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- / ISBN・EAN: 4988105058361
感想・レビュー・書評
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日本のお正月映画はやっぱこれでしょ!というわけで、今回で3回目くらいの鑑賞です。(笑)
今回は「とらや」が舞台の中心だけあって、寅さんだけではなく「とらや」のおいちゃん(森川信)、おばちゃん(三崎千恵子)、博(前田吟)をはじめ、たこ社長(太宰久雄)の工場の「労働者諸君」、商店街の面々が総出で可笑しく騒がしく、そして時にはしんみりとしながらも、お正月に相応しいドタバタ劇で楽しまさせてくれました!
監督は小林俊一でテレビシリーズだった頃の演出を担当していたそうです。山田洋次は今回は脚本を担当しています。オープニングのテーマ曲の歌詞もそのせいかあまりお馴染みでない「♪どお~せおいらは底抜けバケツ、わか~あっちゃいるんだ妹よ」が聴けます。
マドンナ役は栗原小巻です。まっ、今回これ目当てというのも相当ありましたが。(笑)初々しくていいですね~。しかし、これほど「鈍感な女!」というのも当時ならではの役どころなのでしょうか。かなり人物設計に違和感が・・・。(笑)あと今回、さくら(倍賞千恵子)があまり登場しなかったのが残念でした。せっかく「とらや」が舞台だっただけにもっと登場して欲しかったです。しかし、今回大活躍だったというか、一番面白かったのは森川信のおいちゃんですね。ハワイ旅行の話といい、寅さんに語って聴かせる恋愛小説の話といい、初見でないはずなのにこれには爆笑ものでした。あと何気ない仕草もなかなか良く、本当に面白かったです。個人的には森川信の「おいちゃん」が一番好きです。ついでといっては何ですが「とらや」へ泥棒に入る役の財津一郎もふるまいも面白く何気に良かったですね。おばちゃんの膝上スカート姿が見れるのもかなり珍しいのではないかな。(いや、別に見たいわけではないですが。(笑))
主役の寅さんも元気いっぱいでこれもとても楽しかったです。バカで喧嘩っぱやいが人情深く美女にふらふらする寅さんが存分にみれて大満足でした!
蒸気機関車が走り、100円がまだお札で、30万円のハワイ旅行が高根の花だった時代に、商店街や家族総出での騒々しいエピソードあり、恋愛物語あり、人情味あふれる話ありで、面白さ満載の第4作でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回もすごい面白かった!笑って泣いた!でも監督が違うせいか山田洋次の寅さんとも、前作の寅さんとも作品の雰囲気が違った気がする。喜劇性が強い印象があるかなぁ・・・。家賃のやり取りのシーンと、タコ社長とのケンカシーンがすごい好きだった!
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"男はつらいよ"第四作。競馬で大穴を当てた寅さんが叔父叔母孝行しようとハワイ旅行を計画するが。。。ヒロインはとらやに下宿する幼稚園の先生。お寺でお遊戯に興じる寅さんなどなど本作はコメディ色強め。やっぱり明るい寅さんの方がいい。でも、ワゴンタイガー=車寅、同名のよしみと三日の断酒で当てた万馬券、とらやの面々にはいい思いをさせてあげたかったなあ。堅気の職に就いてもらう方がよほどうれしいというおじさんの気持ちもわかるけど、寅さん精いっぱいの努力なんだよ。
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さて四本目。40作を超えるシリーズ中、山田洋次自らが監督として挙がっていないのが本作と三本目のみとのことで、そのタッチの微妙な違いがつかめるか?と期待したがまだ経験値が浅すぎるようだ。
円ドル相場が変動性になったのはいつだったのだろうと紐解いてみると1973年2月となっている。本作公開はそれより約3年前、1ドル360円時代のハワイ馬鹿騒ぎぶりの貴重なドキュメンタリー。
栗原小巻は自分の頭のなかでは北原三枝とごっちゃになっていたらしい。ただ本作を通してきちっとリセットできた次第。さて自分はこれからコマキストへの道を歩むのか?それともあっさり第9作でサユリストに鞍替えしてしまうのか?乞うご期待。 -
満男がまだ小さくて手が離せないからかもしれないが、さくらの出番が極端に少ない。最終盤にお気に入りのBGMが流れてなんとか消化不良を免れる。
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展開がドタバタ過ぎ。
マドンナに部屋を貸す設定はこれから??? -
競馬で大穴を当てた寅さんは、おいちゃん夫婦にハワイ旅行を手配。出発の日、旅行会社の社長にカネを持ち逃げされたことが発覚。おいちゃんたちはハワイへ出発できず、その間、とらやでひっそりとくらすはめに。ところがそこに泥棒が潜入、大騒動に。
一ヶ月後、寅さんは自分の部屋に下宿している栗原小巻に恋をする。恋人がいるのにも気がつかず熱を上げる。
とにかく栗原小巻がきれい。そしてストーリーがはらはらして面白い一作。監督は山田洋次ではない。