サラエボの花 [DVD]

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監督 : ヤスミラ・ジュバニッチ 
出演 : ミリャナ・カラノビッチ  ルナ・ミヨビッチ  レオン・ルチェフ  ケナン・チャティチ 
制作 : ヤスミラ・ジュバニッチ 
  • アルバトロス (2008年6月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318400747

サラエボの花 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ボスニアヘルツェゴヴィナの首都グルバウィッツア地区で集団セラピーに通いながら12歳のサラと暮らしているシングルマザーのミリュナは生活に苦しく子供がいることを隠しナイトクラブで深夜まで働く日々を過ごしていた。父がシャヒード(殉教者)である事を誇りに思っている活発なサラはサッカー中のケンカをきっかけに同じくシャヒードの遺児と友情を深めていく。ボスニア紛争によってもたらされた爪痕に苦しむ母娘の再生と希望の物語を描いた感動のドラマです。重厚な作品で戦争の悲惨さを色々考えさせられた映画でした。
    切ないけど観て良かったと思いました。この映画を観てこの監督の他の作品も観てみたくなりました。

  • ボスニアの紛争は、テレビのドキュメンタリーや、ルポを読んだり、また、元サッカー日本代表監督のオシムの発言を聞いたりする限り、本当に過酷なものである。

    人間の憎悪の恐ろしさ、民族主義的な集団の狂気、戦争(内乱)によりどれだけの非人間性、人間の暴力が、人間関係を切り刻み、明日を信じられない世界を生み出すのか。
    その意味で、闇の深さを暴き出す、社会的な映画なのかなと先入観を持ってみたが。そんな映画ではなかった。

    静かに、淡々と人間関係を写し出しながら、背景にある、戦争の恐ろしい傷跡、人間関係、社会、世界への不信と、信頼をしたいという希望をもちながら、あがく姿を見事に描き出している。

    エンディング近くについて。

    子どもではなくなりつつある、娘が、自分のアイデンティティを保てなくなるような真実を知る中で、頭を丸めることは、禊を落とすことと、非常に不安定な世界と、どう折り合いをつけていいかが分からない、反抗することで折り合いをつけるしかない状況を表現していると思う。
    そんな中、バスに乗り込み修学旅行に行くなかで、娘が笑顔になり、歌を歌う。新たな出発ができると感じさせられるエンディングに感動した。

    登場人物たちの、表情、演技が良かった。
    やはり母と娘。この関係。

    また、ストーリーの構成も、練られてれている。
    伏線のようなものがちりばめられていて。

  • 大学の授業内で見た映画。

    紛争について勉強している中で、締めくくりとして見た映画でした。


    何年もこんなふうに影響を残すのが戦争。
    しかもこんなことが私の産まれた頃にあったなんて、
    驚くべき話ですね。

    自分がこんな境遇だったら、と娘役の美少女をみて思っておりました。
    正直辛くて、生きていけない。

    でも、これから強く生きて行くであろう姿が何とも心打たれました。

    これは映画ですが、実際にこのようにレイプされて産まれた子供が、
    今、私と同い年くらいでいるのだと思うと、辛くなります。

    これから、こんなことがもう起こりませんように。
    私たち誰もが幸せに生きられる世界になりますように。

  • こんなに美しいものを見たことがない、という言葉に涙が溢れた

  • サラエボ 悲しくも、たくましい映画に感動。
    母親/エスマのたくましさ。
    そして、はたらけどはたらけど、ラクにならない現実。
    サラ 12歳。卒業の旅行に行くことになっている。
    のびのびと育っている。まっすぐで、直情的。
    母親から 『父親は戦場で死んだ。シェラードだ。』
    と聞かされていた。
    卒業旅行は、シェラードの証明が在れば、免除される。
    サラは、シェラードの証明書が欲しいというが、
    エスマは、いろいろなところから前借りをたのむ。
    結局、友達のカンパで集まる。このシーンがいいなぁ。
    エスマが働いているバーの用心棒のペルダは、
    エスマに好意を寄せる。
    ペルダは、用心棒であったが、経済学を勉強していた。
    エスマは、医学部で 勉強していたのだ。
    ペルダに送り届けられた母親 エスマをみる。
    母親に捨てられるのではないかと心配する。
    母親 エスマは そんなことはないと サラを抱きしめる。
    そして、母親から 父親の正体を聞かされて
    サラは、ショックを受けるが、その後の行動がじつにスゴイ。
    これには、おどろいたなぁ。芯の強さに。めげていない。
    そして、サラは 旅行のバスに乗る。
    バスの窓から 恥ずかしそうに 手を振る。
    サラエボの歌を 一緒に歌うのだ。

    エスマの娘を思う気持ちが、サラに通じている。
    いい映画やった。

  • ☆7

    2014.4 視聴

  • 2015/11/14 ボスニア紛争による 悲劇
    悲劇の親子でありながら、母と子どもの絆の深さに意味がある。母は思い出したく過去を背負いながら 娘を愛し…娘の修学旅行のお金の準備をする為に夜にも働く 娘は父親の存在を殉教者として 思い描き 証明書を必要としているが 事実を明かす親も真実を知る娘も 何だか やり切れない。
    でも、娘自身が サラエボの花のように 輝く存在だったんだね。淡々としてた映画だけど…悲しみが描かれ それでも その運命を受け止め生きてゆく潔さ…エンドロールの歌を聴きながら 後から涙が出てきました。

  • わずか10年前に戦争があった。でも、10歳の子どもは戦争のことを知らない。母親も何があったかを語ろうとはしない。したくない。でも、語らなくても、知らなくても、戦争はそこに今でも「ある」のだ。
    きっとサラエボの観客もみんなこの事実はできれば思い出したくはないだろう。でも、そうするわけにはいかない。この映画を作った人、見た人たち、双方に心から敬意を表したい。

  • 映画館で観ました。

    パンフレットの解説にもあるが、この映画は、基本的にどちらが悪い(セルビア叩き等)ということを言っているのではない。集団レイプそのものはもちろんだが、その被害者と産まれた子供すらも(忌むものとして)忘れさろうとする社会への憤り、そして人間の尊厳そのものを問う内容です。監督の言葉によれば「愛についての映画」。
    主人公エスマ役のミリャナは、主人公の疲労感や苦悩などが伝わってくる良い演技(おばさんっぽいと言えばそうだけれど)。セルビア人であるミリャナがこの役をやること自体が話題になってますが、演技もいいですね。

    娘サラ役のルナは、まっすぐなキャラクターで、体当たりな演技をしてます。かわいくてスタイルも良いので、今後人気が出てくるかもしれませんね。

  • 戦争が生んだ悲劇をその後にスポットをあてた作品。ただボスニア系の話には暗さがつきものである。母子家庭が話の中心なのだが、苦労、苦労…なんかそれしか出てこない。

    「サラエボの花」
    https://www.youtube.com/watch?v=cam5oHfpsQE

    花とは一体何を指すのだろうかシャヒード(戦死した祖国の英雄)達を指して花とうたったのか、それともエンディング光景の母子の姿なのだろうか?切ない映画です。銃を持ち出してまで、家族の過去を素人する娘と突きつけられた母親の告白…嫌になる。いい作品だが嫌になる…

    お隣の国で作ってもよさそうな題材だけど…おとなりさんは嘘だからなぁ~w

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