のバレエのステップを踏む足のアップ。
    まったくの素人ながら、バレエは爪が剥がれてしまうと聞いたことがあり演出と分かっていても、じわり滲んでくる鮮血の赤が痛々しい。なのに目がそらせなかった。

    ストーリーは明確なものがありわかりやすく、ここまで低い評価をされるのには首を傾げざるを得ません。
    エコールとは異なる、サスペンス調なのがいけないのでしょうか。
    同じ原作を根幹にしていながら、まったく違う作品に仕上がっていて面白いと思うんですけどね。映画化で原作の改編なんて珍しい物でもあるまいし。
    原作ファンはシビアですね……。

    個人的に、ヒダラとイレーネの役者は逆の方が良かったかなぁ……なんて。

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