ダージリン急行 [DVD]

監督 : ウェス・アンダーソン 
出演 : オーウェン・ウィルソン  エイドリアン・ブロディ  ジェイソン・シュワルツマン  アンジェリカ・ヒューストン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.78
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本棚登録 : 1107
感想 : 225
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142674029

感想・レビュー・書評

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  • ウェス・アンダーソンの作品に共通するのが、観終わってしばらく、じわじわと不思議な余韻が残る点。この作品もそうだった。あとインドに行きたくなる。「ダージリン急行」という列車で、3人兄弟がスピリチュアルな旅をするというストーリーだが、大の男が揃って「僕たちはママに育児放棄されたんだ」とか言うものだから笑ってしまう。他にもところどころクスリとくるシーンがある。素敵な作品だ。

  • インドのごちゃっとしたりのんびりしたりの景色と、美術セットの完璧さと、エイドリアン•ブロディのかっこよさで、それだけでもう満足。

  • おっさんたちが可愛い!
    この映画のユーモアが好き

    オーシャンゼリ~ゼ~

  • 不思議空間に放り込まれた。
    なんだろう、信仰に対する軽薄さというか、うさんくささというか、
    終始「みんなで祈ろう、で、一体なにを?」感が漂う。
    (心の旅って・笑)

    雰囲気系お洒落映画なのか? とも思うが、それにしたってなかなか出せない、何か確信に満ちた不思議空気。
    よくも悪くも有機的につながりを持った物語ではなく、一寸先に何が起こるか予想出来ない。
    人物自体の描写というか、感情というか、人の生臭い部分はあまり描かれず、外側から音楽や画角や色味、スローモーションの演出などによってこちらの感情を揺さぶって来る。
    列車に乗り込む二度のシーンは、前後関係なくそこだけみても泣けるニュアンス漂うなあ。

    次男のイケメン垂れ眉、内股めがねが印象的。

  • 雰囲気や色合いなどは良かったけど、私には合わなかったかな。
    いまひとつ観ていてピンとこなかった。

    でも最終的に兄弟に愛着が湧いた。
    長男はお母さん似だったんだねw

  • ゆるゆるでよくわからないのに、いつの間にか引き込まれ、観終わるのが勿体無くなってくるお話。

    インドの喧騒から一気にスローモーションに切り替わるオープニングや、それと対をなす後半のカットが爽やかでおかしくてとても好きです。
    それからstrangerのシーン。これでKINKSにはまりました。

    どこまで行っても景色に馴染まないマイペース3兄弟。
    不思議な空気感には好き嫌いあると思いますが、ぼんやりするのもいいかなー…と思わせてくれます。

  • ウェス・アンダーソンは、
    今も以前もウェス・アンダーソンですね。

    色とカメラワークとデザインと。
    巧妙なスローモーションに、
    軽快に見せかけて深い言葉の連なりに、
    突如として異国に誘われてしまう。

    へんてこな兄弟の列車旅行。
    大切なものを見つける時は、
    痛くて、切実で、
    ユーモラスなんだ。

  • 独特の世界観

    ウェス・アンダーソンらしい、といっていいのかわからない
    (それほど詳しくない)けど、
    見ていて色彩の感覚や汽車のシーンに代表される
    横視点の使い方が独特で
    みていてとても楽しい映画。

    ハチャメチャだけど、
    こんな兄弟関係、とても刺激的だろうなと思いながら観ていた。
    男兄弟、欲しかったなぁ、
    とどうでもいいことを思ってしまう。

    全面的にルイ・ヴィトンのバッグとコラボレーションしていて、
    あまりブランド品は好きではないけど、
    この物語の世界観とマッチしていて、
    とても可愛らしかった。

    ああ、そうか。
    ウェス・アンダーソンの世界は、
    可愛らしい
    という言葉がよく似合うな。

  • めっちゃ好きな癒し映画だった…。
    お互い信用してもいない3兄弟がやっとお互いを認めて、少しずつ寄り添っていくのが堪らない。
    こういうの観ると兄弟って良いなって思う。
    3人でバイク乗ってるシーンと、鞄を捨てて3兄弟で電車に乗り込むシーンと、オーシャンゼリーゼが流れるラストは愛おしいね。
    特に、父親の鞄を捨てて電車に乗り込むところとか良かった!最初のシーンに繋がるのね。旅行に出たくなる!

    『ダージリン急行』はただのヒューマンコメディードラマで終わらないところが良い。
    この3兄弟は孤独だったのだろう。
    だからどんなに仲が悪くても、いつも一緒なのだろうな。共感覚えたり、親近感わいたり、とにかく距離が近い映画だった。

    自分が気付いてないところで愛情は貰ってる。
    それは家族であったり、友人であったり、恋人であったり。はたまた少し前まで全く知りもしない他人であったり。
    外国独特だよね。その場限りで知り合った人とでも家族みたいに仲良くなれるのって。そういう文化の違い?なんかも改めて感じた。

    ウェスアンダーソン監督の作品ってコメディー色強くて面白いけど、所々に死が漂ってるよね。唐突に、それもアッサリ人が死ぬ。今作もそうだった。他の作品もそうなのだろうか?と、素朴な疑問。

  • 原題:The Darjeeling Limited
    (2007/91min/Wesley Anderson/アメリカ)

    3人の個性の強いばらばらな兄弟が、母親に会う、ために、旅をするってお話。
    ストーリー はとてもシンプルなんだけれど、撮り方や台詞の入れ方?がウェスアンダーソン!こてこてに作られた感じがたまらなくすき。音楽もすき。
    3人が荷物をすてるシーンが、等間隔で印象的でした。

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著者プロフィール

1969 年5月1日 生まれ。アメリカの映画監督・脚本家。テキサス州ヒューストン出身。
テキ サス大学在学中に、オーウェン・ウィルソンと出会い、共同で映画を制作。オーウェンとその兄ルーク・ウィルソンと作った短編 「Bottle Rocket(原題)」がサンダンス映画祭で注目を浴び、それを長編にした「アンソニーのハッピー・モーテル」(96・日本 劇場未公開)で本格的に監督デビュー。続く「天才マックスの世界」(98・日本劇場未公開)でインディペンデント・スピリット・アワード賞の 監督賞を受賞。「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)では、オーウェンとともにアカデミー脚本賞にノミネートされ、ストップモーションア ニメ「ファンタスティック Mr. Fox」(09)は同長編アニメーション賞の候補になった。「グランド・ブダペスト・ホテル」(14) は、第64回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞し、第87回アカデミー賞では4部門などを受賞している。

「2015年 『ウェス・アンダーソンの世界 ファンタスティック Mr.FOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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