この道は母へとつづく [DVD]

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監督 : アンドレイ・クラフチューク 
出演 : コーリャ・スピリドノフ  デニス・モイセーエンコ  サーシャ・シロートキン  ユーリイ・イツコーフ  ニコライ・レウトフ 
  • 角川エンタテインメント (2008年8月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126205768

この道は母へとつづく [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 孤児院にやってきたイタリア人夫婦に見初めら
    れ養子縁組が成立した少年ワーニャ。
    夫婦が改めて迎えにくるのを待っていたある日
    先に養子に出されていた親友の母親が捨てた我
    が子を取り戻しにきて院長に追い出される姿を
    目にする。それを見たワーニャは養子に出る前
    にどうしても実の母親に会いたいという気持ち
    が抑えられなくなっていき孤児院を抜け出して
    母を探す旅に出ます。
    孤児院で育った少年が追ってをかわしながら実
    母を求めて悲壮なひとり旅を繰り広げる感動の
    作品です。現代のロシアの社会情勢を背景に綴
    った切ない映画です。

  • 見終わった後いつまでも心に残る、そんな作品。

  • 2005年度のロシア映画。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    孤児院で暮らすワーニャは裕福なイタリア人の養子になることになった(原題'Italianetz”は「イタリア人」の意。縁組話で彼についたあだ名である)が、先に養子に入った親友ムーヒンの母が孤児院を訪ねてきたことで、養子になるのをやめて実母探しの逃避行を始める話。
    <補足>
    ・孤児院は慈善組織ではなく、養子縁組の手数料から臓器目当ての人身売買まで手掛ける貧困ビジネスの場になっており、ワーニャが逃げられたことで仲介役のマダムは金ヅルのワーニャを執拗に追いかける。
    ・孤児院の少年社会も階層化され、稼いだ小遣いは上納され、裏切りへの制裁措置に裏付けられたマフィアさながらの再分配制度をとる。
    ・ロシア社会には、いたるところに年少のチンピラがたむろしており、誰が相手でも容赦なく暴力による収奪を行う。

    <コメント>
    ・ワーニャは非常に機転がきき、しかも敵味方の峻別を的確にできる子。金庫にある幼児院の住所の書類を盗む、字を読めるようにならないと母を探せない、少年たちのヒエラルキーに反感をもっている少女イルカを味方につける、自分に関心がなさそうな乗客の懐に入り込むなど、みていて爽快だった。ただ、終点駅の線路内で道を尋ねるのに、チンピラ小僧風情を選んだのは一貫しなかった。
    ・さきのような社会構造を基本にしているだけに、ポツポツと出てくる人々の善意にホッとする。イルカの振る舞い、乗客の親切、バス停でのやり取り、幼児院長のホスピタリティなど。
    ・ラストは物足りないとのレビューもあるが、その後の顛末をすべて映像化する必要はなかろう。マーニャはほぼ直観的に母を追い求めたわけだけど、その結果が幸せだったことはあれで端的にわかるし、子を捨てた経緯などの「不純物」をラスト間近で見せられてもモヤモヤ感が残るように思う。

  • 2010.8 観賞

  • ITALIANETZ
    2005年 ロシア
    監督:アンドレイ・クラフチューク
    出演:コーリャ・スピリドノフ/マリヤ・クズネツォーワ/ユーリイ・イツコーフ

    なんかの評に「ロシア版・母をたずねて三千里」と書いてあって、ああなるほどそういう話ね、と思っていたんですが、いざ見てみると、まあ全くお門違いとはいえないものの、やっぱりそれはちょっと違うんじゃない?と思いました。マルコは、お母さんを追いかけて各地を転々とさまよいますが、本編の主人公ワーニャくんは、マルコと違って「追われて」るんです。しかも、肝心のお母さんは、会ったこともない、生きてるのかどうかもわからない。「追っ手」は彼が育てられた孤児院の大人達ですが、捕まって養子に出されたら、一生お母さんには会えないかもしれない、という危機感の中で、彼は母を捜しつつも追っ手から命がけで逃走します。

    子供社会のルールは過酷で、大人は当てにならず、ワーニャをとりまく環境はけして楽観的なものではないんですが、それでも救われるのは、彼の逃避行の途中で、いくつかの小さな、ゆきずりの人の、父性や母性に触れる機会があること。孤児院育ちで、おそらく今は娼婦のようなことをしてるにも関わらず、ワーニャのために文字を教え、逃走に手を貸した少女の無償の協力は、おそらくは母性愛の発露だろうし、バスに乗せてくれた親切なおじさん、追っ手から逃げるワーニャをかばってくれた娼婦たち、極めつけは、ワーニャを追ってきたにも関わらず、自分の妻を裏切ってワーニャを見逃す男。どれも、偽善じゃなくほっとさせれらるエピソードでした。

    先入観で、ロシア映画だからきっと結末は悲劇的なものに違いないと勝手に覚悟して見てたんですが、実はハッピーエンド。何らかの事情があったにせよ、一度は自分の産んだ子を孤児院に預けた母親が、その子が大きくなって自分を訪ねてきたからといって、じゃあ一緒に暮らしましょうと安易にいえるほど状況は甘くないだろ、と思ったりはするんですが、それでもやっぱり、このラストには救われます。そして何より、この子役のワーニャくんがすっごい可愛い!それだけで癒されました。
    (2008.03.10)

  • 子供はかわいいが、感動はしなかった

  • 子供を巡る悲しい現実が至る所にあるんだなと思いました。このお話はその中でも良心が垣間見えてまだ救われる。

  • ロシア版母を探して三千里

  • 実話の感動もの。主人公は孤児院を脱走し、苦労して母を捜す旅に出る。主人公を追う院長たちとの攻防は子供ながら見事。最終的には、主人公は、院長の愛人の運転手に連れ戻されそうになるのだが、主人公は自分の手首を傷つけ、何とか振り切ろうとする。結局運転手は結局お金のことしか考えていない院長を見限り、主人公を逃がしてやるのだが、母への思慕はここまで強いのかと心を動かされる。結局母と再会できた主人公に涙涙。養子にもらわれない子供の嫉妬、養子になる年齢を過ぎた年長者の荒んだ気持ちも胸を打つ。

  • ああもうなんだか。。。ロシアや世界の子供たちが、おかあさんの胸で幸せに笑えて、お腹がいっぱいであれますように。ワーニャ、愛おしすぎる。

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