第31作 男はつらいよ 旅と女と寅次郎 HDリマスター版 [DVD]

監督 : 山田洋次 
出演 : 渥美清  都はるみ  倍償千恵子  前田吟  下條正巳  三崎千恵子  藤岡琢也 
  • 松竹
3.64
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105058637

感想・レビュー・書評

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  • "男はつらいよ"第31作。マドンナの都はるみがほぼそのままの演歌歌手"京はるみ"として出演の、寅さん版ローマの休日。ハードな日常に失恋が重なって飛び出したはるみを寅さんが癒す。
    歌唱シーンも多く、寅さんというよりも都はるみワールド。いつもの恋愛話も羽ばたくことなくあっさり終了。うーん、これってどうなのと思いつつ、身分違いの二人が束の間の休日を楽しむ。という、ベタであっさりとした展開もたまにはいいかなと。それにしても特別出演の細川たかしが、あまりにちょい役(笑)後からもっと出てくるのかなと思いきや冒頭スクロール裏のみ。。。

  • 知らないふりして一緒に町を探索する寅さんの優しさ。

  • 前作で音楽PVの様なつくりに驚いていたが、本作でまさかの全編音楽PVづくりになっていようとは予想だにせず。エンディングはやらかしちゃった感ありだが、これはこれで当時のファンは大喜びだったのだろう。

    都はるみがどこ出身でどんな話し方をするのとかは記憶の中にはなかったのだが、意外にも京都弁しかもデビュー時に予定されていた芸名が「京はるみ」だったところが既に同名の歌手が存在していたからとかで安易に「都はるみ」となったエピソードを読み覚えたりすると、とたんに違った角度の彼女が見え出す。確かに歌謡曲全盛の当時、売れっ子の女性演歌歌手は洋装なんて滅多に見せることなく、彼女に対する記憶も例外ではなかった。それが本作を通して彼女を知ると、とたんに血の通った人に見え出してくるから不思議。ちなみに本作での役名はそのまま「京はるみ」(笑)

    渥美清という人が役のイメージを壊さないようにプライベートは秘していた人だということと併せて考えると感慨深い。

    今回の脇役陣での特筆組は、木ノ葉のこ、ベンガル、桜井センリ、そして北林谷栄。しかし源ちゃん、歌うまい。宮史郎ばり(笑)

  • シリーズ31作目 マドンナの都はるみはそのまんまの演歌歌手の役。海で歌いだしたり、とら屋でリサイタルをやったりと不自然な演出(?)が多いのですが、彼女の素晴らしい歌声が本作の大きな魅力であることは間違いないです。

    寅さんが大スターと偶然知り合って好きになってしまうというのは面白い設定ではあります。都はるみもスターらしからぬ気さくな性格だったりしますけれど、さすがに身分違いの恋で、寅さんのあきらめも早い。これといったサイドストーリーもなかったこともあり、ちょっとストレートで単調な映画でした。

  • TVの前でぼーっとしててもしょうがない。

    連絡船に乗った京はるみに「がんばれよ」とエールを贈る寅次郎。汽笛のせいで届かないエール。届いていたら後の展開は変わっていたのだろうけれど、届いてしまったら寅次郎は失恋せずに済んでしまうわけで、それは「男はつらいよ」のアイデンティティであるマンネリズムからの逸脱なのであって、そういう意味でこの「がんばれ」は届いてはいけないエールなのだ。

    マドンナが「とらや」を訪問した後のアクセルの掛かり具合が本作は快調。

  • 忙しすぎて辛くなってしまって逃げた人気演歌歌手と出会った寅さん。なぜか彼女が柴又で歌うシーンがあったりするも、恋人がいるという告白にガックリして旅に出るといういつものパターン。都はるみはマドンナとしてはやはり見劣りするが歌はやはり良かった。

  • 飽きてきたな。パターンがもう見出せないでいる。最後まで身内にも同僚にも言わなかった寅は偉い。そこを評価してほしい子供のようだ。

    2016.10.24.

  • たまにはこういう作品でもいいでしょ。
    運動会のくだりが、おかしい。
    桜井センリが常連となり、最後は佐山俊二。

  • 何て悲しいんだ。生きてくことは不条理に満ちている。何が創作で何が現実なのか誰にも分からない。夢うつつの如くに。

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著者プロフィール

1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年『男はつらいよ』シリーズ開始。他に代表作として『家族』(70)、『幸福の黄色いハンカチ』(77)、『たそがれ清兵衛』(02)、『家族はつらいよ』(16)など。2012年に文化勲章を受章。

「2019年 『男はつらいよ お帰り 寅さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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