フライボーイズ プレミアム・エディション [DVD]

監督 : トニー・ビル 
出演 : ジャン・レノ  マーティン・ヘンダーソン  ジェニファー・デッカー  ジェームス・フランコ  タイラー・ラビーン 
  • ジェネオン エンタテインメント
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102483739

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  • 『フライボーイズ』[Flyboys]( 2006)アメリカ/140分

     “1916年初頭のヨーロッパは第一次世界大戦で荒廃し、900万を超える人々が犠牲になっていた。発明されたばかりの飛行機は、すでに主要な兵器として戦争に組み込まれていた。
     飛行機、中でも戦闘機を飛ばすパイロットは若者の憧れであり、新しい形の英雄が生まれ始めていた。

     アメリカ テキサス州アバディーン、ブレイン・ローリングスは代々続いた牧場が銀行に差し押さえられ、銀行員を殴り倒した一件で逮捕状が出ていた。逮捕されるよりはと心機一転志願することに。
     アメリカ ネブラスカ州リンカーン、ウィリアム・ジェンセンは代々続いた軍人の家系に連なる人間として志願。
     フランス マルセイユ、ユージン・スキナーは、アメリカより差別が少ないとしてフランスにやってきた黒人ボクサー。フランスで受けた恩を、戦場で返したいと志願。
     アメリカ ニューヨーク、ブリッグス・ロウリーは、ハーバードを退学して以来父親から家名を汚す一方として、ロウリー家の名にふさわしいことをなせと志願を強要。
     若者たちは、それぞれの思惑をもってフランスのパリに到着。さっそく航空兵の制服を新着して一路ヴェルダンに駐屯しているラファイエット戦闘機隊にやってきた。
     さっそく隊の副官から、現在この基地の現状の説明を受ける。イギリスの飛行隊はブリストル、ソッピース、RAF S.E.5a。フランスの航空隊は、ニューポール11を使用していることを聞く。
     ジョルジュ・セノール大尉の訓示は、フランス語で始まった。志願してきた新兵たちがフランス語がチンプンカンプンな様子を見てあきれるも、英語に切り替えてふたたび訓示が始まった。
     我がフランスは、敵国ドイツの攻撃を受けて以来戦いを続けている。これまでにすでに100万人の前途ある若者の命を失った。君らの国アメリカは、戦争に背を向けているにもかかわらず、君たちは勇敢にも志願してこの自由の戦いに加わることとなった。諸君に戦争に勝てとは言わない。己の良心と勇気の命ずるところに従って行動してほしい。諸君の訓練期間は2ヶ月、その後諸君の隊で初のエースが出ることを楽しみにしている。
     大尉の訓示中に被弾しながらも無事着陸した20機撃墜のスコアを持つ先任搭乗員のリード・キャシディーは、ここの戦闘機隊飛行士の平均寿命は3~6週間。命のあるうちに帰れと、釘をさす。
     掘立小屋を創造していた新兵たちにとって、ロウリーの父親が借り上げていた宿舎は豪勢なもので、目をみはるばかりだった。
     ウィリアム・ジェンセンとヴァーノン・トッドマンは1号室、ブリッグス・ロウリーとエディー・ビーグルは2号室、ブレイン・ローリングスとユージン・スキナーは3号室と部屋割りも決まり、いよいよ基礎訓練が始まる。
     ローリングスが初飛行一番乗りを果たした1ヶ月後、ついに愛機ニューポール17を受領し二日後いよいよ初出撃と決まった。
     ドイツ軍は、パリ侵攻の一環としてムーズ川目指して進撃をつづけていた。我々の地区で進撃を阻止するため、明朝0600ドゥルコン上空にてハンドレページ爆撃機2機と合流。そのまま撃機の護衛としてジャメに向かう。目標はドイツ軍の武器弾薬集積所、当然敵も警戒していて阻塞気球でケーブルが張り巡らされ、高射砲陣地も6ヶ所確認されている。
     飛行隊の指揮はキャシディーが執る。決してまっすぐ飛んではいかん、動きを読まれるな、先に敵のケツにつけ。
     早朝0400、初陣に胸が高鳴る新人アメリカ兵搭乗員達が出撃。だが待ち受けていた百戦錬磨のドイツ軍の反撃を受け、なすすべもなくヴァーノン・トッドマン、ディウィット、ナンの3名が戦死するという手痛い洗礼を受けるのだった…”

     は~い★ 今回は、第1次世界大戦中フランス空軍に実在した中隊“ラファイエット戦闘機隊”の実話に基づき作られた『フライボーイズ』です。

     中隊に冠されているラファイエットとは、19歳の若さで周囲の反対を押し切り私財をなげうってアメリカの独立支援のため義勇軍を率いて1777年7月27日アメリカ・フィラデルフィアに到着した、フランスのラファイエット侯爵のことです。

     ドイツ軍機として登場するフォッカーDr.Iのほとんどが赤色っていうのはどうかと思いますが、ゴータ G.IVとの空中戦、ツェッペリンとの空中戦、ハンドレページ爆撃機など見どころ満載で、特にILMが担当したツェッペリン爆破のシーンは秀逸で、あとにも先にもこれを越えるシーンはいまだにないと思います。

  • すこしセオリー通りで俗物的な展開かもしれないけれど一次対戦の飛行部隊に焦点とあって、これウハウハじゃないか、と。個人的には。好き!

  • 第1次大戦期の空戦を再現したシーンが素晴らしい!!ストーリーについては、「古き善き」という筋立てではあると思うが…

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