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- / ISBN・EAN: 4988102472733
感想・レビュー・書評
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テキサスの夕暮れ時。オースティンのラジオ局で一番の人気DJ、ジャングル・ジュリア(シドニー・タミーア・ポワチエ)は親友のシャナ(ジョーダン・ラッド)、久しぶりに地元に戻ってきた大学時代の女友達アーリーン(ヴァネッサ・フェルリト)と一緒に街へ繰り出し、一夜の気晴らしをする。
お気に入りのバー、グエロスからテキサス・チリ・パーラーへとはしごする彼女たちを、密かにつけている男の影。ドクロマークの付いた不気味なシボレーを乗り回し、顔に傷痕のある謎の中年男、スタントマン・マイク(カート・ラッセル)だ。
ジュリアたち3人や、バーに居合わせたパム(ローズ・マッゴーワン)は、会話するうちにこの男への警戒心をゆるめていく。しかし、パムを送るために車に乗せた彼は突如、恐るべき豹変を遂げる。
14ヶ月後。テネシー州で映画撮影に携わっている、スタントウーマンのキム(トレイシー・トムズ)とゾーイ(ゾーイ・ベル)、メイク係のアバナシー(ロザリオ・ドーソン)、新進女優のリー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、ぽっかり空いたスケジュールを有意義に過ごそうと計画。
ゾーイの希望で、映画「バニシング・ポイント」に出てきた1970年代型ダッジ・チャレンジャーに試乗しようということになる。ディーラーの元にリーを置き去りにして、「シップマスト」というアクロバティックなスタントライドを楽しむ3人。
ゾーイはボンネットに乗ってごきげんだ。そんな彼女たちに目をつけたのが、あの男、スタントマン・マイクである。
いきなり車をぶつけてきたマイクに、女たちの怒りが爆発。タフな女たちの猛反撃が始まる……。
クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスがタッグを組んだグラインドハウスの1本「デスプルーフ」のディレクターズカット版。
ぶっちゃけまくるガールトーク、カート・ラッセル演じる不気味な殺人鬼が女たちを狙うサスペンス、車で派手に女たちを轢き殺すスラッシャー描写、スタントウーマンたちと殺人鬼のハイスピードのカーチェイスと痛快な死闘が楽しめる痛快なB級映画です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
居酒屋に役者が揃って、ガールズトークが延々と続くなか、不穏な雰囲気が高まっていく。溜めが上手い。唐突で理不尽な暴力とグロに唖然。変質者の行為こそが、タランティーノの嗜好であり、面目躍如です。ラストで女性たちにも執拗な暴力を振るわせるなど徹底しています。おたくも好きでしょ、という監督のささやきが聞こえました。映像も凝っていて、痛快B級娯楽(?)作です。
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「サタ☆シネ」にて。前半と後半で登場人物が入れ替わる構成がユニークで、同じパターンがくり返されるのかと思いきや、後半は女の子たちが反撃に出て、カート・ラッセルをぼっこぼこ。なかなかのカタルシスを味わえます。
延々とナンセンスな会話が繰り広げられるシークエンスは実にタランティーノらしい。でも「レザボア・ドッグズ」や「パルプ・フィクション」での男たちの会話にはマニア心をくすぐられますが、本作の(大して可愛くもない)ビッチたちによるガールズ・トークはホントに中身がなくて退屈! でもこれが「リアル」というものなんだなぁ(しみじみ) -
2部構成で、延々と続くガールズトークにうんざりするが、我慢して第2部までたどり着けば、そこはタランティーノワールド全開。第1部は第2部の露払い的な存在だとわかる。1,2部とも出演しているカート・ラッセルも頑張っているが、見ものは第2部の女性スタント役のゾーイ、本人が出演。
ゾーイ・ベル(Zoë Bell, 1978年11月17日 - )はニュージーランド・ワイヘキ島出身の女優・スタントウーマン。看護師である母親と医者である父親のもとに生まれる。ジェイクという弟がいる。幼い頃からテコンドー、ダイビング、PADIスキューバなど様々なスポーツ競技会で優秀な成績を収める。
テレビシリーズ『ジーナ』のジーナ役の女性スタントとしてキャリアをスタート。その後、『スパイダー・エンジェル』などでスタントをこなしている。
渡米後にクエンティン・タランティーノ監督と出会い、『キル・ビル』のユマ・サーマンのスタントを務め、続編の『キル・ビルVol.2』では、トーラス・ワールド・スタント・アワードの女性部門ベストスタント賞とベストファイト賞を受賞。その後、『キャットウーマン』、『ポセイドン』などでスタントを務め、2007年にはタランティーノにスタントの腕を買われ、『デス・プルーフ in グラインドハウス』の主演女優の一人として抜擢され、ハードなカーチェイス・スタントを見せている。
女優としては劇映画は『デス・プルーフ in グラインドハウス』が初出演だが、彼女と伝説の女性スタント、ジニー・エッパーを紹介する2004年のドキュメンタリー映画『Double Dare』に本人役で出演している(『グラインドハウス』と『デス・プルーフ in グラインドハウス』のDVDにはこの作品の予告編が特典として入っている)。
『デス・プルーフ in グラインドハウス』(Death Proof)は、2007年のアメリカ合衆国のアクション・ホラー映画。クエンティン・タランティーノ監督、カート・ラッセル主演によるカーアクション・スリラー映画である。2本立て映画『グラインドハウス』(Grindhouse)の1編「デス・プルーフ」に、アメリカでの2本立て公開時にカットされたシーンを加えて、1本の作品としたもの。
「グラインドハウス」とは、アメリカで低予算のB級映画を2、3本立てで上映する映画館のことである。そのタイトルの示すとおり、タランティーノが好む1970年代から80年代のB級映画のオマージュとして製作された作品で、ところどころにグラインドハウス映画特有であったフィルムの傷や、リールのダブりや飛びによる画像ノイズや音割れを、あえて再現したものとなっている。
また、前2作『キル・ビル Vol.1』、『キル・ビル Vol.2』ではあまり見られなかったタランティーノの特徴でもある「意味のない話を延々と続ける」演出が本作では復活し、アクション・スリラー映画ながらも、主に2組の女性たちによるガールズ・トークとして、ストーリーの半分を占めている。
ストーリー:
テキサス州オースティンの地元ラジオ局の人気DJジャングル・ジュリアは、長年の親友シャナの運転する車で、久しぶりに街にやって来た友人アーリーンと共に出かけた。しかし、怪しい車に乗った男がジュリアたちの前に何度もあらわれることにアーリーンは気付く。彼は、女の子たちが向かったバー「テキサス・チリ・パーラー」にも現れ、スタントマン・マイクと名乗り、ジュリアがラジオで放送したことについて、アーリーンに話しかけてくるのだった。怪しみながらも、個性的なマイクとのやり取りを楽しんでから、アーリーンとジュリアたちはバーを出て、ラナの運転の車に乗り帰路に着く。マイクも、パムと約束したために彼女を送ろうとしていた。マイクは自分の車を、カースタントのための耐死仕様(デス・プルーフ)だとパムに話す。そして発車させたとたんマイクはおぞましい本性を現し、女の子たちは皆、悲惨な死を迎えることになった。
オースティンから14ヶ月後のテネシー州レバノンにマイクはあらわれる。映画業界で働くキム、アバナシー、リーの3人はニュージーランドから来た仲間のゾーイを空港に迎えに行ってから、4人で仕事の合間の休みを過ごそうとしていた。そしてスタントウーマンであるゾーイの希望で、レバノンで売りに出ているという或る中古車を見に農家に行くことになる。それはゾーイの憧れの車で、440エンジン搭載の白の1970年型ダッジ・チャレンジャーだった。オーナーから許可を得たゾーイは、キムとアバナシーを伴って試乗するが、マイクがマッスル・カーで絡んでくる。何とか危機を脱した3人に、マイクは機嫌良く別れを告げるが、ゾーイたちはやられっぱなしになるような甘い女ではなかった。マイクは反対に追い詰められ、許しを請うものの、ゾーイたちに半殺しにされる。(ウィキペディア) -
タランティーノ。さすがの不条理無意味カーアクション。前半の正面衝突カークラッシュと、ラストの女3人によるリンチは笑った。カースタント以外の喋り部分は少し飽きた。
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2022/3/17
そんなに面白くない。 -
おバカの女のくだらない男とセックスの話に付き合わされて、最終的になる。どこでも見る展開になる。実につまらない映画、私は、飛ばし見ましたが、それでも、退屈しました。