復讐するは我にあり [DVD]

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監督 : 今村昌平 
出演 : 緒形拳  小川真由美  倍賞美津子  フランキー堺  ミヤコ蝶々 
制作 : 佐木隆三  馬場当 
  • 松竹ホームビデオ (2009年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105055636

復讐するは我にあり [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 緒方拳の鬼気迫る悪者っプリが凄い。
    小川真由美、倍賞美津子の妖艶さが濃い。

    どうにも悪い人間というのはいるもので
    一歩間違えばという人もいれば
    とことん間違えっぱなしの人もいる。
    ギラギラして、豪放磊落に振舞って
    粘着的に他人にまとわりつつも
    どこか孤独感がただよう。

    主人公榎津巌はこの映画で見る限り
    何が彼をその凶行に向かわせるのかもわからない。
    ここでは謎へのつじつま合わせのような答えは用意されていない。
    多くの作品はあざやかな答えを描くところにカタルシスがあるが
    この映画は答えなどなくともそれでいいと思える。

    巌も父も嫁も浜松の人々もいかに「人間の業」の深いことか。

    今の映画も良いけれど
    昔の邦画も凄いのがいっぱいあるなぁとつくづく思う。
    内藤陳さんじゃないけれど「観ずに死ねるか」である。

  • どうしようもない映画。緒形拳の演技はさすがの一言だし、他の役もいいし、カメラワーク、セリフ回し、それぞれ光っているのだが、おそらく当時映画に求められていた性と暴力の多用が苦手なんだろう。「捨てがたき人々」と通じるものはある

  • 解釈困難な映画。単に殺人犯の半生を綴っただけでない。宗教感はタイトルのみ。映像美って感じでもない。直木賞受賞の原作をすごく読みたい。

  • アマゾンプライムで見たが、なかなか、ひかれる表題で、以前から、見てみたいと持っていた。見る前はこの表題から、不当な扱いを受けた緒方拳演じる主人公が相手に復讐する映画と思ったが、実は、この主人公が、性として持っている本能のままにただ、人を殺している人間で、この主人公が立ち寄る場所の人間たち、また、主人公の両親、その妻も罪深い人々であり、この主人公と一線を越える越えないか、あるいは、後の刑務所での務めが嫌で踏みとどまるかどうかどうかの違いしかないのかも知らないと表現している気がする。しかし、この映画の主人公もドラマになるが、この主人公の家族、また、立ち寄った人たちも実際にこれほど、罪深い人だったのか、事実は、小説よりも奇なりか、そこが知りたい気がするか、しかし、映画以外では、主人公以外は、話題になっていないので、おそらく、作家の脚色ではないかと思うが、

  • (1979年作品)

  • 2人の惨殺死体が発見され、榎津厳が指名手配された。
    逮捕された榎津厳は、これまで5人を殺害し、詐欺と女性関係を続けてきた逃走の日々や生い立ちを語るのだった。

    殺人鬼 榎津厳(緒形拳)の話よりも、 厳の父 鎮雄と妻 加津子の話の方が面白い。
    最近の描写過激なのに見慣れたからってのもあるかもしれないけど。
    鎮雄(三國連太郎)の偽善者っぷりや、加津子(倍賞美津子)のエロさにやられます(^^;

  • 緒形拳、三國連太郎、倍賞美津子、小川真由美、そして清川虹子! この誰をとってもアカデミー賞並みの演技であり、また、この作品全体もアカデミー賞(日本アカデミー賞ではなくて本当のアカデミー)をもらってもおかしくない傑作。奇妙なエンディングも含めて「マスターピース」と呼ぶべき作品ですなぁ。

  • もうハチャメチャ。。。
    犯人の逃走劇なんだけど、
    逃げ込んだ先もメチャクチャな感じだし。

    昭和ってグレーな感じが多くて、
    いいな〜って感じ。(本編と関係ないが)

  • そして父は息子の骨を山の上から何度も投げ捨て、
    骨は反抗するかのように何度でも空中で静止してみせた。
    死してなお終わらない父子の激しい感情とは…。

    巌は少年時代、横暴な軍人に頭を下げた父が許せず、反抗して愚連ていきます。
    敬虔なクリスチャンの父はそんな息子を扱いかね、疎むようになりました。
    父は本音を抑える生き方を選び、息子は本音をぶつける生き方を選んだのでした。

    月日は流れ巌は結婚しましたが、父は息子の嫁と愛し合うようになります。
    ただし清くありたい父は気の無い素振りを見せ、替わりに他人に嫁を犯させます。
    嫁は嫁で他人を父と思って受容れました。
    親子の溝は決定的になり巌は家を飛び出しました。そして始まる連続殺人事件…。
    この父子は、羊の皮を被った獣と、本能に身を任せる獣なのです。

    ついに捕まった巌は留置所で最後の面会をしますが、父子は罵りあいます。
    「おいもあんたは許さん。あんたを殺しとけばよかったと思うたい。」
    「お前は恨みの無か人しか殺せん種類たい。」
    最後まで認め合わない父子。
    似たもの同士だからこそ、己の嫌な部分が見え、反発し続けたのだろうか。
    所詮父子とはそんなものなのだろうか…。

    因みにタイトルは聖書の一節だそうです。
    罪を裁くのは人ではない。復讐は神が行うのだという意味らしいです。
    誰も彼も存在感抜群の役者陣の熱気と狂気に圧倒される日本アカデミー賞、ブルーリボン賞などを総なめにした作品です。
    (090601鑑賞)

  • 男と女、父と子、生と死、性、宗教、愛、憎しみ。この作品で語られることは多いが、巌の真意は語られないまま。無理に理由付けしない潔さが良い。福岡から、東京、静岡へと逃亡する巌を、丹念に追い続けている。それにしても松竹DVDの特典シネマ紀行は、相変わらず面白い。

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