長江哀歌 (ちょうこうエレジー) [DVD]

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  • 33レビュー
監督 : ジャ・ジャンクー 
出演 : リー・チュウビン  ハン・サンミン  チョウ・リン  ホァン・ヨン  チャオ・タオ 
  • バンダイビジュアル (2008年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569631947

長江哀歌 (ちょうこうエレジー) [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • パンフレットの解説にもありますが、この映画のポイントは監督(ジャ・ジャンクー)の『眼差しの深さ』にある。
    ゆえに、観客としては、あれこれ「考える」よりもまず「感じる」こと、、、例えば、10代(あるいかそれ以下)の感傷期の頃に、森林、廃墟、夕闇、あるいはガラクタな静物などに感じたような感覚、、、が先にくる。
    そのうえで、それらに対して、愛情を、あるいは怒りをもって見るか、は観客の自由でしょう。
    監督としては「庶民のリアルな現実」を切り取ることに終始しているので、それをどう思うかは観客に委ねられているでしょうから。

    ところで、この映画には、笑いというか、シュールなシーンが幾つかあります。
    ビル(正確にはタワーらしい)が、ロケットのように火を噴いて空を飛んで行ったり。
    最初全く理解できなかったけど(笑)。
    映画という制約された時間のなかでシュールさを描くことが難しいのか、単に自分がセンス(理解力)がないだけなのか(笑)。

  • 最初から最後まで静かですが
    しっかりと私の琴線を爪弾く映画でした。

    この映画の予告映像やポスターは悲恋や悲哀をにおわす。
    ダムの底に消え行く古き街・・・
    離れてしまった夫を
    訳あって別れてしまった妻を
    探し求めるそれぞれの姿・・・

    確かにシリアスで神妙な話しなのですが
    メランコリックさと
    おかしみが背中合わせでそこにあるように見えました。

    誤解を恐れずに言うなら・・・コメディ・・・かなぁ。
    うーん、コメディ・・・これはちょっと語弊があるなぁ。
    でも私には見え隠れするおかしみがとても強く愛おしく感じられました。

    山下敦弘監督が好きな監督だといっていたのがうなずけました。

    ※これを書いた後、他の方々のレビューを見てビックリ。
    こんなレビューを書いてるのは私だけ・・・
    でも嘘偽り無くそう思っちゃったんだからしょうがないです。
    そして嘘偽り無く大好きな映画ですし、
    ジャ・ジャンクー監督の他作品も強く見てみたいと思いました。

  • ☆7

    2008.5 視聴

  • 2015/07/10

  • バウスで観ておけばよかった。

  • 低彩度の落ち着いたトーンの中にときどき現れるアクセントは高い彩度で立ち上がり,そのコントラストに我々ははっとさせられる。ロケットのように飛び立つ奇妙な建造物のあとに残されたビビッドに青いボーダーのタンクトップ。離婚の話をしたあとに画面全体に広がるとてもとても濃い緑の山と河など。

    --
    煉瓦の壁にペンキで文字を書く男の背中の筋肉。

    烟(タバコ)
    ブリーフのガキがタバコを吸う。
    彩度の低い街の色。
    山盛りのうどんを食う男達の筋肉。


    村上春樹に似ている(顔が)。
    高コントラスト低彩度。
    女。錆のある風景。
    腕を失った男。
    億単位の金。
    責任。
    ウォーターサーバーからペットボトルに水をくみ飲む女。
    グォビンを探している。


    水面がほぼ白くなるぐらいのハイコントラスト。
    歌う少年,再登場。
    ペットボトルの水を飲み干し,またくむ女。
    殴られた男ととっちめに行く仲間たち。
    手と一緒に包帯が巻かれそうになるが女が巻き直す。
    フォーカスが徐々にあう。
    黒いブロックの塊のような奇妙なフォルムの建造物。
    またウォーターサーバーから少し水をくみ一口飲む女。
    本場の四川料理。
    グオビンがお世話になっている,という女のアップ。
    時計が並ぶ。
    ペアになって踊る複数の男女と夜景。
    奇妙なフォルムの建造物がロケットのように飛び立つ。
    画面に残るボーダー柄のタンクトップ。
    夫と再会。
    離婚話をする夫婦の背後で水を吐き出すダム。
    画面に緑が広がる。
    川の水位が156.3メートルになる。
    取り壊し決定,の字幕。
    映画スターの真似をしてかっこつける白シャツの友人。
    いつまでも着かないライター。
    雨。
    電話をかけると近くで鳴っている。
    瓦礫の中から聞こえた。
    白シャツの友人?
    小さなタグボートで送る。
    緑の山と河。

    男も再開した。娘はもっと南で働いている。
    今の夫はいい人か?夫じゃないわ。
    日に焼けたね。老けたのよ。
    なぜ16年も経ってから会いに来たの?タバコを吸う男。

    廃ビルの穴から見えるビル群。

    インタビュー
    ドキュメンタリーを撮るつもりで現場に入ったが物語がとりたくなった。
    10日もたたないうちに。

    モニュメント,去っていく人を祈念して設立された。
    資金がなくなり完成しなかった。

  • (2006年作品)

  • 再鑑賞。ジャ・ジャンクーの傑作。

    ダム建設に伴い水没することになる街で繰り広げられる、人々の暮らしにそっと寄り添うような映画。

    ダム建設で水没する街は、これから過去のものとなるわけで、そこに沈着した人々の記憶も、それとともに触れられない過去になっていく。なんとも無常。

    起伏の少ないストーリーや突如挿入される非現実的なシーンなど映画の捉え方によっては、観ても楽しめない方がいることは確か。

    ホウ・シャオシェンに通じるような温かな眼差しと、観賞後の味わい深い感覚は、好み。

  • 三峡ダムの建設により湖の底に沈む街にかつての恋人を探しもとめる男女の物語。全体の構成が非常に中国的だと感じた(4つのテーマ毎に章を分ける手法や、間接的な接点を持たせつつ主人公を二人設ける点が)。UFOやロケットの描写はあまりに唐突で本編を追う上で少し混乱した(監督インタビューを観て解決)。

  • (2006年 中国 監督:ジャ・ジャンクー)

    No.10 / 2o12

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