第42作 男はつらいよ ぼくの伯父さん HDリマスター版 [DVD]

監督 : 山田洋次 
出演 : 渥美清  後藤久美子  倍賞千恵子  前田吟  下條正巳  三崎千恵子  檀ふみ  笹野高史 
  • 松竹
3.82
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105058743

感想・レビュー・書評

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  • "男はつらいよ"第42作。吹奏楽部の後輩への恋に悩む満男を寅さんがやさしくサポート。純な青春の悩みを吐露する満男とその悩みを静かに受け止める寅さん、二人のやり取りいいなあ。家族のみんなは寅さんをバカにするけれど、これまでの40作の積み重ねがあって、ついに寅さんも大人(父親)になった感じがする。
    誰に何と言われようと胸を張って満男を肯定する寅さん。感動。

  • 泉の叔父に満男について苦言を呈された寅さんが、ひと呼吸置いて言った言葉。

    「私のようなできそこないがこんなことを言うと笑われるかもしれませんが、私は甥の満男は間違ったことをしていないと思います。
    慣れない土地へ来て、さみしい思いをしているお嬢さんをなぐさめようと両親にも内緒ではるばるオートバイでやって来た満男を、私はむしろ"よくやった"と褒めてやりたいと思います。」

    こう言う場面があるから、好きなんだよなー!

    綺麗なママは夏木マリ。まだ声にどすがない。満男が親切にしてもらったゴールドウィング笹野さんの夜の姿が怖かった。

    公衆電話は未だに現金派、駅員さんの居ない駅。何だか寂しい。

  • 寅さん、現役から退くの巻。

    さくらと博がすっかりフケ役となり、「マドンナ」という愛称の意味が変質してしまうのは寂しい限りなのであるが、満男の台詞がすっかり増えたこの頃、「北の国から ’89帰郷」にてバイクが元でとんだ災難に巻き込まれてしまう頃と重なることを思う時、そちらはそちらで深い味わいが出てくる。富良野では彼が泉ちゃんの立場なのだ。広介こと古本新之輔の登場にはプチ興奮(笑)

    檀ふみは第18作に登場した時の美しさを保ちつつ大人の色気を増してらっしゃる。寅さんとのからみももう少し欲しかったなとは思うものの、渥美清の没年からもう10年を切っているこの頃を思うに贅沢はもう言えない。夏木マリがあまりにもちょい役過ぎて少々不満であったものの彼女はこの先再登場するとのことで楽しみにしておこう。戸川純は姉妹出演達成。

    満男はこの後ジャン・アレジに敗北を喫することになるんだよね(笑)

  • 帝釈天へと通じる道はすでに舗装されている。満男がテレフォンカードを使っているのに対して、寅次郎は相変わらず10円玉をせわしなく入れてて可笑しい。泉ちゃんの居候先で布団を並べて横になっている寅次郎と満男。満男は「伯父さん、今何考えてるの?」と尋ねる。寅次郎答えて曰く「お前と同じことよぉ」。満男は「あっ」と言って布団で顔を隠す。やっぱり不潔でいやらしいことを考えてるのかな。

  • 純と満男の等身大の2つの連続するキャラクタがあった10代、20代の俳優人生ってどんなものだったのか、気になります。

  • 甥の満男くんが転校した後輩の泉ちゃんを追って佐賀県までバイクで家出しちゃうお話。
    もちろん向こうで寅さんに遭遇。
    徳永英明おやびんの『MYSELF~風になりたい~』が効果的に使われていました。
    臭すぎない人情モノっていいねぇ♪

  • 浪人生活を送る甥の満男はブラスバンド部の後輩・泉に想いを寄せていた・・・。  シリーズ第42作

    ゴクミが初々しくてかわいい。吉岡秀隆はやはりイイ演技をしますね。情けない男の役は完全に板についちゃいました。

著者プロフィール

1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年『男はつらいよ』シリーズ開始。他に代表作として『家族』(70)、『幸福の黄色いハンカチ』(77)、『たそがれ清兵衛』(02)、『家族はつらいよ』(16)など。2012年に文化勲章を受章。

「2019年 『男はつらいよ お帰り 寅さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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