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- / ISBN・EAN: 4571264906255
感想・レビュー・書評
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NYの警察権力の一部ががギャングと結びついていた(ベトナム戦争頃)恐ろしいことだ。その結びつきを切り離す一警察官とギャングの話。事実に基づいた作品ということで更に恐ろしさが増す。モデルの警察官はその後、弁護士に転進されたとのこと。刑期を終えたギャングはどうなったのか。事実に基づいた作品ゆえその後が気になる。
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てっきりデンゼルワシントンがマフィアのドンなのかと思い、黒人でNYのマフィアのドンとは!?と思って見たのだけど、全然マフィアじゃなかった。賢くて執念深い犯罪者の栄光と失脚を2時間ちょっとで見たという感じ。結局流行のようなもので、彼がNYを変えたとは言い難いし。
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世に溢れた”ギャング VS 警察官”という映画とは一線をかくした映画です。警察官とギャングが密かに裏で繋がっているという単純なストーリーではなく、麻薬を製造、販売する事によって社会正義を実現しようとするギャングとそれを取り締まる汚職警察署内にいる正義感溢れた警察官(但し、家庭は守れず)の戦いです。実話を基にした作品ですので、ノンフィクション好きな方には特におすすめです!
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やっと見た。やっていることは極悪だけれど、家族を徹底的に愛して信じ、派手に見えることを避ける主人公はカリスマ性たっぷりで、崇高にさえ見えた。
が、実際のところ、フランキーはこんな「紳士」ではなく、「事実は1%、ハリウッド脚色99%」と関係者の1人は言っているほどで、65歳になって妻はドラッグ関係で5年実刑を受けたりと、実話を少し調べて「こんなもんか」とがっかり。 -
昔のニューヨークのイメージってこうだったな
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う~ん・・・。
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( ^_^) 職人Ridley Scott監督。
実在したNY麻薬王が頂点に登りつめて逮捕されるまでの実話を描いている。
Denzel Washington主演。彼が演じると悪役なのに何故か応援してしまう。Russell Croweはあまり好きな役者ではないが、ここでは抑え目の演技で好印象。
作品はRidley Scott監督らしいテンポと演出で、クライムものとしては一級だ。 -
'08 3.13 映画館にて
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970年代なので、ちょうど『セルピコ』の時代なので警察内部の人間が腐りまくってて、よくそんな中事件を追えたなぁと関心する。ラストになるまで主人公二人が顔をまともに合わせることがないというのも面白い。
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対峙する二人、光と影がいずれまじりあうさまが最高。
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「アンタッチャブル」のアル・カポネとエリオット・ネスみたいな、デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウのひりひりするような対決を期待したんですけど、むしろデンゼル演じるフランク・ルーカスが裏社会でのし上がっていく物語に軸足を置いているよう。最後くらい対決シーンが盛り上がるかなと思ったら、デンゼルがあっさり協力者になっちゃって、あれ?
清濁併せ呑むような複雑な顔を持つ麻薬王をデンゼルは見事に演じていてさすが。ラッセルは意外にも存在感希薄。「LAコンフィデンシャル」の暴力刑事のイメージが強いので、不正を憎む熱血刑事と言われてもなんか違和感が…。 -
ラッセルクロウしぶ!粗暴なところもあるけど悪いことしないええ役所やった。ヘロイン工場検挙は痺れた。
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ギャングと刑事との攻防を描いた映画と言うと
「アンタッチャブル」や「ヒート」を思い出すけれども
この映画は正義の刑事が悪のギャングを逮捕して「ああ、スッキリ」と言う類の勧善懲悪の物語ではありません。
自分の信じる「正しい道」を歩む2人の「信念の対立」を描いた物語です。
人間に欲望がある限り
真っ白な悪の無い世界というものはありえない。
先代キャングボスから縄張りを受け継いだフランクはこう考えた。
「世界からジャンキーはいなくならない、
そしてジャンキーは俺が麻薬を売らなくても誰かから買う
それなら自分が売り、それから得た利益で貧しい者に施しを行おう
それが先代から受け継いだ「街」を守ることだ。」
それは人としての倫理からは外れる道だが、
現実的な「善業」をなすことのできる道のはずだった。
それに相対する刑事は「潔癖な正義」を目指す男。
不正がまかり通る70年代のアメリカ警察社会において
自分の信念を曲げず「正義」を貫き通したことにより
相棒を死に追いやり、家庭を崩壊させてしまう。
「悪」を成すギャングが自分の「家庭」を大事にするのとは対照的だ。
2人の思想は相容れないが、混沌とした世界に秩序を取り戻そうともがく2人は同じコインの裏表なのだ。
そして、全てを失っても揺るぐことのなかった
刑事の信念が最後に「悪」の尻尾をつかまえる、
ただし物語の最後は彼を捕えて終わりではなかった。
主人公にはギャング以上に許すことのできない
駆除すべき「悪」があったのだ・・・・
それがいったい何であったのかは劇場で確かめてみてください。
ラスト、主人公が単なる「正義馬鹿」ではなく
案外したたかな人間であったことに私はニヤリとさせられました。
〜〜〜〜ここからは先はネタバレ〜〜〜〜〜
刑事は捜査の途中で司法試験に受かったことで、
警察を退職し弁護士となる道を決心しましたよね?
だから、刑事としての地位を顧みない行動ができたのだろうし
逮捕後のギャングの弁護することにより巨額の報酬を手にしたのでしょう。(本当にギャングを許せないのなら弁護などしないはず…)
しかし、彼が司法試験に落ちていたら?
警察を止めた後に何の保障も無かったら?
彼はあんな強引な捜査をできていたのでしょうか?
そんな「もしも」の展開を考えるといかに「正義」というものはあやふやで気まぐれなものか・・・・
そういった多面的な見方ができるのもこの作品の面白い所だと思います。 -
デンゼル・ワシントンは器用な役者だなと思います。
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デンゼル・ワシントンの悪役っぷりが様になってます。かっこいい。
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アメリカの闇社会で麻薬王として一時代を築いたフランクと
麻薬捜査官リッチーの戦い。
実話に基づいているだけに、ストーリーに安定感がある。
そもそもストーリーではない・・か。
完成度は高いと思う。 -
実話ということ、デンゼルが悪役、ということで興味を持った。犯罪者でも、粘り強い精神力、逞しい生活力と知恵を持ち、優しい息子であり、兄であり、夫だった。デンゼルだから、肩入れしてしまうのか、「生まれた環境が違えば、きっと立派な実業家になっていたろうになあ」と、切なくなった。