迷子の警察音楽隊 [DVD]

監督 : エラン・コリリン 
出演 : サッソン・ガーベイ  カリファ・ナトゥール  ロニ・エルカベッツ 
  • Nikkatsu =dvd=
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感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988103631580

感想・レビュー・書評

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  • エジプトの警察音楽隊が友好演奏のために、イスラエルに到着するが、迎えが来ていないことから、自力で目的地に行こうとして、全く別の場所にたどり着いてしまう。

    タイトルから、迷子のドタバタをおもしろおかしく描く映画かと思ったが、別場所について、それぞれの楽団が現地の人と1夜を過ごす中での交流を描く、静かな映画だった。

    淡々としていて、少し滑稽でいて、ほの悲しい雰囲気。アキカウリスマキ監督の映画をテンポ良くしたような。

    迷子になることで、規則にがんじがらめの警察に時間(余裕)が生まれ、人の人生の交流が生まれる。

    道草と同じで、本来必要ではない無駄な時間にこそ、自分を見つめなおす、人生の流れ(時間)を眺められる。

    お店の女主人公が、若く、きれいすぎるのが、配役の違和感を感じた。もう少し年増の50代くらいの設定なのではないだろうか。

  • パッケージに書かれた能書きの多いこと!「キエフ国際映画祭」「ミュンヘン映画祭」「エルサレム映画祭」「イスラエルアカデミー賞」「カロヴィヴァリ映画祭」「東京国際映画祭」「カンヌ国際映画祭」これだけの名作なんだぁ~と思いかなり期待していたのですが、作品通りの迷作のような気がしました。

    僕自身もあまり記憶にないというかイスラエル映画というのは初めてかもしれない。そもそもイスラエル単体で映画を作れるのかというのは疑問である。アメリカとイスラエルの合作作品は高校時代に見たことがあるのですがこれはあくまでも正義と悪に分かれているので本来のイスラエルというものが分かりづらい。86年のその映画はアメリカ人の死因の原因ベスト3の第二位!

    https://www.youtube.com/watch?v=T6c8WfeG7No

    チャック・ノリスがハイテク兵器を使って戦った「デルタフォース」くらいですかね~

    https://www.youtube.com/watch?v=XVJlHW7fuzw

    今見るとなんてことないバイクや車なんですけどねwwwというわけで思い切り脱線してます。

    「迷子の警察音楽隊」
    https://www.youtube.com/watch?v=bz_FB4B763Q

    「今夜は映画みたいだった」ヒロインの女性がそんなセリフを残したが本当にそんな作品のような気がする。温かさが蔓延しているのだが、エンディングが難しそうだなぁ~と思ったが案の定と言った感じでした。ちょっと見るには難しさがあります。それぞれの国の文化を理解しないと細かいシーンがなかなか理解できそうにないような気がします。

    評価であってもこの細かな設定を観て瞬時に理解できる人はいないのではないかと思います

  • 映画の可能性を感じる

  • ゆったりとした、激しい感情が表面に出てこない映画。
    ほの暗いなかにわずかに暖かさを感じる、割と好きな雰囲気。

  • 低い女性の声に、初めてしびれた

  • みんな少しの孤独と幸福をかかえていきている。

    仕草や目線、言葉の細部にわたるまで感情の流れがあって、面白い。
    制服姿の音楽隊のみなさんがかわいらしい感じでしたね。

  • 今年(はまだ始まったばかりだけど)観た映画の中で、今のところ一番のヒット。
    イスラエル映画です。

    前知識ゼロで見ましたが(huluで偶然ヒット)、当たりでした。
    大人の迷子映画。

    物理的にも気持ち的にも迷ってしまった大人たちの
    1日を切り取った映画でした。

    でも、迷子になるのは悪くない。
    迷子にならないとわからないこともあるはずと感じました。

    本当にいい映画でした。

  • 砂のもやがかかったような黄ばんだ景色に、ライトブルーの警察服がよく生える。おっちゃん達かわいー

  • 2023年12月2日現在、イスラエルによるガザへの攻撃が再開されている。また今後、避難の名目のもとエジプトへのパレスチナ人追放が企図されているという報道もある。一方エジプトは1979年にアラブ国家の中で最初にイスラエルを承認した国だが、国内ではそうした政府に対しパレスチナを裏切ったとする反発の声が根強い。2011年のアラブの春によりそれまでのムバラク政権が崩壊し、社会の混乱を経て2013年のクーデター後は軍政となって現在に至るという状況でもある。

    イスラエルは中東における西側諸国の『飛び地』とする見方がある。その『飛び地』を訪れたエジプト人に投げかけられるイスラエル人の眼差しが差別的であることは、この映画の中でも描かれている。イスラエルにおいてもアラブの人々への蔑視は自覚されており、溝は深いように感じられる。しかし個々の対話や音楽等の文化交流によって溝を乗り越えようとする人々は存在し、またそれは可能なのだと、本作は言っているように思った。
    なお本作、公開は2007年で舞台は1990年代だという。

  • エジプトの警察音楽隊がイスラエルに招かれてやって来たが、迎えもなく自力で辿り着いた所は別の場所。一晩庶民の家で過ごす事になる。

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