たそがれ清兵衛 [DVD]

監督 : 山田洋次 
出演 : 真田広之  宮沢りえ  小林稔侍 
  • 松竹ホームビデオ
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105055735

感想・レビュー・書評

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  • 山形、鶴岡などを舞台とした作品です。

  • 良かったなぁ。とても。美しい映画でした。

  • 山田洋二監督が描く時代劇。
    山田洋二は小津安二郎を髣髴とさせ、人と人のふとした日常を描かせると本当にうまい。

    <a href="http://d.hatena.ne.jp/yasyas/20080420/p1">「たそがれ清兵衛」レビュー</a>

  • 途中から見たのですが、
    ほろりとさせてくれます。

    江戸時代の不条理な階級制度、
    身分や家がとてつもないウエイトを占めていたことがよくわかります。

  • 真田広之演じるたそがれ清兵衛は、とても好感の持てる“いい人”で、飾らなさ、潔さ、純真さ、真面目さ、思いやり・・・心のきれいな人間で、宮沢りえ演じる女性との愛も美しく描かれていました。時代劇で観やすくて良い作品を薦めるとするなら、コレ、推せます。

  • 2003年観賞
    日本アカデミー賞を総なめにした映画。見逃していたので、観てきました。うん、りえちゃんいい味が出てきました。やはり哀しい恋、辛い恋は女に奥深い味がでるようにしてくれるものなんだと今一度確認したかな。壬生義士伝とは同じ時代の物語とはいえ、正反対の物語と言ってもいいかな。

  • 清兵衛も大好き。この素朴さがたまらない

  • 「隠し剣鬼の爪」同様、原作藤沢周平・監督山田洋次の最高傑作。真田ひろゆきと宮沢りえの演技が光っていた。山田洋次×藤沢周平シリーズでランキングするとしたら、
    1. たそがれ清兵衛
    2. 隠し剣鬼の爪
    3. 武士の一分
    かしら

  • 2002.11.21 (thu) 04:59 [TGSとSBK]より

  • リアルで人間くさい侍を描いた映画。

    ラストの一騎打ちはとてもリアル。
    真剣での勝負、自分の命が絶たれるのではという不安感や緊張感がひしひしと伝わってきた。
    そういう戦い方だった。

    劇中にはいろんな武士やら、武家の嫁やら、隠居したじーさんやら出てきて、「ああ、武士の世の中、こんな風に皆生きてたんだなあ」と思い知らされた一作。
    侍のリアルを見た。

  • 原作先読み。
    藤沢周平の世界の雰囲気は損なっていなかったので、
    まぁ良かったです。役者がわりとはまってた。
    ただ、映画先の方がもしかしたら正解だったかもしれない。
    この映画は原作の短編集である『たそがれ清兵衛』の中の
    表題作「たそがれ清兵衛」と、
    別の短編「祝い人助八」という話を混ぜたようなストーリーになっている。

    映画の清兵衛は男やもめで
    10歳と5歳の娘2人と、耄碌した老母を養っている。
    なので家事のためにたそがれ時になると
    酒の誘いも断り家路につく男である。

    ところが原作版「たそがれ清兵衛」は、
    病で寝たきりになっている妻の世話や
    家事をするためにたそがれ時になるとそそくさと城を後にする
    無口だが優しい夫として描かれている。

    映画の清兵衛のように男やもめで身なりが汚く、
    夫から暴力を受け離縁してきた美人と惹かれあうのは
    「祝い人助八」の方である。
    (祝い人(ほいと)とは乞食のことで、
    周囲が身なりの汚い助八を嘲ってつけた渾名)

    双方とも所帯じみてはいても
    結局清兵衛も助八もお約束どおり実は強い剣の使い手なのだが。
    どちらの話が好みかは個人によると思うが、
    少なくとも私は「妻を甲斐甲斐しく世話し、想い、
    大切にしている夫」というイメージがあったため
    映画の清兵衛にはちょっとだけ裏切られた。
    だから、映画先の方がよかったかもと思ったのでした。

    ただここでうまいと思うのは原作のどちらにもない娘2人の存在で、
    彼女たちがいることによって清兵衛のやさしさが強く印象に残る。
    しかもこの娘の子役たちがけなげでかわいいのだ。
    原作清兵衛ファンには
    「父」清兵衛も良いかもなぁと思わせる効果だ。

    そしてその思わず笑顔になってしまうくらいかわいい娘たちが、
    後に清兵衛の妻となる朋江になつく。
    で、観ている方も朋江を好きになってしまう。
    で、清兵衛の人柄もあいまって、物語に惹き込まれるのだ。


    原作のある映画はそれぞれ賛否両論あるけれど
    この作品は藤沢周平の渋くやさしい世界が
    私のイメージとほぼ合っていて良かった。
    宮沢りえは着物が良く似合うなぁ。

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著者プロフィール

1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年『男はつらいよ』シリーズ開始。他に代表作として『家族』(70)、『幸福の黄色いハンカチ』(77)、『たそがれ清兵衛』(02)、『家族はつらいよ』(16)など。2012年に文化勲章を受章。

「2019年 『男はつらいよ お帰り 寅さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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