- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988105058514
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
殿様の願い叶わず、寅さんの願い叶わず
つらい。 -
"男はつらいよ"第19作。四国・大洲の殿様と知り合った寅さん。早世した末っ子の嫁を探してほしいと頼まれるが。。。
設定からしてコメディ色強めの本作、寅さんの恋物語は二の次というか最後に申し訳程度の感じで引き際もあっさり。こういうときにありがちなさくらとの停車場シーンも省略。まあ、ヒロインとの勘違いシーンからして少なかったから仕方なしかな。
でも、コテコテの殿様と寅さんはじめとらやの面々とのやりとりだけで十分楽しい作品。 -
寅とトラ
たい焼きみたいな鯉のぼり -
シリーズ19作。
テーマは見当たらず、とりあえずお決まりのパターンで構成されている印象。
未亡人であるマドンナの抱える亡夫への想いごと愛せるのか、という問いがあるが、作品全体でそれをテーマとしているとも思えず。
印象的なシーンも特になく、シリーズの中では本作ら完成度が低いと思う。 -
アラカンですよ!アラカン!!
数年前まではこういう反応は出来なかった。それが今村昌平監督作品「神々の深き欲望」(1968) に触れることによって嵐寛寿郎という名は記憶細胞の一部を占めるようになってしまった次第。撮影スタッフによる回顧録を通してかつての鞍馬天狗は撮影が停滞した際に那覇の遊郭で羽目を外して戻ってこなくなったというエピソードがその記憶定着を促した。その作品から約9年後の本作、さすがにおじいちゃん度も高まり殿様役がピッタリ来るようになっている。オープニングの夢物語といい、三木のり平を交えた寅さんとの立ち回りといい、これでもかとチャンバラネタが放り込まれてくるシーンの数々をすらっと笑うにはこうした背景を知っていた方がお得。ということで自分はかなり得をした。
今回のマドンナ真野響子はこうした大物を相手にせねばならぬため若干不運でもある。(すんません、「まの」と読んでました…。正しくは「まやきょうこ」。「まの」は妹さんの「まのあずさ」の方。)しかしまぁ、登場シーンが墓参りという陰のあるかつ気品のある女性を演じるには抜群のキャスティングであったことは確か。芸能界入りする時スチュワーデスとしての内定を蹴ってきたといういきさつも今回目にした。もう読み方は間違いません。 -
寅さんが伊予で出会った老人は伊予の殿様の子孫だった。殿様に死んだ息子の嫁だった女性を探してほしいと頼まれた寅さんは。。。
殿様と寅さんの掛け合いが面白い。寅さんって反権威というより権威を全く気にしないんだよね。このへんが寅さんの魅力か。
ただ、マドンナとの関係が物足りないかなぁ。このへん中期の作品としては微妙。 -
振られるところまではありきたりだが、最後の捨て台詞に痺れる。
-
愛媛県大須で知り合った年配の男性は殿様の末裔で、所作はまんま殿様。三國連太郎だと思ってたら違ってた。確かに年齢的にあわない。殿様の、亡くなってしまった息子の妻だった真野響子と会いたがる。まあ及第点。
死ね死ね団のミスターKで有名な平田昭彦が出ていて、あっと思った。