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- / ISBN・EAN: 4582224462902
感想・レビュー・書評
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おもしろかった。B級っぽいけど、B級じゃない。
主役の女の子のとばっちり感がすごいw
かわいそうすぎ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういうのが、怖い時代があるんだよなぁ。
最近、自分の中学時代を思い起こされることがよくありまして。
例えば、中学校1年生の時に先生にケンカを売った話とか、
中学2年生の時に、学級崩壊が起きたこととか、
中学校3年生の時に、給食が嫌いで、先生と毎日嫌いな給食交換してたとか。
そんな話を思い出す。
その話を聞いた、今の現役の先生に、
「あんた、面倒くさい女だったのね。」と言われる。
「そうやって、わがままを抑圧されるべき時に、その経験をしなかったのは、あんたの不幸よ。」とも言われる。
あぁ、そうか。そうだなぁ。と思いつつも、とても悲しい気持ちになる。
なんだか、見離されていたみたいで。
教員にとって、敵に回したら厄介な存在だと思われていたから、
こいつは適当に泳がせておかないと面倒くさいとか、思われていたのかぁ、とか、
わたしは、圧倒的な何かに、
「お前なんか間違っている!」って、説得力を持って押さえつけられたかったのだ。
父にはそれを、求められなかった。
機嫌の悪いときに、怒鳴られて、髪の毛をつかまれて振り回されるようなこととかはあったけど、私の意見を聞いて、説き伏せるような人間ではなかった。
私はとても、反抗的な人間だったことは、よく覚えている。
ただそれは、分からなかったんだ。
「だめなものはだめ」と言う大人が。
何がダメなのか、何でダメなのか教えてほしかっただけだったのに、
「屁理屈言って反抗すんな」と自分を否定されて終わるだけだった。
ものには理由があるはずでしょう。
それを考えることをやめてしまった人が、
「ダメなものはだめだって言ってるんだ。それを何でって聞くやつのほうがおかしいんだ。」と
周りが、勝手なことを言っているだけの大人に思えたあの頃。
正直今も、その頃の自分の心持は、変わっていない。
だめなものはだめだという理由を、
わたしは一緒に考えられる人間でいたいんだよ。
人が抱く疑問に、そんなこと考えるあんたがおかしいだなんて、絶対に言っちゃいけない。世の中の道理がまだ見えていないから、抱いてしまう疑問を、
ないがしろにしては、いけないんだよ。
でも、道理が分からなくても、自分の生きてきた分の経験をもとに、考えることはできるはずなんだよ。それが、どんなに幼くて浅はかなものだったとしても、
そうやって人は、「考える」ってことを、覚えていくはずなんだよ。
わたしには、そのことを教えてくれる人が、いなかった。だから、反抗した。反抗しても、誰も何も教えてくれなかったから、自分で考えるしかないって、心のどこかであきらめたのだと思う。
それはまるで、親がそばにいなくて、泣く子供が、
泣き疲れてしまっているのに、それでも親はそばにいなくて、泣くことを諦めてしまったように。
わたしは、不幸だったろうか。
抑圧されて、押さえつけられれば、そういうものだと、
納得しただろうか。
しないだろうなw
わたしはきっと、押さえつけられた力と、同じだけの力で、反抗したと思う。
反抗してたとしたら、もしかしたらそれは、私の生き方に、少なからずの影響を及ぼしたかもしれない。
でも、できなかった。
わたしはその時から、
一人で、それでも一人で、前に進むしかないと、
思ったのかもしれない。 -
▼キャスト&スタッフ
出演: 飛鳥凛, 川村ゆきえ, 岩佐真悠子, 斎藤洋介, 中野英雄
監督: 寺内康太郎
▼ストーリー
岐阜県の養鶏場を営む沢田家の三姉妹。結婚を控える長女の幸子、自立して美容室で働く雪枝、陸上部に所属し活発に学生生活を送る三女・真弓。順風満帆なこの家族に、雪枝の昔の恋人・鈴木が起こす残虐な事…。その運命を背負うことになる真弓。雪枝と間違え真弓に硫酸をかけ、そして半狂乱のままで一家に殺意を抱く鈴木…。狭い田舎町で起きた残虐な事件、そして精神的にも肉体的にも事件の傷を抱え一人、孤独に陥る三女とそれを励ます姉たち―…。そんな中、町では真弓の通う高校の生徒・OBが被害者となる連続殺傷事件のニュースが飛び交っていた。(amazonより抜粋) -
演出力があればどんなジャンル映画も面白くなる見本のような作品。
後半の展開は怪談テイストでとっても好き。
音楽が軽すぎてミスマッチだったのが残念、惜しい。 -
2010年2月3日