厨房で逢いましょう [DVD]

監督 : ミヒャエル・ホーフマン 
出演 : デーヴィト・シュトリーゾフ  シャルロット・ロシュ  ヨーゼフ・オステンドルフ  マックス・リュートリンガー 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.20
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  • (4)
本棚登録 : 77
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102491833

感想・レビュー・書評

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  • 「最高のチョコを舌でとろかせながら、あなたに抱かれたら・・・」
    恋に落ちた(でも相手は妻子持ち)、人づきあいの苦手な天才シェフのお話。ドイツ映画。
    誰かのために作る料理、誰かを想って練る料理。丁寧に、じっくりと。出来上がるのは、食べる人をとろけさせる、官能料理。


    主人公が天才シェフな映画なのに、意外にグルメ的な映像は少ない。
    料理そのものの姿より、食べる姿の方が、おいしそうだものね。チョコ・コーラソースも、花とコーヒーの入った魚料理も食べたことはないけれど、「おいしい」ってどういうことか、色気が咲く表情から感情として理解できる。
    自分の中で何か大切な記憶とか感情が引き起こされる料理・・・がわかる人、楽しめる人が、本当のグルメ。かなと思いました。


    おいしいお酒は好きな人と飲みたい。香りのあるものがいい、ボトルに入れて。家に帰っても、香りが残るような。
    さし向いで食べて、飲んで。家庭的な幸せを感じさせつつ、官能を忘れない、ヨーロッパ的な映画だったと思います。
    なんか無理やりな最後も御愛嬌!と受け止められるあたり、全体的に私の好みだったんだろうなぁ。

  • 料理の腕前は超一流だが、他人とのコミュニケーションは人一倍苦手。そんな孤高の天才シェフ・グレゴアが、平凡な主婦エデンに恋をした。
    だが、口下手な彼に出来るのは、おいしい料理を作ってエデンの胃袋を満たしてあげることだけ。
    エデンを想う恋心は彼の店の看板メニュー“官能料理”ことエロチック・キュイジーヌにも影響し、
    その味わいはますます磨きがかり、口にした者を魅了していくのだが…

     この映画、料理自体もかなりエロチックに描かれています。
     けど、ちゃんとグレゴアがでかい鹿を吊るして捌くシーンとか、料理のグロテスクな一面も描いています。

  • 悪くないんですよ~世界のデブで思い切り禿げ上がった男性に希望を持たせる素適な作品です。多少デブで少し薄くなってきた僕でさえもこの作品から射し込む一条の光で心が豊かになったような気がしました。

    「厨房で逢いましょう」
    https://www.youtube.com/watch?v=HwLkxDHV-q4

    またヒロインのエデンがとても魅力的な女性で、とても子持ちの人妻とは思えないくらいに無邪気で真っすぐなんですよね。彼女に惚れない男なんているのかと思うくらいに……空気読めねぇ~www男がかわいそうになるくらいにwww

    予告だけ見ているとかなりきれいな作品に見えるのですが、エデンは人妻です!そこからトラブルが発生していき二人の行く末は…と思うのですがデブのボディプレスって効くんですねw

    というわけで波乱万丈から美しい終りにしてくれたのは良かった。店舗でも移動店舗にしたアイデアは秀逸でしょう~。

  • ちょwこのパッケージwww
    テレビでやってたの録画しといたのを今ごろ見た。
    なんかもう、天晴れドイツ映画wwwとしか言えない。
    デブでキモい変態が主人公。というだけで勝ってる。
    日本のテレビ地上波でドイツ映画やってくれることってめったにないのに、やってくれると大体こういうイイ線ついてくるよねー。
    録画しといた映画って、98%ぐらいは一回見たら「ま、いっか」とさくっと削除しちゃうんだけど、こいつはダビングして残しとこう。

  •  変わり者の天才シェフと主婦の禁じられた恋心。

     料理が性的な関係のメタファーになっていて、官能的な雰囲気を出している。終盤の夫の「君の料理のおかげで妻は妊娠できた」にはちょっと笑った。
     美味しいものを食べる誘惑に勝てないのと性的な誘惑に勝てないのは似ている。誘惑に人生を翻弄される姿は滑稽でもあるが、ラストはそれすら受け入れて生きているように感じた。
     
     「厨房で逢いましょう」という邦題は官能的なこの映画のイメージに合ってない。原題の「Eden」にヒットした料理映画「幸せのレシピ」をかけて「楽園のレシピ」なんて邦題はどうだろうか。

  • ザワザワする。自分本位の生き方にみえてしまうけどどうなんだろなあ…

  • ≪内容覚書≫
    体重100キロ超えの天才シェフ。
    その料理に魅せられた夫のいる女。

    シェフは、女に気を取られ、
    料理が変わってしまう。

    女は、官能的なシェフの料理のおかげで、
    夫との関係に熱が戻り、待望の第2子を妊娠。

    夫は、妻がシェフと浮気していると仲間に噂され、
    激怒、懇願、そして、ワインセラーを破壊。

    シェフは料理の評判が落ち、
    ワインセラーを失ったことで、
    店をたたむことを余儀なくされる。

    そして、街を出る前に、妻に会いに行き…。

    ≪感想≫
    録画番組の保存名が、
    「シネマ☆ランデブー 厨房で逢いましょう」。

    恐ろしいタイトル詐欺にあった気分。

    内容を確認せず、録画をため込んでいた自分が悪い…悪いが…、
    これは、予想外!

    最初のシーンに現れる巨体。
    そして、むしられる鴨?の羽毛。
    乱雑でグロテスクな料理の下準備のシーン。

    この時点で、おかしいと気づいたが、
    もはや手遅れ。

    先が気になって、最後まで、きちんと観てしまった。
    そういう意味では、引き込まれる良い作品だった。

    なんというか、ハリウッド映画のようなきれいさがない分、
    生々しい人間臭さを感じさせられた。

    「食」は人間の本能で、官能的であり、そして汚い。
    こんなに、エロスにあふれた汚い食事のシーンは、初めて。
    一心不乱に皿に向かう女の姿は、むしろ、ホラー。
    怖かった。

    いろんな意味で衝撃だった。

    あとは、登場人物たちの、
    特にシェフと女の心理がつかめなくて、
    ちょっと不気味な印象が残る。

    最後、夫を殺してしまったシェフを訪ねる女の心境は、
    どんなものなんだろうか。
    表情を見る限り、憎悪は感じられなかったので、
    シェフへの愛に気が付いたと解釈していいのだろうか。
    女のせいですべてを失い、人殺しまでしてしまったシェフは、
    はたしてどんな気持ちで女に声をかけたんだろうか。

    めでたしめでたし、とも言い切れず、
    観終わった後の爽快感はない。
    余韻が残る映画。

    邦題に騙されることも含めて、
    いろいろ衝撃を与えてくれる良い作品だと思う。

  • 独創的で官能的なコース料理… 一口で虜になる楽園のような味わい… プラリネ…。召してみたい。

    邦題に反した暗い空気感は好み。

  • これ、コメディーだよね?

    笑える所が殆ど無かったので、コメディーじゃなかったのか…と、思ったけど、最後の方はやっぱりコメディーだった。

    解りにくい。

  • 食は命そのもの。

    命をつなげるために命をいただく。

    一見冴えない中年男は凄腕の料理人。それも官能料理人。

    食べた者はその味の虜になる。

    さびしげな女もいつしか彼の料理の奴隷となってしまうが・・・。
    女は魔物。
    自分の欲しいものを手に入れるためには手段は選ばない。

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