やわらかい手 スペシャル・エディション [DVD]

監督 : サム・ガルバルスキ 
出演 : マリアンヌ・フェイスフル  ミキ・マノイロヴィッチ  ケヴィン・ビショップ  シボーン・ヒューレット  コーリー・バーク 
  • アットエンタテインメント
3.65
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本棚登録 : 202
感想 : 57
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  • / ISBN・EAN: 4529264130200

感想・レビュー・書評

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  • 自分にとっての
    マリアンヌ・フェイスフルは、
    ミック・ジャガーの恋人のイメージが今でも大きいので、
    (ルパン三世の峰不二子のモデルだとも言われています)

    女優復帰にもビックリだったけど、
    風俗嬢という役柄を演じるということに
    かなり興味がありました。


    難病である
    孫の手術費用を稼ぐため、
    成り行きで
    手を使う風俗店で働くことになる主人公。

    天性のやわらかい手によって、
    彼女は一躍、
    行列のできる
    風俗嬢No.1に登りつめる。


    風俗という題材を扱ってはいるけど、
    浮ついた気持ちで覗き観ると後悔するような、
    1人の女性の自立と家族愛を描いた
    真摯で重厚な
    ヒューマンドラマです。
    (と言っても暗い話ではなく、かなり笑えるし前向きな気持ち貰えます)


    平凡な人生を歩んできた主人公の老女が、
    ふとしたきっかけで
    自分の存在意義を見つけ、
    自信と共に
    輝きを増していく…。

    このへんの設定は
    女優マリアンヌ・フェイスフルの人生と
    大いにカブるところがあって
    実に感動的だったし、

    奇抜な設定なのに
    説得力があったように思います。


    他にも、お金を捻出できたのはいいが
    出どころを怪しむ息子や
    確執のあった嫁が応援してくれたり、
    友人の反応も面白いし、

    そして先輩風俗嬢とのエピソードなどもうまく絡めた脚本も見事です。


    大切なのは
    どの道を通るかよりも、
    『どう生きるか』、

    なんですよね。


    人が歳を重ねるのは
    死に急ぐためでは絶対にない。

    沢山の人と出会い
    自ら道を選びとり
    自分の足で歩いていくため。

    自分を輝かすため。


    だから諦めるなんて
    勿体無い!


    自分の知り合いのお婆ちゃんは
    60近くなってから水泳を始め、
    シニアのオリンピックにも出たし、

    ガンを克服し、
    50を過ぎてストリートミュージシャンになったおじいちゃんもいました。

    そういう自分も
    かなりポンコツな
    ロートルボクサーだけど、
    人生は行き当たりばったりの
    手探りだからこそ楽しいって
    いつも思ってます(^O^)

    本当はいくつになったって
    人は変わることができるし、
    行こうと思えば
    人はどこにだって行けるんですよね。


    もっと胸を張って
    堂々と生きて、
    もっともっと
    いっぱい遊んで恋をして、
    世界を広げよう。

    すべてを解った気になるには
    まだまだこの世界は広すぎるもんね(^_^)v

    ホントいい映画ですよ♪

    • 円軌道の外さん
      おおーっ!!ここにもコメントありがとうございます(^O^)
      この作品はちょっとダークなテイストだけど、日本発祥の風俗店を題材にしたところが...
      おおーっ!!ここにもコメントありがとうございます(^O^)
      この作品はちょっとダークなテイストだけど、日本発祥の風俗店を題材にしたところが面白いし、いわゆる難病ものではなくて、1人の女性の自立を描いた作品なんで、観て損はないと思います。

      あははは(笑)またまた嬉しいことを(*^o^*)
      バンドでのライブは最近ご無沙汰やけど、もっと仲良くなったら招待するんで、また遊びに来てくださいね。ボクシングもほとんど海外の試合ばかりなんやけど、日本でやる時は応援に来てくれると嬉しいです♪


      ちなみにhaikarakoさんは、叶えたい夢ってありますか?

      もし何かあるなら、前にも言ったけどやり続けてくださいね。
      俺も何回もプロテスト落ちて、ボクサーとしては遅い
      23歳で、やっとこさ受かった経験があるし、

      誰がなんと言おうと
      やりたいように生きるのが、
      人生やと思うんですよね。


      泣いても笑っても
      誰もが一回ポッキリの人生。

      夢が叶うか叶わないかなんて二の次だし、

      それぞれが自分の人生の
      主演男優であり、
      主演女優なんやから、
      やりたいように生きなきゃ
      嘘です(笑)(^_^)v

      2012/01/05
    • 円軌道の外さん
      了解です(^O^)アートにはまた返事書いてます。haikarakoさんのレヴューにも書きたいこと沢山あるけど、コメントたまっちゃうといけない...
      了解です(^O^)アートにはまた返事書いてます。haikarakoさんのレヴューにも書きたいこと沢山あるけど、コメントたまっちゃうといけないんで今日は我慢しますね(笑)

      あとホームページも少し読ませてもらいました(^_^)v

      ああ〜1日が48時間くらいあればいいのにと、
      なんか小学生みたいなことを
      久々に妄想してしまいました(汗)(^_^;)
      ではではジムに練習に行ってきます♪

      2012/01/06
  • この映画は凄くいいですが、タイトルの印象に引っ張られたら裏切られます
    あまり先入観を持たず見ることをオススメしたいです

    人の愛とはと思った時、ああこれも愛だと考えさせられます。自己犠牲という事でしたらこれがそれかと
    だけど家族の気持ちも分かる。一面的な物の見方では計れない、いい映画でした

  • ほんのり優しくなれる、そしてそのぶん強くなれる映画。

  • 難病の孫を救いたい一心で治療費稼ぎのためセックスショップに勤め始める平凡な中年主婦
    次第にマギーの手はロンドン一の男性の欲求を満たす天使になる
    まわりが離れていき孤独になりつつも腐ることなく愛する孫のために強い心で淡々と働く主婦マギーの姿に純粋に胸打たれた
    「あの胸にもういちど」でアラン・ドランと共演した艶っぽいマリアンヌ・フェイスフルとは別人物のようだが良い役者

  • 難病の孫の治療費のために職探しをするお婆ちゃんマギー、
    高齢+未経験で仕事が見つからず偶然訪れた風俗店
    →何とマギーはゴッドハンドの持ち主だったのです!
    という題材はアレだけど超名作。

  • 美しいってなんだろう。

    ベッドミドラーじゃなくて正解。

  • 主役のマギーがとっても素敵!!
    ちょっとラストが尻切れみたいな気もするけれど、
    心があったかくなる映画。
    こういう強くてあたたかい女性になりたいものです。

  • 6月27日

    「イカす未亡人」マギー。

    歩く姿勢は、その人の生き方をもあらわしているようで
    胸をはって、しっかり、ゆっくり、確かに、
    揺るがないこころの芯
    母の、女の、強さを感じました。

    ラスト、マギーとミキのシーンは、よかった。

  • こんなに考えされられる話だとは思わなかった。すごい良かった。
    考えさせられる内容そして登場人物。
    ミキが良い人で本当に良かったという感はあるが、途中おいおい泣きました。
    自分だったらどうする?

  • 孫のために文字通り『手を尽くす』おばあちゃんの話。悲壮感満点の音楽と、主人公の歩き方のギャップがいい。冒頭からずーっと思ってたことを、途中、店のオーナーが代弁してくれた。「君の歩き方が好きだ」こんなステキな誉め方滅多にない。

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