新潮 2008年 01月号 [雑誌]

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感想・レビュー・書評

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  • 手当たりしだいに気紛れにいろんな雑誌を読みますが、一つの雑誌を継続してしかも全頁漏れなく読むなどということは、かつてやったことがありません。似たようなことを高校生の時、「現代詩手帖」と「ジャズ批評」を定期購読していたということはありますが。

    思い立って今年は「新潮」を読むことにしました。

    すでに4月ですが、遅ればせながら一月号です。

    ★特別付録CD「詩聖/詩声」・・・なんとCDが付録に付いているというので大喜びで聴きましたがガッカリでした。古川日出男のとんでもなくひどいへたくそな朗読で、すべてがぶち壊しです。

    こういうものはこの世に存在しないほうがいいと思いシュレッターでズタズタにして捨てました。

    詩の名作を、誰が聞いても不快に感じる声と抑揚とテンポでしか朗読できない人物にさせCD化する、こんな馬鹿げた非常識なことに何の意味があるのか、疑問です。

    ★小説・・・・川上弘美「aqua」は、いつものようフワアーとした独特の雰囲気が漂う例によって可もなく不可もなしという、こっくりさんも出てくる話。

    あっ、ここで、ちょこっと外出ね。後ほど、続けます。

     ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

    同じ本や雑誌を、2回目は別項で記述する、ことは不可能なのですね。初めてやろうとしたことですが知りませんでした。
    ・・・6時間余後、外出から戻って来ました。続けます。

    ★小説・・・・申し訳ありませんが、糸糸山秋子「ばかもん」と本谷有希子「グ、ア、ム」は、アレルギー体質っぽくって無呼吸状態になりそうなので勘弁して下さい。

    とりわけ本谷有希子は、かつてタイトルの先鋭的なのに引かれて読んだ『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』や『生きてるだけで、愛』があまりにも期待はずれなので落胆しています。
    大仰な言葉が少しもリアルに響いて来ない見せ掛けだけのエピキュリアン。言い足りないけれど、そんなところかな。劇団出自では柳美里に続く凡打というか極通俗化で、汚物や死体に群がる蝿がまた一匹増えたという感じで息苦しくてしかたがありません。

    ・・・あっ、ごめんなさい、土曜日からほとんど寝てないので、もうフラフラ・意識朦朧としてきました。

    まだまだ、村田喜代子の「犬月」や特別対談=平成の文学についてby古井由吉・福田和也とか珍稿=丹尾安典「いはねばこそあれ・・男色の景色」など小説よりも評論や対談に面白いものが目白押しなのですが。それから、知らなかったのですが、この号から我が愛しの四方田犬彦が「月に吠える」と題して文化月評を書いているのを発見。第1回の今回は11頁に渡って「連合赤軍の映像」です。みごとな超力作です。

    でも、ごめんなさい、寝ます。続きはまた後日。

  • 古川日出男の朗読CDつき。あとは本谷さんの「グ、ア、ム」が良かった。

  • 特別付録CD 古川日出男「詩聖/詩声」ー日本近現代詩選ー 
    絲山秋子「ばかもの」

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