レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
- パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2012年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988113756716
感想・レビュー・書評
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属性を超えて孤独が共鳴することってあるけど、それをこんな壮絶な終わりに繋げたかあ…と感心した映画。
天涯孤独の殺し屋レオンと、家庭に居場所のない12歳の少女マチルダ。
同じアパートに暮らす孤独な二人は、いつしか顔見知りになる。
しかしある日、麻薬の運び屋をしていたマチルダの父と他の家族が、踏み込んできた麻薬組織に惨殺されてしまいます。
一人外出していて難を逃れた彼女が、咄嗟の機転でレオンに助けを求めたことから、殺し屋と少女の奇妙な共同生活が始まります。
幼い弟の仇をとるために無理やりレオンに弟子入りしたマチルダと、そんな彼女を厄介に思いながらも殺し屋の仕事を彼女に教えるようになったレオンの間には、いつしか、親子とも恋人ともつかないけれど、確かに強い愛情が芽生えていきます。
けれどそれは、殺し屋としては命取りで…。
正直、展開の速さ、銃と血に頼り気味な派手なバイオレンス映像、対して、心理描写の描き方のあっさり具合…と、構成土台はいかにもハリウッド映画の典型、という感じで、どこかで見たことある感は否めないのです。
けれど、それを補って余りある、登場人物たちの人物像と、それを体現した役者の演技の見事さが、この映画を下支えしています。
朴訥だけど優しく、学はないけど腕は立つ、孤独なレオンを演じたジャン・レノ。
脆さと強さ、そして、あどけなさと妖艶さが絶妙に同居する、成長の途上にあるマチルダを演じたナタリー・ポートマン。
この二人だからこそ、殺し屋と少女それぞれが抱える孤独と、属性を超えた共鳴、いつしか芽生えた奇妙だけど確かな愛情が表現できたと思います。
そして、そのおかげで、ハリウッドらしからぬ、あの壮絶な結末が強い余韻を残します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナタリー・ポートマンが主演女優賞をとったので記念に見てみた。
面白い!
決してハッピーエンドとは言えないけど
「愛される事をしらない少女が、人を愛する事を
人を愛する事を知らない男が、人に愛される事を
知る」映画だと思う。
それぞれの気持ちが交差していて、複雑なように思いきや…
以外とシンプルな作品。
心にのこります。 -
TVにて
少女の頃のナタリーポートマンの背伸びした女の演技、切なく美しい。 -
レオンとマチルダのビジュアル、観葉植物などの小道具等美術面がすごく良かった。マチルダの可憐さ、張り詰めた美しさよ。 ゲイリー・オールドマンの怪演も印象的だった。
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N・ポートマンにつきる。リズムの作りか気持ちよく、いい映画なんだが、ポートマンでなければここまで引き込まれることはなかったように思うな。普段は優しい冷徹な殺し屋いうんはステレオタイプでイマイチ。どうしても二流の殺し屋にしか見えん。女と子供はやらんポリシーが、女で子供のマチルダでやられる要因になってるんだし。スキルの高い男の子と、幼いが大人の女性の破滅行、、、なんや、近松みたい(笑)
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今は「ナタリー・ポートマンが子役で出てるよ」って、ジョディ・フォスターの『タクシー・ドライバー』と同じように語られているんだろうか。
そんなことはどうでもよく、昔はけっこう泣きそうになっていた映画なのに、久しぶりに見たらわりとさらっと見れてしまった。
感度が鈍くなったのかなあ。
それにしても、ゲーリー・オールドマンはヤバい役者だなあ。 -
凶暴な純愛
ナタリーポートマンがとても評価されてたっけ?
あんま好きな内容じゃないけどやっぱり有名になっただけあっておもしろかった -
スピード感があって良いね。
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古さを感じない。
ジャン・レノ格好良かった。
昔観た時と感覚が違ったなぁと思った。
悲劇的な終わり方が悲しかったです。