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- / ISBN・EAN: 4988105058743
感想・レビュー・書評
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"男はつらいよ"第42作。吹奏楽部の後輩への恋に悩む満男を寅さんがやさしくサポート。純な青春の悩みを吐露する満男とその悩みを静かに受け止める寅さん、二人のやり取りいいなあ。家族のみんなは寅さんをバカにするけれど、これまでの40作の積み重ねがあって、ついに寅さんも大人(父親)になった感じがする。
誰に何と言われようと胸を張って満男を肯定する寅さん。感動。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
寅さん、現役から退くの巻。
さくらと博がすっかりフケ役となり、「マドンナ」という愛称の意味が変質してしまうのは寂しい限りなのであるが、満男の台詞がすっかり増えたこの頃、「北の国から ’89帰郷」にてバイクが元でとんだ災難に巻き込まれてしまう頃と重なることを思う時、そちらはそちらで深い味わいが出てくる。富良野では彼が泉ちゃんの立場なのだ。広介こと古本新之輔の登場にはプチ興奮(笑)
檀ふみは第18作に登場した時の美しさを保ちつつ大人の色気を増してらっしゃる。寅さんとのからみももう少し欲しかったなとは思うものの、渥美清の没年からもう10年を切っているこの頃を思うに贅沢はもう言えない。夏木マリがあまりにもちょい役過ぎて少々不満であったものの彼女はこの先再登場するとのことで楽しみにしておこう。戸川純は姉妹出演達成。
満男はこの後ジャン・アレジに敗北を喫することになるんだよね(笑) -
帝釈天へと通じる道はすでに舗装されている。満男がテレフォンカードを使っているのに対して、寅次郎は相変わらず10円玉をせわしなく入れてて可笑しい。泉ちゃんの居候先で布団を並べて横になっている寅次郎と満男。満男は「伯父さん、今何考えてるの?」と尋ねる。寅次郎答えて曰く「お前と同じことよぉ」。満男は「あっ」と言って布団で顔を隠す。やっぱり不潔でいやらしいことを考えてるのかな。
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純と満男の等身大の2つの連続するキャラクタがあった10代、20代の俳優人生ってどんなものだったのか、気になります。
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浪人生活を送る甥の満男はブラスバンド部の後輩・泉に想いを寄せていた・・・。 シリーズ第42作
ゴクミが初々しくてかわいい。吉岡秀隆はやはりイイ演技をしますね。情けない男の役は完全に板についちゃいました。