Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2008年 04月号 [雑誌]

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  • たまには雑誌を登録してみる,ということでこの月のHBRで行われていた特集は「戦略」について。

    今まではCEOが担っていた戦略を専門に担当するCSO(Chief Strategy Officer)の必要性から始まり,本質的な「戦略とは何か」,それを考えるためのテーマであるそもそもの「企業目的とは何か」を自問自答する必要があると論文は訴える。

    翻訳の論文なので相変わらず読みこなすのが難しいけど,暇を見つけて何度か読んでみよう。

    これは図書館で除籍処理されたモノだったけど,HBRがタダでもらえるなんてなかなかいいよね。

  • ○BCG流チームビルディング
    ・得意分野が異なるメンバーでチームを作る
    →それぞれが突出した才能の持ち主、言わば「出る杭」タイプを集めたチームの方が優れた解決策を見つけ出すものだ。

    ○顧客生涯価値のリアル・オプション分析
    ・リアルオプションで顧客生涯価値を計算すると、一般的なLTVとは異なった結果が生まれる
    ①通常のRFM分析で、ある顧客層の将来における購買行動を推定。期待収益算定。
    ②各期間に発生する顧客一人ひとりのコストを産出。
    ③期待収益、コストの結果に基づいて、対象期間における顧客一人ひとりの利益貢献度を推定
    ④これらの期間について、その顧客の将来における利益貢献度がマイナスになるかどうかを判断
    ⑤最後にオプション価値を含めたLTVを算出。いずれかの期間中にその顧客を放棄することで、どれくらい節約できるか計算。

    ○マーケットデザインの経済学
    ・市場がしかるべく機能するための条件
    ①市場参加者の増加
    ②情報開示の安全性
    ③混雑の解消

    ○CSO:最高戦略責任者の役割
    ・CSOに期待されている3つの仕事
    ①具体的な戦略を立案するために努力を傾ける
    ②改革を加速する
    ③組織をたえず改革するような意思決定を推奨する

    ・CSOの具体的な仕事
    ①時間軸に注目する → 「中期(1~3年)」の管理
    ②戦略プランニングと実行をバランスさせる
    ③しかるべき影響力を行使する
    ④ITと人事について精通する

    ○戦略と業務の統合システム
    ・循環型マネジメント・システム
    ①戦略の開発
     -事業の目的は何か、その理由は何か
     -現在の事業課題は何か
     -どの様に戦うのが最も賢明か
    ②戦略への落とし込み
     -戦略マップと戦略テーマ
    ③業務計画
     -プロセスの改善
     -販売計画
     -資源配分計画
     -動的業務予算と設備投資予算
    ④モニタリングと学習
     -業務評価会議
     -戦略評価会議
    ⑤戦略の検証と調整
     -コストと収益性の報告
     -統計分析
     -戦略の創発

    ○ストラテジック・インテント
    ・戦略の本質を捉えている
    ・時間が経過してもぶれない
    ・社員が一個人としても献身するに値する

    ○多角化戦略の本質
    ・製品-市場戦略の四分類
    市場浸透:既存の製品-市場戦略から逸脱せずに売り上げ増を図る
    市場開拓:既存の製品ラインを新しいミッションに適用する
    製品開発:現在のミッションを維持し、今までとは異なる特性を備えた製品を開発
    多角化:現在の製品ラインと市場から同時に離れる

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著者プロフィール

1913年(大正2年)、「経済雑誌ダイヤモンド」の創刊とともに誕生し、2013年(平成25年)には創業100周年を迎えた。「ダイヤモンドのように小さくともキラリと光る」が創業の精神。現在、「週刊ダイヤモンド」「ダイヤモンド・オンライン」などの各種メディアでタイムリーなビジネス情報をダイバーシティ社会に提供するとともに、ビジネス書から生活実用書、経済小説まで、幅広い出版物とメディアを世に送り出している。本書は、同社経営情報編集局・出版編集部で制作。

「2022年 『相続&事業承継で頼りになるプロフェッショナル 2022年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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