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- / ISBN・EAN: 4934569350862
感想・レビュー・書評
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【アバター、タイタニックのJ・キャメロン監督も絶賛した近未来SFアニメの傑作】
皆さん、今度の週末は大切な方と一緒に実写では表現できない
壮大な設定を盛り込んだ日本が世界に誇れる傑作で、感動して
みませんか???
そんな今回は押井守監督のアニメ映画『機動警察パトレイバー2
劇場版』をご紹介します。
本作は『機動警察パトレイバー』の冠こそ付いていますが、ロボ
ットが活躍する子供向けヒーロー作品ではなく、むしろロボット
は添え物であり、活躍するのはぼーっとしている冴えない風体の
中年おじさんなのです!!
そんな昼行灯と称される後藤隊長が東京を壊滅させたテロ事件を
解決しようと女性隊長と共に奔走する映画なわけで・・・
押井守監督が本作品をわざわざ一般的には受け入れがたいアニメ
作品として発表したのは、公開されたのが1993年であり、壮大な
内容に当時のCG技術では実写化が難しかったのでは、と勝手に思
っていたりしてます。
そんな本作品は本格的な社会派映画であり、ジブリ作品、いや他
のどんな実写映画よりも衝撃と感銘を与える傑作作品だと思います。
・・・って、ねえ、言いすぎ、言いすぎかな??←SPEC風に(笑)
内容として・・・
近未来のある日、所属不明機により一発のミサイルが発射され、
横浜ベイブリッジが破壊される。
それによりベイブリッジ爆破以降の事態の進展を懸念した政府は
治安維持の目的で自衛隊を東京に配備するのだが、内部の派閥
抗争が加わる事で事態は勝手に暴走し始め、日本は収拾できない
混乱状態に陥っていく・・・。
こんなありえそうな展開が次々と見る方を襲ってきます。
その為、本作は海外でも非常に好評でアバターやタイタニックを
手がけたカナダ出身のジェームスキャメロン監督もこの作品のフ
ァンであり、押井守監督作品を支持しているそうです!!
作中の下記二曲のBGMも最高に素晴らしく聴くと心が震え、自然と
泣けてくるのは私だけでしょうか??
【Youtube 川井憲次 ”Hallucination”】
http://www.youtube.com/watch?v=gpvvFycI8IA
(ED曲です。本作品の曲の中で一番好きかも!!)
【Youtube 川井憲次 ”Theme of Patlabor 2”】
http://www.youtube.com/watch?v=_mT65LMSRpU
(LIVE、OP曲です)
本作品含め、押井守監督作品には数多くの川井憲次さんの名曲が
使用され、彼の豊かな音楽性と押井監督の感受性豊かな独特の
世界観が非常にマッチし、最高の映画となっていますよ!!
ネタバレしてますが・・・作品中、盛り上がるシーンをどうぞ!!
(是非、大音量で聞いてみてください!!)
【Youtube ”スクランブルシーン抜粋”】
http://www.youtube.com/watch?v=cnWIy21y200
(DVDは声優さんが変わっていますので注意!)
押井監督節が炸裂してます。
虚構と現実の境目は何か?
同じくネタバレしてます!!
【Youtube ”正義の戦争と不正義の平和、抜粋”】
http://www.youtube.com/watch?v=flYvqmibfqU
【Youtube ”正確な状況分析が出来ない上層部”】
http://www.youtube.com/watch?v=OV2Vd3apgUw
この作品には日本が抱える状況分析が出来ない上層部の問題の
他に今の若者達への批判も込められています。
新隊員と後藤隊長の会話には思わず何度も頷いてしまいました。
「もう、任務時間が過ぎましたし・・・勤務を終了しても・・・?」
「でもまだ南雲隊長が戻らないし・・・でも・・・ま、いっか・・・。」
「良いですかね?」
「良いんじゃないの?・・・こうして俺もいる事だし・・・」
「では任務終了しま~す。失礼しま~す。」
「じゃあね。またね~!(帰っていく隊員に手を振りながら)
・・・って良い訳、無いじゃないの・・・」
(台詞そのままではありませんので注意!)
南雲隊長が柘植行人と出会うシーンでは『行っちゃ駄目~!』と
思わず叫んだ彼女にびっくりした・・・むうでした!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
劇場版第1作と併せて何年かぶりの見直しだけど、素晴らしい出来だった。前作より動きは少なめ、台詞回しも難しい言葉が多用されているので、テーマも含め大人向けのアニメーション。
初めて観た当時は、特車二課の面々の作画が漫画版と違うとか思っていた。 -
日本に突如起こる一部自衛隊のクーデター、平和ボケをしている日本に対しての宣戦布告!
この作品は「亡国のイージス」とだぶるところはありますが、世界の戦争に対して日本人がいかに無関心かを考えさせられた作品です。 -
踊る大捜査線かと思うような展開に、パトレイバーファンじゃなくても買った方がよい逸品です。アニメ映画と言うよりも押井監督は実写映画の手法を常に取り入れますので、アニメとしてみていると違和感がありまくです。
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踊る大捜査線かと思うような展開に、パトレイバーファンじゃなくても買った方がよい逸品です。アニメ映画と言うよりも押井監督は実写映画の手法を常に取り入れますので、アニメとしてみていると違和感がありまくです。
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2017/10/10
ひさびさに観る。何度みてもやはり映画史に残る傑作だということに変わりはない。
ただ、その一方で、それまでのパトレイバーの世界観やキャラクター造形をめちゃめちゃにぶち壊したというのもその通り。とくに後藤については、単なる正義の味方になってしまい、ひどく平板な描き方になっている。
単品として、あるいは押井守作品としてみた場合はすごくいいのだけど、パトレイバーとしてみるとそう手放しで賞賛できるものでもないのが難しいところ。