フローズン・タイム [DVD]

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監督 : ショーン・エリス 
出演 : ショーン・ビガースタッフ  エミリア・フォックス  ショーン・エヴァンス 
制作 : ショーン・エリス 
  • CKエンタテインメント (2008年7月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532612001282

フローズン・タイム [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 美術大学に通うベンは失恋のショックから不眠症に陥る。
    眠れなくなった”8時間”を利用してスーパーの夜勤のバイトを始める。

    ファッション雑誌の写真家出身の監督らしい美しさ。
    また、主演のショーン・ビガースタッフの草食感が
    男のくせに時間が止まってもエロいことを考えない演出を自然なものにし、
    作品の洒落た世界観を底支えしている。

    結局のところラブストーリーなので、展開的には正直、可もなく不可もなく
    といったところだが、主題設定はおもしろい。

    退屈な授業の時の時間の進み方の遅さ、
    友達と遊んでいるときの時間の進み方の速さ、
    誰しも経験のある「時」をテーマに、ある種、逆説的に描く。

    ある数学者が「時間」について問われた時、
    「時間とは人間が生きるということと同義です」と答えたのを思い出した。

  • 写真家のショーン・エリスという人が撮ったファンタジー恋愛映画です。

    日本でも映画監督を本職としない人(主にお笑い芸人)が映画を撮ることがありますが、個人的に、そういう方々には他の有名映画監督の真似や無難な映画を作るのではなく、本職を生かした独自の目線というものを生かしてほしいと思ったりするのです。

    その点からいくとこの作品は大合格。写真家という一瞬を切り取るプロにしか撮ることができないであろう、唯一無二の作品となっています。

    不眠症から時止めの能力を得た主人公は黙々と女性の裸体の絵を描いている。最初は下品なガキだなーとか思ってましたけど、直接的な行為やイタズラはほとんどせず(1か所ありましたがw)、ただ観察するだけ。
    要するに主人公は「ある一瞬にパッキングされた世界の美しさ」を堪能していて、映画ではそれを時止め描写で表現している

    主人公は恐らく本当に時止めができるわけではない。
    彼が気づいたのは、人生においてずっと終わって欲しくない時間というのがあるけれども、残念ながらそういう時は一瞬で終わってしまう。
    それに対抗するには誰かとその一瞬を共有し忘れないことで、それさえ出来てればいつでも前に進める。主人公にとって思い出を忘れずに前を向くための術が、一瞬を徹底的に見つめデッサンに書き起こす作業だったんだと思います。

    どんなに時を止めても他人の時間を操ることはできないし、時間を戻すことはできない。時間は不可逆なものであり、それによって当然後悔や未練も生まれる。
    後悔のないように生きろと人は言うけれど、この映画には失恋や失敗の痛みを優しく包み込むような温かさがあって、それを監督独自の方法で映像化したところに好感が持てました。

    野暮な不満点としてはトントン拍子に主人公が出世しちゃう展開はどうなんだろうと。あそこまで成功する必要あったのかな?単純なサクセスストーリーよりも、その手前の段階で映画を終わらしてくれた方が余韻が深かっただろうなと思いました。好みの問題でしょうが・・・。

    でもまあそれは重箱の隅で、とても良くできた映画です。失恋不眠症ムービーとして深夜に観るのがオススメですね。

  • こういうアートなのか、B級なのか、わからない、そんな映画が好きだ

    主人公は美術系の学科に通う男子大学生。
    彼女にフられたショックで、なんと「時間を止める」という超能力が使えるようになる。
    彼は時間を止めて一般人の服を脱がせ、デッサンの練習をするという荒技にでる。

    まあ、ストーリーだけ聞けばエッチな超能力をするバカ男子の妄想映画になりえるのだが、好きなポイントは全体的に静かで主人公のボソボソ声の
    ナレーションばかりなところ。
    好きになる女性が少し年増というギャップがあるとこ。

    そして、ラストのキスシーン!
    雪が降っている風景を一時停止にすると、こんなに美しいシーンとなるのか!? と驚いた。
    なんだかとてもハッピーな気分。

    ちなにに原題は「CASHBACK」(払い戻し)。
    こっちだと、ヒューマンドラマ系のジャンル分けになりそうね。

  • 映像が美しい!
    それでいてラブストーリーとしても完成度は高いし
    男の妄想を具現化したようなシーンもかなり楽しめます(笑)

  • 美大生のベンは失恋した日からまったく眠れなくなる。
    眠れない時間を活用するため、深夜スーパーで働き始める。
    彼は気付く。時間を止められる。
    彼を取り巻くユニークな仲間たち。そして、ベンの恋の行く末は?


    物語そのものは、もうふたひねりぐらいほしいところだけど、
    映像技術は確かにきれい。

    「戦場のピアニスト」のエミリア・フォックス

  • とても美しかった
    一瞬の美を切り取れる力が私もほしい

    字幕も音も消して映像だけ流しておくのも良さそう

    観たあと、世界の全てが美しく見える映画

  • 映像が美しかった。ラスト時が止まり、雪が舞い落ちる中ベンとシャロンが手をとって走り出すシーンは静と動のコントラストが素晴らしかった。
    時間は加速したり減速したりできても(その人の意識において)巻戻しはできない。

  • (ほぼ)自由に時を止めることのできる不眠症の男が主人公。
    「ほぼ」というのは、好きな時に止められるわけでは必ずしもないから。
    ---
    ラストシーン付近が言いたいことだったんだろうけど、それ以外のシーンの必要性がよくわからなかった。

  • 失恋で不眠症になった冴えない美大生のベンは眠れなくなった時間を持て余すため、真夜中のスーパーでバイトを始める。キャッシュバック。余った時間をお金に換えるのだ。ある日世界を止めてしまうことができるようになる。止めた時間の中を自分独りだけが動き回る。安心する。過去の出来事が交錯する。美しいものをキャンバスに描く。夢中(クラッシュ)と失望(クラッシュ)が同じ言葉なんて、とベンは言う。彼が指を鳴らすと、止まっていた世界はまた動き始める。



    映画(動画)と静止画がうまく混じったアートってかんじの作品で、がちゃがちゃしていないし、色鮮やかですごくきれいだった。映画よりも映画っていうか、映画なのにただ流れるだけでなくて、一瞬一瞬を細かく美しく切り取っているから目に残る。よくあるラブストーリーに飽きたらこんなのもおもしろいね。



    でも「時間」という概念って改めて無理があるな、と思う。科学的に、時間というものは存在しえない。ただ人々が作り上げた概念でしかない。存在するのは「瞬間」だけ。映画にはフローズンタイムっていう題名が付けられてるけど、映画のラスト、ベンの個展に付けられた名前はフローズンセカンド、だった。やっぱだから時間じゃなくて瞬間なんだよ。


    そしてラストシーンがいい。眠れなくなってからずっと、世界を止めてしまったらその中で動き回っていられたのはベン独りだったのが、愛はここにあるとようやく知ることができた時、世界を止めてしまってもベンはもう独りきりじゃなかった。人々も、部屋も、外に降る雪さえも静止した世界の中、ベンとシャロンの二人だけが自由に生きる。


    原題はCASHBACK、イギリス映画。

  • ジャケット、ずっと少年かと思ってた。

    男にとっての『異性の体」ってものの存在感が少し分かった気がした。

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