- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988142633323
感想・レビュー・書評
-
フランソワ・トリュフォー監督の映画は凄く気に入るか気に入らないかに極端に分かれるが、この映画は気に入りました。
一番印象に残ったのは猫を追う赤ちゃんのシーン。死ななくて良かった。なんでこんなシーンを入れたのかと思ったらこのシーンは実話に基づいていたんですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最高!なんてラブリーな映画でしょう!!
子供のたくさんたくさん出てくる映画です。
本当に、子供への愛で溢れきっている映画。
ひとつひとつのできごとすべてが愛おしく作られてる。
彼らの打算も、打算じゃないんだなー。
これはなんでしょう。
子供だからありえる、無邪気さですか。
ただ、まあ、これはどう考えても、思春期ではない笑。
思春期前の子供たち。 -
再見。
トリュフォーの優しさがヒシヒシと伝わってくる。
そしてみんなオシャレ! -
赤ちゃんから思春期手前の子供たち、そして、取り巻く大人たちのエピソードが描かれます。ストーリーらしいものはなくて、今でも身近な日常生活の断片を繋いでいます。ヌーベルバーグって、こういう作品をいうんですね。今なら美しい景色をもっと絡めてくるのでしょうか?女の子目線からも性に目覚める頃のエピソードが欲しかったなぁ。
-
30人の子供をゆるやかに、リズミカルにゆるめかしている。不幸な少年の一人さえ、ひとはけの筆でサッと描き上げたタッチで涙なんか強要しない。ルネ・クレールの映画のような、フィルム自身が演奏するメロディがはじめから終わりまでながれている。
しかし、先生の演説は、すこし押し付けがましかった。
【ストーリー】
フランス中部の平和な小都市。パトリック(ジョーリー・デムソー)の学校に新入生が入ってきた。彼の名前はジュリアン(フィリップ・ゴールドマン)といい、どこか陰のある少年だった。
パトリックはいまや思春期の真盛りで、美容院を経営する友人ローラン(L・デブラミンク)の美人のママに夢中である。ワンパク少年たちの社会科を受け持つリシェ先生のアパートでも、毎日、子供たちのドラマが生まれている。
2歳になったグレゴリーはペットの飼猫をベランダまで追いかけて、十階から墜落。だが幸運にも落下地点が軟土だったのが幸いした。キョトンとしたグレゴリーを見て、ママの方が気絶した。
一方、同じアパートに住む8歳になるシルヴィー(シルヴィー・グレセル)は、両親同伴の外出を拒否したために部屋に閉じ込められた。やがて空腹になったシルヴィーは拡声器でアパート中の住人に届くように「お腹が空いたッ」と連呼。気の毒がった隣人たちは、ロープとカゴを使ってパンや果物をシルヴィーの部屋へ運んでやった。
クローディオとフランクのルカ兄弟はリシャール(リシャール・ゴルフィー)の散髪代800フランをまきあげ、なれない手つきでリシャールの頭を刈りこんでしまう。その頭を見て怒ったリシャールの父は、ローランの店へどなりこんだ。
一方、パトリックのローランのママに対する想いはつのるばかりで、ついに意を決して花束を彼女に渡した。ところが彼女がパトリックに言った言葉は「お父さんによろしく」だった。
身体検査の時、ジュリアンの身体が生傷だらけなのが発見され、彼の母親と祖母が幼児虐待の罪で逮捕された。学期末最後の日、リシェ先生は経験と心情を踏まえて子供たちに大演説をぶった。子供たちはその言葉をしっかりと受けとめたようだ。
待望の夏休みはメランドール林間学校で過ごすことになった。そしてパトリックはマルチーヌ(パスカル・ブリュション)という可愛い子と知り合い、友人たちのひやかしを受けながら初めてのキスを体験した。
フランスの小都市の小学校を舞台に、子供たちが織りなすエピソードをユーモラスに綴る。監督は「アデルの恋の物語」のフランソワ・トリュフォー、脚本はトリュフォー自身と、「アデルの恋の物語」に引き続いて共作したシュザンヌ・シフマン、撮影はピエール・ウィリアム・グレン、音楽は故モリース・ジョーベールの旋律を使用、主題曲はシャルル・トレネの「日曜日は退屈」。出演は数百人からのオーディションに合格した、ジョーリー・デムソー、フィリップ・ゴールドマン、リシャール・ゴルフィー、シルヴィー・グレセル、パスカル・ブリュション、そしてトリュフォの愛娘エヴァ・トリュフォーなど。 -
トリュフォーの撮る子供は最高。
-
子どもたちが良かった。トリュフォーはこういうのが子どもたちの葛藤がライフワークなんだと思う。
-
ずっとずっと再生しておきたい。
幼い感情が全て淡くて、美しい。
グレゴリーどしんしちゃった! -
製作年:1976年 製作国:フランス 時間:105分
原題:L' ARGENT DE POCHE
監督:フランソワ・トリュフォー
この映画に出てくるパトリックという男の子は、もしかしたらトリュフォー自身が憧れる理想の少年像なのかもしれない。脚の不自由な父親と二人暮らしで母親はいないけれど、父の世話をするパトリックはいつも幸せそうなのである。『大人は判ってくれない』でアントワーヌが頼まれた買い物を忘れてメモをなくしたと言い訳し、母親に怒られるシーンがあったけれど、パトリックはたとえメモを忘れてもちゃんと買い物をして帰るのである。(3.5点) -
子供のころ、この映画の予告編をTVで何度もやってて、フランソワ・トリュフォーといえば「思春期」という連想が今だにあるけれど、未だ見ていない映画なのであるが、今日買ったのですぐにでも見たいがもう寝るのでまた今度。
-
フランスの林間学校でのひと夏を、子どもの目線で温かく撮られたもの。あたしには挑戦できなかった冒険を、次々に試していく彼らがとても羨ましい。<br>
金魚と一緒にお留守番をすることになるシルヴィーには心の底から共感!自分のお気に入りが着られないくらいなら外に出ないワガママっぷり、皆が心配してくれることでなぜか誇らしくなる。云年前の自分を見ているよう・・ -
マンションから落ちたって大丈夫。
だって、赤ちゃんだもん。