丹下左膳餘話 百萬両の壺 [DVD] COS-032

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監督 : 山中貞雄 
出演 : 大河内傳次郎  喜代三  沢村国太郎  山本礼三郎  鬼頭善一郎 
  • Cosmo Contents (2007年11月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4582297250529

丹下左膳餘話 百萬両の壺 [DVD] COS-032の感想・レビュー・書評

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  • 笑った笑った。
    70年以上前の作品とは思えない。

    時代劇のヒーロー、スタアを
    庶民的な愛らしいキャラクターに作り変えてしまうこのセンス!
    お決まりのかっこいい殺陣シーンなんかほとんどありません。
    常にドタバタ、チャップリンの映画のようなテンポのいいギャグ。

    丹下左膳ってこういうお話だったんだーと一瞬思ったのですが
    違うらしいと知って驚きました笑

    今風に言うと、この映画の左膳さんに『萌え』ました。
    いいですねー。

  • 解説:

    わずか28歳の若さで戦死してしまった早世の天才映画監督・山中貞雄の現存する3本のうちの1本。

    それまでチャンバラものとして人気のあった丹下左膳を主人公に、擬似家族が織り成すホームドラマ風人情喜劇が展開する。

    とある小藩に伝わるこけ猿の壺。

    実はこの壺に先祖が埋め隠した百万両のありかが示されていることが判明する。

    だが、壺は先日江戸の道場屋敷に婿入りした弟・源三郎が知らずに持って行ってしまっていた。

    やがて、その秘密は江戸の源三郎にも知れるところとなるが、一足遅く壺は道具屋に売り渡されてしまっていた。

    ほどなく壺は道具屋の隣に住む安吉の金魚入れとなる。

    しかしその夜、安吉の父親は行きつけの遊技場である矢場で、チンピラとの諍いから刺し殺されてしまう。

    矢場で用心棒の傍ら居候をしている左膳と矢場の女将・お藤は男の家を見つけるが、そこで、安吉が母親を早くに亡くし父親との二人きりだったことを知る。

    仕方なく二人は安吉を預かることにし、安吉が大事にしている金魚を入れた壺とともにお藤の矢場へと連れ帰るのだった。

    一方、源三郎は壺を探して市中を回るが、そこでたまたま目にした矢場で働く娘に軽い浮気心を抱く。

    以来養子の身である源三郎は壺を探すと称しては矢場へ入り浸り羽を伸ばすようになり、いつしか安吉、左膳とも親しくなるのだったが……。

    大胆にして絶妙な省略を多用し笑いとテンポを巧みに生み出すあたり、まるで上質なハリウッド・コメディを観ているかのような錯覚を覚える(もちろん監督がそれらの作品を念頭に本作をつくったのはいうまでもない)。

    そしてなによりも驚くのはその的確にして奥行き深い人物造形で、矢場の女将と左膳の、照れ屋で意地っ張りでしかも口は悪いが根は優しい、そんな江戸っ子気質をみごとに描き出している。

    また、源三郎にしても城主の弟で今は養子の身という居心地の悪さと、それでいてどこかのん気で次男坊のお気楽さがちょっとしたセリフや行動からさりげなく表わされていて、その的確で無駄の無い演出に恐れ入る。

    それにしても、この時代に日本でもこれだけ高い完成度を誇る映画が作られていたことに今さらながら驚くとともに、何よりその監督のあまりにも早すぎる死が無念でならない。

  • えーこんな名作が500円で買えるなんて!。面白いストーリー、テンポの良い展開、人物の魅力、見せずに想像させる演出。とても80年前の映画とは思えない。何度も見たくなる映画。百万両の壷の争奪戦だけど、のんびり~してる。百万両の壺より、昼間から可愛いお姉ちゃん目当てに矢場で遊んで、金魚釣りに行く生活もいいじゃないの、という価値観が好き。2013/4,DVD購入。

  • ツンデレの原点を見た。おもしろい。

    【ストーリー】
     とある小藩に伝わるこけ猿の壺。実はこの壺に先祖が埋め隠した百万両のありかが示されていることが判明する。だが、壺は先日江戸の道場屋敷に婿入りした弟・源三郎が知らずに持って行ってしまっていた。
     やがて、その秘密は江戸の源三郎にも知れるところとなるが、一足遅く壺は道具屋に売り渡されてしまっていた。ほどなく壺は道具屋の隣に住む安吉の金魚入れとなる。
     しかしその夜、安吉の父親は行きつけの遊技場である矢場で、チンピラとの諍いから刺し殺されてしまう。矢場で用心棒の傍ら居候をしている左膳と矢場の女将・お藤は男の家を見つけるが、そこで、安吉が母親を早くに亡くし父親との二人きりだったことを知る。仕方なく二人は安吉を預かることにし、安吉が大事にしている金魚を入れた壺とともにお藤の矢場へと連れ帰るのだった。
     一方、源三郎は壺を探して市中を回るが、そこでたまたま目にした矢場で働く娘に軽い浮気心を抱く。以来養子の身である源三郎は壺を探すと称しては矢場へ入り浸り羽を伸ばすようになり、いつしか安吉、左膳とも親しくなる。
     わずか28歳の若さで戦死してしまった早世の天才映画監督・山中貞雄の現存する3本のうちの1本。それまでチャンバラものとして人気のあった丹下左膳を主人公に、擬似家族が織り成すホームドラマ風人情喜劇が展開する。
     大胆にして絶妙な省略を多用し笑いとテンポを巧みに生み出すあたり、まるで上質なハリウッド・コメディを観ているかのような錯覚を覚える(もちろん監督がそれらの作品を念頭に本作をつくったのはいうまでもない)。
     そしてなによりも驚くのは、その的確にして奥行き深い人物造形で、矢場の女将と左膳の、照れ屋で意地っ張りでしかも口は悪いが根は優しい、そんな江戸っ子気質をみごとに描き出している。
     また、源三郎にしても城主の弟で今は養子の身という居心地の悪さと、それでいてどこかのん気で次男坊のお気楽さがちょっとしたセリフや行動からさりげなく表わされていて、その的確で無駄の無い演出に恐れ入る。
     それにしても、この時代に日本でもこれだけ高い完成度を誇る映画が作られていたことに今さらながら驚くとともに、何よりその監督のあまりにも早すぎる死が無念でならない。

  • ワンピースの尾田さんとジブリの鈴木さんの時代劇トークで出てきた、山中貞雄監督の『丹下左膳』って映画を観る。

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