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- / ISBN・EAN: 4988113823050
感想・レビュー・書評
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学園モノであり、かつ、好きだったマシュー・ブロデリックが出ているので見たいと思っていて、やっと見た。
ブラック・コメディ、と銘打たれているけれど、確かに不思議な感じ。リース・ウィザスプーンが「優等生ギャル」で、とにかく優秀な成績をとって将来出世することを目標にしてて、だから生徒会長に立候補するんだけど、この生徒が気に入らないマシュー・ブロデリックがなんとか当選させまいとする、って話で。
優等生ギャルもヤなやつだし、マシューの先生もなに考えてるのかわからないし、どちらにも共感できないんだけど、なんだかおもしろかったのはなぜだろう。
何年か後、優等生ギャルは立派に出世してかなり偉い地位のキャリアウーマンになってて、マシューは、教師をクビになって離婚もしてNYで新しい仕事に就いていて。なんかそのへんが、人生を感じるというか。マシューが、優等生ギャルについて、そんなに頑張って人を蹴落としてでも出世したいってなんなんだ、みたいに思ってるところが興味深かったのかも。かといって、いわば負け犬のマシューを自由でいいなあとかともそんなには思わないんだけど。いや、ちょっと思ってるのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上昇志向の塊のいけ好かない女子生徒が生徒会長選挙で当選しないように画策する教員。この設定はなかなか面白い。
リース・ウィザースプーンはほんとに鼻持ちならないキャラなので、当然彼女の鼻っ柱が折られる話を期待するのですが、見事に裏切られます。不運が重なってどんどん堕ちていくマシュー・ブロデリックの姿は哀れ。選ばれし才人と選ばれない凡人とのギャップはどうやっても埋められないということか。そんな彼が復讐としてできたのがコーラを投げつけることぐらいなのです(小市民、万歳!) -
邦題とパッケージデザインのダサさで普段なら手にとらない作品。アメリカの学園モノって無駄にテンション高いっていう偏見もあってなおさら敬遠するんだけど、ブラックコメディってことで観てみました。
いやあ優等生トレイシーが腹立つキャラでお見事。思わず人生の転落を願ってしまうほど。シングルマザーの自己実現の道具なわけだけど、普通は葛藤とか挫折を経て自己に目覚め…みたいにしたいところをそのまま突き進みます。
マキャリスター先生も情けなく、自分だけは上手くやっていけてると過信している駄目男で同情しきれないけれど、「こんな人いるよなあ」と痛々しく思ったり…。
その代わり学園モノでは典型的といえる人気者ポールと、彼の妹でレズのタミーは応援したくなる可愛げがある。
ラストもちょっと皮肉を感じさせて、たんにテンション高い学園生活を観せる映画とは全く違いました。(やっぱり邦題で損してるよなあ) -
(1999年作品)
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おもしろいな、これ(笑) 演出といいレイアウトといい、この監督ほんとすごいわ。
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2009/10/27
多少ブラックな要素も含む、最高のトラジコメディー(悲喜劇)。
日本語タイトルの陳腐さで損をしている映画という意味でも、トップと言える作品。
アレクサンダー・ペイン監督は現実感を重視する。
車に汚れをメイクする、
登場人物の服装や住居に必要以上に高価なものを使わない、
過度に派手な俳優は使わない、
教師の髪型を整えない、ゴミ清掃員が出てくる、など。
4人の主要人物が際立った個性を見せており、
それぞれに共感できる部分がある。
登場人物が色々と悲惨な目に遭いながらも、思わず笑ってしまう。 -
高校の生徒会役員選挙をめぐる話。リース・ウィザースプーンの野心満々のうっとおしい優等生ぶりはコミカルで見事だった。先生役のマシュー・ブロデリックと共に本当にムカッと来る感じで。ポールのレズビアンの義理の妹がいいキャラ。
邦題が最悪... -
おんもしろい。ラストも良いね
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邦題Orz