中国の植物学者の娘たち スペシャル・エディション [DVD]

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監督 : ダイ・シージエ 
出演 : リー・シャオラン  グエン・ニュー・クイン  ミレーヌ・ジャンパノワ  リン・トンフー 
  • 角川エンタテインメント (2012年7月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126205621

中国の植物学者の娘たち スペシャル・エディション [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 試写会で見ました

    これは『小さな中国のお針子』のダイ・シージエ監督の作品
    主役の女の子はフランスと中国のハーフのミレーヌ・ジャンパノワだから
    やっぱり似たような感じの作品でした
    そしてもう1人の主役が『龍虎門』でドニー兄さんの恋人役をやったリー・シャオランでした

    全然この映画知らなかったんですが、なんと同性愛の話だったんですね~
    植物学者のところに実習生として勉強しに行ったミレーヌが
    教授の娘のリー・シャオランと仲良くなっていつのまにか愛し合ってしまうという話

    どうせ誰も見ないと思うからネタばれ書きますよ

    2人でずっと一緒にいたいからとミレーヌはシャオランの兄と結婚するんですが
    もちろん兄とはうまくいかず
    兄が兵役に行ってる間に
    父親に関係がばれてしまってそのために父親を誤って殺してしまって
    結局同性愛と殺人で2人ともつかまって死刑になってしまうという
    ものすごいお話です

    なんか主役の2人があまり美しくなくて
    兄も父もかっこよくなくて
    えーと 美しかったのは風景?(爆)
    『刺青』ぐらい美しかったら萌え萌えしちゃうんだけどーー

    私が同性愛モノが好きなのは
    今ではもうほとんどなくなってしまった「障害のある愛」だから
    結ばれないとか、好きになってはいけないっていう切なさがたまらないんですよね~
    でもこれにはそういうのが伝わってこなかったなあ
    だからイマイチでした

    でも最後は遺言でお願いして2人の遺灰を1つにしてもらったから
    それで結ばれたんですよね
    ちょっと切ないね
    でも愛し合うことに葛藤がないからダメなんです(ダメなのか)
    というわけで、オシイ作品でした

  • リー・シャオランの美しさに脱帽。
    パッケージだと、田舎臭い?古臭い?イメージを受けたんですが、いい意味で裏切られました。
    匂い立つような植物たち。
    美しい女性達。

    ラストの展開は呆気にとられました。
    いろんな社会があるんだなぁ。

  • 中国の雄大な自然と濃く匂いたつ植物園の映像美に浸る。
    李小冉(リー・シャオラン)の艶めかしい肢体もとてつもなく美しい。

    ただもう少し物語を作り込めたのかなとは思う。時代や女性の同性愛の設定は良いと思うけど、中国における同性愛に対する偏見や、それによって孤立する2人の悲哀をもう少し丁寧に描いてくれたらもっと良い映画になってたかなと感じる。

    でも映像美は本当に素晴らしいので、観て損のない映画だと思う 。この映像美が気に入れば、同監督(戴思杰)が手がける『小さな中国のお針子』もおすすめ。

  • 下放のときの原風景が この作品に盛られているが・・・。 
    バルザックが自立のきっかけになる。

    中国語の勉強を開始したので 中国語のDVDも見始める。
    「中国の植物学者」に興味があったので とりあえず見たが
    カメラワークもよく 中国の昆林を舞台にしたが 
    実際の撮影はベトナム で風景がきれいだった。
    中国の原風景があるようだった。

    植物学者 陳教授は 時間に厳格なヒトであり 生活姿勢も厳格だった。
    そこに 植物実習に行く 孤児の 李明(Mylene Jampanoi)
    Mylene Jampanoi は フランス人と中国人の間に 1980年生まれた。
    設定は ロシア人と中国人の間に生まれた孤児 となっているが
    瞳がブルーで 中国人の雰囲気を持っていて 妖しい雰囲気の女優。

    陳教授に娘の 安安(李小冉)がいた。よく父親に使え 植物の知識も豊富。
    母を10歳のときになくし 孤独だった。
    二人の孤独は 急速に 二人を 近づけていく。

    温室の中で 薬草浴をしている 安安を見初める 李明
    二人して 泥んこになり 身体を水で洗う
    温室で風呂にはいっている 李明に 一緒に入る安安
    二人の心理的な接近を丁寧に 作り上げていく。
    うまいですね。その目線が・・・。

    安安の兄 軍人の蛋蛋が やってきて
    陳教授は 李明を 兄の嫁にすることを考える。
    兄は 軍人だけあって アタマが筋肉質である。
    李明の心をとらえることができない・・・
    李明と安安は 急速に近づいていくことになるが・・・。

    結末は セツナク かなしい・・・・。
    同性愛が 社会的な悪とされた時代を描く。


    中国的な原風景の中で
    音楽の使い方がうまく、台詞も多くない。
    しっとりと 描く能力は 戴思杰監督の才能なんでしょうね。
    落ち着いた雰囲気が 妖しい官能 をそだてる。

    植物学者は 植物のことを知るという範囲では
    栽培やその植物の特長について知ること だけでなく
    ニンゲンとのかかわりで どのように役に立つのか
    ということが ポイントなんだろうね。
    薬草学 という分野は とても重要だ。
    今回の場合は 陳教授は植物学者というより 
    薬草学者といったほうが正確でしょうね。

  • 「小さな中国のお針子」が好きで、同じ監督のこの作品も気になっていたのだけど、評価があまり良くないのをみてなんとなく後回しになってたのをやっと観ました。
    やっぱり自分で観て決めなきゃダメだなと反省。


    ストーリーそのものよりも、あの独特な環境、風土(ベトナム撮影らしいけど)、その中での生活、などが垣間見れたのが良かった。

    特に植物園のあの温室。
    そして小道具各種。

    植物園で、そこの主である厳格お父さんが管理しているその小宇宙がユートピアのようで。

    二人が惹かれあっていくのもすごく自然でなんの違和感も覚えなかったのですごい。

    お父さんの規律で守られてる世界が崩壊して行く様は切ない。
    禁じられた愛を貫くってことはそういうことで、それであの裁判になるんだろうけども。

    お兄ちゃん(男)がわかりやすいマッチョなキャラ設定なのが少し安易かなと。
    あと、折角の植物のスペシャリストなのだから、一つにどれかの植物の生態とストーリーを絡ませる、というか暗示させるみたいな演出もあって良かったかなと。

    主役のリーミンがハーフな設定なのは、古い慣例に対する新しい、外からの風っていう意味なのかしら。

    映像が美しくて、官能的で(足でなんかこねてるところとか、蒸されてるところとか、あの温室!)ディスク欲しい。

    そして、見終わったあと上皿天秤をネットで探しはじめたw
    茶葉を計るためだけに、天秤が欲しい。



    (2005/LES FILLES DU BOTANISTE/植物学家的中国女孩)

  • 同性愛が罪だったのか、殺人が罪だったのか。どちらか一つを許しても、必ず両方おこりえた、という、稀に見る鬱映画。
    見終わった後に、ここまで落ち込む作品は多くない。誰も悪くないし、誰も幸せになれてないし、誰にも勇気がなかった。

    親父は不憫すぎるし、兄貴は童貞のままだし、もうなんて言うか…。もはやこの監督のお家芸、「後半からくる」手法が活きまくりで、胸が締め付けられるとはまさにこのことだよ!
    リーがどんどん美しくなっていくんだよ。母親の温もりを求め続けた少女たちの末路がこんなんじゃ、切なすぎる。

    親父「アヒルの足がないぞ」
    リー「大嫌いです」
    親父「」
    九官鳥「毛主席万歳」

  • 中国の昆明とおぼしき場所を舞台にしたこの作品に出てくる自然の姿は「ブルーレイで見てみたい!」(残念ながら出ていません)と思わせる美しさ。もちろん主人公のふたりの女性たちもまた美しい。

    この映画を見ていて思ったのは、「なるほど物語というのは日常に亀裂が入っていくところを描くものなのだ」ということでした。

    物語の終章あたりで、あっという間に廃墟同然になってしまう植物園の姿が象徴するように、この家族の幸せというのは、あの暴君さながらの父親が作り上げた幻影のようなもので、そうしたあやういバランスはあっという間に壊れてしまうのです。

    しかも、それは父親自身が種を蒔いたようなものですから、実に皮肉です。と同時に、この二人の女性たちも実は父親の被害者などではなく、やはり自分たちからこうした悲劇を引き寄せているわけで、そのあたりの描き方がなかなかよくできていると思わされました。

    ちなみにタイトルの「植物学者」というのは本当は「薬学者」というのが正しいかと思います。中国だから薬=漢方薬なので、植物の研究になるわけですが。

    残念なのは、ちょっと音楽が大仰かなぁというところ。もっと密やかな音楽でもよかったように思います。

    文革が終わり、そして改革開放や民主化運動の怒濤が始まるあいだに、ほんのちょっとした「静かな時代」があったのだなぁと思わせる映画でもあります。

    ※追記
    映画の中で孤児だった主人公が「忘れたいこと」としてあげていたのが、彼女の両親を失った唐山大地震であったというのには胸をつかれる思いがしました。

  • 全体を通して優しい色調で語られる映画であった。叙情的な描写が多く、特にラストシーンでの乳白色の湖面に映る霞がかった山々が際立って美しい。また、この作品のテーマは同性愛であり、中国では同性愛は禁忌であることから、最終的に二人は銃殺に処される。
    なぜ同性愛は美しいのか?二人は普通でない愛の形を貫く為に立ちはだかる様々な障害に対して自らが傷つき、また周りを傷つけずにはいられない。そんな二人の姿が描かれているからであろう。

  • 父親を殺して、二人とも死刑とは終わり方が唐突。

  • #Gyaoにて視聴。次第に重々しい静かなるびっくり展開。伏線は控え目、暗示的。人物は雄大な自然環境の中で遠景に描かれている。台詞は少ないけど情報が少ない分、心情の推測は出来る。魂を描こうとしているのかなと。 遊覧舟のシーンが特に異国情緒があったと思う。

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