COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2008年 06月号 [雑誌]
- 講談社 (2008年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
感想・レビュー・書評
-
女優の修正写真に関する記事を読む。世の東西を問わず、同様ですね。修正前は、平面です。それに対して、修正後、膨らみがあります。日本のアイドルも同様です。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このいつもながら楽しすぎます。
まずなんと言っても、
●「1968 JAGGER VS LENNON 二人は革命とどう向き合ったか」
1968年と言えば、激動の時代。
キング牧師とケネディ米国大統領が暗殺され、
ソ連がチェコスロバキアに進攻、
パリでは「5月革命」で学生運動が激化し、
カンヌ映画祭が中止になり、
日本では学生が安田講堂を占拠するなど、
世界中で若者が変革を求めて立ち上がった1968年。
ロック界に君臨したミック・ジャガーとジョン・レノンは
この時を若者に影響を与えながら、
どのように過ごしたのかを読み解いた秀逸の記事です。
レノンの存在感が徐々に歪みはじめ、
ローリングストーンズの台頭してくる時代。
ビートを刻むロックは反抗のシンボルとなり、
怒る若者を奮い立たせていきました。
ジャガーはその意義を最初から意識していた訳ではなく、
時代が彼をなるべくして蠕動者にならしめた背景が浮かび上がってきます。
そして2人は互いを意識し、
暗黙の了解の中、まるで役目をバトンタッチをしたようです。
他にも楽しい記事がてんこもりです。
-
表紙には「食料戦争」というセンセーショナルなコピー。
ラーメン戦争とかのレベルじゃないらしい。もちろん。
日本でも食糧価格高騰が騒がれているが、途上国では主食レベルの食べ物の値段が平気で2倍3倍と上がっている。
原因は何か?意外と様々な要素が複雑に絡み合っている。
果たしてこの値上がりは一時的なものなのか、それとも、長期的な食糧逼迫時代の幕開けなのだろうか。
僕らがどうこうできる問題じゃないが、この現状は切実さをもって認識すべきだと思った。