ちりとてちん 完全版 DVD-BOX I 苦あれば落語あり(4枚組)

出演 : 貫地谷しほり 
  • VAP,INC(VAP)(D)
4.36
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021159418

感想・レビュー・書評

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  • 今更一気観。最高じゃ!

  • 小学校3年生の夏、和田喜代美は祖父母が暮らすお箸の街・福井県小浜市に家族四人で引っ越してくる。
    同じクラスには同姓同名の和田清海がおり、彼女は可愛くて完璧な人気者。
    元来くよくよ陰気な後ろ向きな喜代美はB子、清海はA子と呼び分けられることを自ら申し出てしまい、ずっと後悔したまま高校生までを過ごし、何度も破れない殻にジタバタしながら、高校を卒業する。
    しかし変わりたいとツテを頼って大阪に行くことに。
    そこで子供の頃大好きだったおじいちゃんと聞いていた落語の声の主・徒然亭草若師匠と弟子たちに出会い、やがて落語家を目指すお話。

    くよくよしたヒロインもいいけど、面白いお母ちゃん、寅さんのような小次郎おじちゃん、おばあちゃんもお父ちゃんも正平も家族みんなの関係性が面白いし、優しい。
    親友の順ちゃんも紅羅坊奈丸先生みたいでクスッとくるし頼もしい、A子も物語を後から振り返るとすごく鈍感だけど愛おしい、そしておじいちゃんの存在が亡くなった後もずっと包んでくれているような…所々の小ネタやみんなの演技もいいし、特におっちゃんとお父ちゃんの掛け合い、お母ちゃんのおかしなキャラ、四人の兄弟子のわちゃわちゃ感、四草兄さんのキャラ、奈津子さんのオンオフなど寝床に集う面々も楽しいし、みんな大好き。

  • 一回きりの人生やぎょうさんわろうたほうがええ~

  • もう★5つじゃ足りないくらいだと思います。
    放送は途中から見始めて、本当に大好きになりました。
    今、改めて見返すと、本当に日々泣き笑いです。
    瞼は腫れるし、鼻水はすごくてティッシュがすぐ空になるし…(笑)

    ということで、二番手人生を過ごしてきた喜代美が、ぎょうさん笑って生きていく為に、福井を出て大阪で自分探しをして、落語家に弟子入りするまでを描いたのが、BOX1.

    最初は後ろ向きヒロインで、いっつも自分のことばかりで、よく順ちゃんが友達やっていてくれているなと思える喜代美ですが、大阪に出て、ひょんなことから知り合った落語家とその弟子に関わるうちに、次第に人のことを考えられるような人間になっていく。
    その過程がとても自然で、好もしくて。
    それをまた、周囲の人たちもちゃんと認めてくれているのが、愛されて見守られているんだなぁと。

    ちりとてちんの最大の魅力は、何と言っても登場人物のキャラ立ち。
    誰一人を取ってしても、影の薄い人がいず。
    それだけのキャラクターが大勢でわきゃわきゃしているのに、うるさすぎると感じさせることもなく。
    喜代美を育てた和田家の人々は、いろんなことがありながらも、家族内がギスギスしていたとしても、どこかコミカルでいい意味で軽く、その気風が落語をしなくなり、死んだように生きていた草若師匠に笑いを取り戻し、どんなに挫けそうになっても尊敬する師匠から離れず、泣きながらも歯を食いしばって頑張っている草々の姿に、人の為に何かをする気持ちを抱く喜代美、そうして頑張ることで、周囲の人たちの一門の見る目も変わっていき、やがて去って行った弟子たちも戻ってくる。
    人と人との関わりが、これほど大きな力を持ち、人の心を動かし変えていくその過程が、本当に良くて。
    説教臭くない人生訓には多く学ぶこともあって。

    そうして集った徒然亭一門と和田一家の相互作用がまた柔らかく温かい。
    その中核に居るのは、やっぱり糸子お母ちゃんだと思います。
    役柄とは別に、日常の中で彼女と接していたとしたら、彼女の偉大さは分からないくらいの、本当にどこにでもいるような、ちょっとひょうきんなお母ちゃん。
    でもその温かさは形ではなく別の何かで、関わっている人たちみんなに柔らかな何かをもたらしていく。
    その恩恵に一番預かっているのは、勿論家族であり喜代美だと思うけれど、何より救われたのは草若師匠じゃないのかなーと。
    本当に彼が落語に戻って来てくれてよかった。
    師匠の為にも、弟子の為にも。

    そして伏線の見事さにも、もう本当に頭が下がります。
    喜代美と落語の出会い、
    カセットテーブを聞く草々さん、
    挫けそうになった心に、在りし日の師匠の姿、
    そしてそのテープを譲った日のこと、
    そのテープが繋いだ縁、
    袋小路に入っていた師匠と草々さんの間に新風を巻き起こした娘の飛び込んできたきっかけ、
    落語家になるのを反対に来た父親が、喜代美がテープを握りしめているのを見て、「同じが導いてくれている」というのを、弟子たちと自分の関係、そしてこの縁もまた、必然なのかもしれないと思ったのかなぁとか。

    唯一、小草若が泣きながら高座で「寿限無」を噺した時、これはどうかなぁとは思ったけれど、その姿には、息子があの日の真相を知って、それで自分を許してくれたことを師匠が感じ取ってくれたからからこそなのかな、と思ったり。
    そういう表に現れもしない伏線までもがすごいなと思いました。

    脚本も大好きですが、主だったストーリーと流れ、そして伏線はメインスタッフで練り上げていくのだと思います。
    よくぞこの物語を作ってくれました!
    多謝!!

    BOX2もこれからじっくり見ます。楽しみ!

  • ドラマ放送最初の1週目での愛宕山の使い方にやられてしまい、毎日3回くらい見てた。DVDまで買ったし、落語好きにもなってしまった

  • 出合えて良かったと思える作品のひとつ。
    全てのキャストがピタッと役にはまっていると思います。
    連ドラ放送も録画して毎回欠かさず見ていたのですが、何度も見たいと思う作品でしたので、DVD-BOXを購入しました。
    最近おもしろい事ないなぁ~と思っている方に是非お勧めしたい作品です。

  • 1.喜代美の子供時代。小浜に引っ越してきたら同姓同名の子がクラスにいた。B子と呼ばれるようになる。何かとついてなかったけれど落語好きな箸職人の祖父が話を聞いてくれていたが死亡。

    2.喜代美の高校生時代。高校を卒業し母親とケンカして大阪に家出。母が歌う五木ひろしの「ふるさと」を電車の中で聞き号泣。

    3.大阪での生活が始まる。噺家の家に住むことになり、草々に恋をしてA子が原因で失恋する。

    4.ついに落語家になることを決意する。

  • 朝ドラ史上最高傑作だと思う!!!

    はじめの方は放送時リアルタイムでは観れてないんだけど、DVDで観たときの感動はヒトシオでしたわぁ( ´ ▽ ` )

    おかあちゃんと喜代美の別れの場面は何度観ても感涙です!

    一生手元に置いといて、色んな岐路にみかえしたい作品です!

  • ちりとてちん、サイコー!!登録するのを忘れてた。。。

  • 『野辺へ出てまいりますと、春先のことで、空にはヒバリがピーチクパーチクピーチクパーチクさえずって、下にはレンゲたんぽぽの花盛り。かげろうがこう萌え立ちまして、遠山にはふあ〜っと霞の帯をひいたよう。麦が青々と伸びて菜種の花が彩っていようかという本陽気、やかましゅう言うてやってまいります、その道中の陽気なこと!』

    これはほんとにすごい。面白い。言葉じゃ伝えられないのがもどかしい。

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