エスケープ・フロム・L.A. [DVD]

監督 : ジョン・カーペンター 
出演 : カート・ラッセル.ステイシー・キーチ.スティーブ・ブシェーミ 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
3.28
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本棚登録 : 86
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113822947

感想・レビュー・書評

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  • 島として切り離された、無法地帯LAに時間制限で大統領の娘を救いに1人乗り込む元荒くれものの主人公。

    アクションものの王道なんだけど、ちょっと奇天烈。

    とにかく、見せ場がはっきりしていて、カーチェイス、バスケットシュートゲーム、グライダーなどなど。
    作り手がこれを見せたいんだ!とはりきっていて、潔い。
    テーマパークにしたらそれなりに楽しそう。

    小中学生が観そうなアクションモノだけど、おじさんも十分、ジョン・カーペンターさんが望んだ程度に楽しめたと思う。

    不思議と観て時間を無駄にしたと思わせないところが作家性なのか、職人技なのか。

  • 「ニューヨーク1997」の続編、というかリメイク、というかセルフパロディ。
    隔離された地域に、あらゆるエネルギーを破壊する装置のスイッチを奪取にいくというプロットは同一だが、推移も発展も大きく進歩している。
    前作では暗ーい廃墟を人の影が蠢くというノワールだったが、今作ではキャラクターが立っている。
    ゲバラっぽい革命家クエボや、大統領の娘にして革命寄りのヒッピーかぶれ娘ユートピアや、ブシェミ演じるひょうきん男エディや。

    またCGのの進化に伴ってか(でも安っぽいけど)、ホログラムという装置がひねりを利かせている。
    今まで目の前にいて喋っていた相手を銃撃するとホログラムだ、という序盤でのギミックが、なんと終盤でも活きる!

    それと同じくして、なんとスネークがフィジカルに活躍!
    銃撃だけではない、潜水艦の操作、バイクアクション、バスケットボール(!?)、サーフィン(!?)(意味不明に登場したのはなんピーター・フォンダ!!)、カーアクション、カイトだかグライダーだか(!?)まで。
    普通のアクションではお目にかからない種類のスポーツまでこなるのだから、笑ってしまう。

    終身大統領というヤバい存在は、トランプ政権のいま、なんのファンタジーでもない。

    電気の消えた地球で燐寸を擦って煙草を吸う男。それがスネーク。
    「ようやく人間に戻った」(たぶん、やっと一服できたぜ、と、welcome to the humanraceー文明を失った本来の人間の世界が始まる、のダブルミーニング)、かっこいい!!

  • MGSの元ネタがこんなバカ映画とは(笑)

  • カート・ラッセルに恨みはないが、B級映画の主役にぴったり・・1996年の映画でした。

  • サーフィンで津波に乗って、逃走車に追いつく活劇性など大変良い。ヘリで逃げるところや、グライダー?で舞い降りるところも、ちゃんと演出されていて良い。

    『ゴースト・オブ・マーズ』の布石となるような、世界観が垣間見える。しかも、それがB級なのが良い。B級のA級といったところである。

    【ストーリー】
    2013年。合衆国大統領(クリフ・ロバートソン)の娘ユートピア(A・J・ランガー)は、政府が秘密裏に開発した新兵器ブラックボックスを持ってL.A.に逃亡した。L.A.は2000年に起きた大地震のために陸の孤島と化して以来、現大統領の厳格な管理体制の規律に反する者たちの追放場所となり、凶悪な犯罪者の監獄島となっていた。ユートピアを陰で操っていたのは、L.A.内に君臨するペルーの革命家クエボ(ジョージ・コラフェイス)で、ブラックボックスを手中にした彼は、L.A.島の全囚人の解放を要求して合衆国政府を脅迫する。
    万策尽きた大統領とポリス・コミッショナーのマロイ(ステイシー・キーチ)は、15年前、N.Y.の監獄島から当時の大統領を救出した実績のある重犯罪者スネーク(カート・ラッセル)を、L.A.に潜入させる手段を選ぶ。彼らはスネークの体内に殺人ビールスを注入させ、解毒剤と引き換えにブラックボックス奪回を命じた。原子力潜航艇で島に上陸したスネークは、荒廃したハリウッドを進み、クエボと彼のテロ集団“輝く道”に遭遇する。
    ブラックボックスの正体は、強力なエネルギー破壊装置だった。見かけはただのリモコンだが、人工衛星を連動させることで放射された強電磁波が、生命には無害だが、地上の電波施設を破壊する。しかも、一台の車から国全土までを狙い撃ちすることが可能だった。いわば、これを手にした者は地球を支配したも同然だった。
    クエボは、ボックスを使っての米国への侵略を狙っていた。途中、島の案内を買って出るが全く信用のできない地図屋のマップ・トゥ・ザ・スターズ・エディ(スティーヴ・ブシェーミ)、津波に乗るサーファーのパイプライン(ピーター・フォンダ)、残忍な子供たちの集団コリアン・ドラゴン、謎の女タスリーマ(ヴァレリア・ゴリノ)、誰も生かしては帰さないビバリーヒルズの外科医総統(ブルース・キャンベル)、そして当のクエボ自身といった連中がスネークを待ち受けるが、その度に何とか危機を乗り切る。
    タイムリミットが刻々と迫り、スネークは、かつて自分を裏切り、性転換手術を受けてからはクエボと敵対する組織サイゴン・シャドウを率いるハーシー(パム・グリアー)の力を借りてカイトに乗ってブラックボックスとユートピアを奪い返すと、ヘリで島を脱出した。大統領とマロイは、体内に注入したのはただの風邪のビールスだった、と明かした。
    さらに、国家への反逆者として実の娘をも処刑しようとしていることを知ったスネークは、ホログラムを利用したトリックで、彼らを欺く。手にしたブラックボックスで地球全土を目標に据えたスネークは、スイッチをオンにした。次の瞬間、地上の全ての動力施設が止まり、地球は暗黒時代に逆戻りした。
    大地震で陸の孤島と化した近未来のL.A.を舞台に、世界を震撼させる新兵器奪還の密命を帯びて送り込まれたアンチ・ヒーロー、スネーク・プリスケンの活躍を描いたSFアクション。「光る眼」のジョン・カーペンター監督、「フィッシャー・キング」などのデブラ・ヒル製作、「エグゼクティブ デシジョン」のカート・ラッセル主演のトリオが81年に発表した傑作「ニューヨーク1997」の実に15年ぶりの続編で、製作費は700万ドルから5千万ドルへと大幅にアッブ。製作はデブラ・ヒルと主演のカート・ラッセルで、脚本はカーペンターはじめ3人の共同。撮影は「マウス・オブ・マッドネス」「光る眼」とカーペンターと連続して組むゲイリー・B・キッビ。音楽は、全18作の映画中これが自ら手がけた15本目となるカーペンターと、「透明人間」で組んだシャーリー・ウォーカー。美術は「ブレードランナー」のローレンス・G・ポール、編集はエドワード・A・ワーシルカ。視覚効果監修はキンバリー・K・ネルソン、特殊効果コーディネーターはマーティ・ブレシン、特殊メイクはリック・ベイカーが担当。共演は「勇気あるもの」のクリフ・ロバートソン、「コロンブス」のジョージ・コラフェイス、「壁の中に誰かがいる」のA・J・ランガー、「デンバーに死す時」のスティーヴ・ブシェーミ、「イージー・ライダー」のピーター・フォンダ、「コンゴ」のブルース・キャンベル、「フォー・ルームス」のヴァレリア・ゴリノ、カーペンター演出のTVドラマ『ボディ・バッグス』(V)のステイシー・キーチほか多彩な顔ぶれ。

  • ブシェミとカートラッセルの異色感
    真似したい遊びが盛りだくさんだけど、ピーターフォンダのせいでもう地上波では•••

  • カート・ラッセル主演のSFアクション。
    舞台は近未来のアメリカはロサンジェルス。

    小学生のときに観て、
    ラストの台詞・シーンがずっと頭に焼き付いていた映画です。
    やっと観れた・・・。

    カート・ラッセル演じるスネークが悪のヒーローなのに、
    徹底して悪じゃないところとか、
    徹底してヒーローじゃないところとか、
    スネークの立ち位置がよく分からない構成なのに、
    とにかくアクションシーンが派手なので
    その強引さにおもわず見入ってしまうB級超大作。

    さっきまでバイクに乗ってドンパチやってたと思えば、
    今度はサーフィンをしながら敵を追うスネーク。
    本人は大真面目なのでギャップに笑ってしまいます。

    でもストーリーはとてもいいです。
    やっぱりラストが圧巻です。
    ラストシーンの為だけにでも、
    見る価値あります。


    ブシェミ演じるエディはちゃんとLAからエスケープできたのか・・・
    それだけが心配です。

  • デブで腹の出てるおっさんが何でここまでかっこいいのか不思議だった作品。世界観もすごくいい。

  • 金の掛け方が違う。しかし、なんでそこなんだ・・・笑

    前作以上にカートはアクションを頑張ってるが、もうちょっとおもしろくならんのか・・・。という巧みな脚本。狙いとしか思えない。。。

    しかし設定が素晴らしい。ワクワク感はさすが。メタルギアソリッドが巧みに
    設定をいただきたくなるのがよくわかる。そこがうまい。。。

    追記
    ドゥームズデイを観た後、評価が高まる。
    とにかく良いところを箇条書き。

    カートの声が渋い。「Call me snake…」がサイコー。
    ゲーム感覚のイントロダクションのチープさがたまらない。
    謎の迫力。

  • メタルギアシリーズのスネークの元ネタを初めて観た!「スネークと呼べ」と真顔で言うシーンに吹き出し、調べて始めた分かった。ww(作品群としては、前作のニューヨーク1997が元ネタになるらしい)
    これも頭を使わず、考えるな。感じろ。の世界の映画です。心に正直にツッコミながら観れば楽しめると思います。
    しかし、『遊星からの物体X』でもそうでしたが、どうしてこうもカート・ラッセルはできる風でできない主人公ばかりなのか。ww
    そう思いながら、おバカ感ありありの本編が終わった後、エンディングで一気に締まります。ネタと思えるくらい常に真顔のスネークが、ラストに思いっ切りやってやった後に見せるあの笑みに、観た人全員が心に棘を刺されることになるでしょう。

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