- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988105055650
感想・レビュー・書評
-
明治維新という美名が残りましたが、クーデターを仕掛けていたのが改めてわかります。ただ、「ええじゃないか」踊りと「おかげまいり」という大衆が暴発する描写は表面的でした。お伊勢参りという名分があり、労働放棄を使用者側や幕府が制御しづらく狂乱が大きくなったという面や個々の参加の発端部分を描くと説得力が増したでしょう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ストーリーは、
この長さが必要か?ってくらい、
普通の感想。
感動したところは、
引きの絵の美しさとバリエーション。
ここまでの絵づくりは、
日本映画では、もう出来ないのでは。
庶民の暮らしと昭和のゆるさの奇跡。
面白いかと言うと、普通。 -
みんぱくの「見世物大博覧会」見に行って、そういえば見世物小屋の蛇娘がこの映画に出ているって言ってたなと思い出して、見た。冒頭のシーンで蛇食べて火を噴いていた。ええじゃないかのサウンドデモっぽさと、蹴散らされても火を消さない姿が力強い。
-
小沢昭一製作、今村昌平監督、三木のり平出演の明治夜明け前モノってんで、きっと怪しくて猥雑でタダモノではないだろうと楽しみに観ました。
案の定、女郎屋、見世物小屋の描写にはリアルな生命力を感じました。
ただそれ以外に、粋とか深みといった面白さは感じられませんでした。昭一っつぁん、企画と義理でカネ出させられたかな…。
でも出演者は渋い俳優が勢揃いです。
人情味と非情さを併せ持った親方を演じる露口茂が良いです。
「時代が変わる直前の混沌とした感じ」と、「バイタリティというよりも生きるために何でもするしかない民衆の死生観」が凄く伝わる映画でした。
(090308鑑賞) -
今村正平
桃井かおり
が、性を商売にしながらもたくましく生きる女性を演じる。
しなのある演技。