靖国 YASUKUNI [DVD]

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監督 : 李纓 
出演 : 刈谷直治  菅原龍憲  高金素梅 
  • CCRE (2008年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4560292512835

靖国 YASUKUNI [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 大きく2つの件を交互に交えており、鍛冶屋との取材が一つと、終戦記念日 (その前後) の靖国神社で起きる出来事が一つ.

    前者はとても穏やかで、かつ、こちらから始まるものだから、これがメインであるように見えてしまう.
    はっきり言って内容は何でも無い.
    ただ、靖国にお納めするという「靖国刀」なるものを作る職人がいて、それがまたすごいお爺ちゃんだというだけだ.
    そっちはただ、これがあくまでも中立的なドキュメンタリーであることを主張するための飾りに見えた.
    こんなものはどうやったって、軍事国家だった日本を批判する方向になってしまうのだから、せめてここで敬愛を示してバランスを取ろうというだけに見えた.

    とはいえ「菊と刀」を知らないはずはないだろう.
    意識してるに決まってる.
    つまり、刀なんて野蛮なものに、日本人は技術を磨き、かつ神社に納めて奉っているのだ.

    軍服を着て参拝? (コスプレをして政治的アピール) をする集団.
    靖国神社に訴えを起こす台湾の集団.
    みな、感情的で、醜かった.
    あと靖国神社の中で友好を訴えるアメリカ人.
    こいつはただただ胡散臭かったな.

    Wikipedia 見ると色々書いてあり.

    監督の日本語能力の不足がために、鍛冶とのやりとりがちぐはぐになっている、などと書いてある.
    なんでそういう感想になるのか. 意地悪だと思った.
    その鍛冶があんまりにお爺ちゃんだから、発する言葉はふがふがしてて聞き取りにくく、耳も悪いのが原因だろう.
    とはいえ、監督の無知も垣間見えた.
    わざわざ日本刀作りを取材しにいったのなら、調べれば分かることは予め調べておけよと思った.

    「休みの日はどんな音楽聞いてますか?」
    「え?靖国の音楽?」
    「いえ、休みの…」
    「ああ、昭和天皇の何か(録音?)がある」
    「どんなですか、聞かせて下さい」

    (そういうのすぐ手の届くとこに置いてあるんだ...)

    これを見て右翼のチンピラやあるいは週刊新潮などは反日映画と思うらしい.
    へぇ.
    右翼に生まれなくてよかった.

  • 中国人による問題作と聞いていたが、言う程偏りはなかった。

    まぁ、ラストに過去映像なんかは、ファシズムの気持ち悪さを強調していて、明らかシナよりなんだけど、致し方ないかなと。

    終戦の日の靖国の騒乱は見応えがあったし、勝手に祀るなとかいう遺族の話も確かにそのとおりで、色々と勉強になりました。

    てか、インタビュアー日本語もうちょっと勉強しようね、、

  • そもそもあれほどカオスと化した場所に霊など眠っていられるわけがなく、うるせーなと霊は何処かへ行ってる事だろう。
    あの場所は生きてる者達の今もなお続く戦場。傷と傷のぶつけ合い。

    祈りは己の傷を通して、過去現在未来へ届くものだと強く再認識した。
    祈りは叫びじゃない。

    祈りは、今を生きる私達の暮らし…そのものだ。

  • 2007年作品  李纓監督
    李纓監督は 19年間日本にいて 10年間のドキュメンタリーという。
    日本での生活が長いのに 日本を見る目がまだ異質感が残っている
    『神聖』『聖域』という概念が 中国人にはないのだろう。
    それとも、靖国神社自体が その言葉を失っているのだろうか?

    これを見ながら 
    なぜ日本人で 靖国をテーマにした映画を作らないのだろう
    とおもった。日本人の内省的な面も含めて 捉えかえすことが必要だと思う。

    靖国刀鍛冶 刈谷直治 90歳が 主役
    手がうつしだされる。
    やけど、水ぶくれ、汚れた手。風雪の流れを感じる。
    靖国神社で 8100の軍刀が作られた、
    明治2年に設立される。(薩長の思い入れがあるのだろうか?)
    インタビューが淡々としていて多くを語らず 重量感があった。
    ただ 全体の流れの中で どういうポジションなのかがわからず
    残念。編集力がもう少しあれば・・・いいキャストだったと思う。

    天皇のために、聖戦でなくなった英霊を祭る。
    英霊 という言葉の響きがなんともいえない。英霊でない 霊もある。
    8月15日 靖国神社に参拝に来る人たちの多様さ。奇妙さ。
    それが ふしぎにユーモラスに感じるのは 私だけなのだろうか?

    兵隊のラッパ
    『兵隊さんはかわいそうだな。また寝て泣くのかなぁ』
    ときこえる。なぜだろう・・・音のクオリアなのかな。

    台湾の人も合祀されているとは知りませんでした。
    台湾に返してやればいいものを。
    無理やり祭る必要はないなぁ とおもった。

    星条旗を持ち、サングラスの奇妙なアメリカ人をとりまく 日本人。
    英語で語ろうとするものもいれば、怒るものもいる。
    無視してもいい存在なのに 無視できない日本人。

    上映に関しての反対の声や 文部省の補助などでいろいろ物議があがり
    話題になったが 内容的には ・・・。
    まぁ。見てから 考えることにしたほうがいいが
    見ても、ふーむ。という感じである。
    それほど 騒ぐことのない 映画ではないだろうか。

  • 靖国神社(の主に終戦記念日)をめぐる喧騒を網羅したような感じでした。もちろん、靖国に批判的な視点が撮影の前提としてある程度はあるんだろうけど、決して声高に批判するようなものではなく、わりと淡々と色んな情景を映している。

    戦争で死に損なった皇国じじいみたいなのとか、右翼っぽい人、戦争で息子を亡くしながら「お国のために戦った」みたいにいう人、なぜか星条旗を掲げながら「小泉首相を支持します」とかいうプラカードを掲げてるアメリカ人、家族が靖国に合祀されていることに抗議し、名前の削除を要請する人たち。
    台湾・中国・韓国などから来て、靖国神社に抗議する人たち(この人達の親なども当時「日本人」として戦死し合祀されている)、「英霊」追悼集会の場で靖国反対を唱えてリンチされ、なぜか警察に連行され(たぶん逮捕された)日本人。

    そして、そうした喧騒とは対照的に靖国に奉納する刀を淡々と作る刀匠。それらが、中国人の監督によってカメラにおさめられている。

    一番おもしろかった(?)のは、「小泉首相の靖国参拝を支持します」というプラカードと星条旗を靖国で掲げてたアメリカ人が、色んな人から色んな事言われてたところ。
    最初は右翼おじさんたちから好意的に受け止められて、「日本とアメリカは昔は戦争してたけど、今は同盟国だ」とか言われてたのに、別の新右翼とおぼしきおじさんが「アメリカのグローバリゼーションが日本を食いつぶそうとしてるんだ!」とか言ってキレるし、そのうち警察が来て「トラブルが起こるからこの旗は仕舞って」とか言って揉めて人だかりができると、別のおっさんが事情もわからず「毛唐は出てけ」とか「ヒロシマを忘れねえぞ」とか「ヤンキーゴーホーム」とか言い出して、ホントにカオスだった。全体的にワケわからんw

    あと、靖国神社に抗議する若者が、右翼おやじどもにボコられて血流してるのに、その若者がなぜか警察に無理やりパトカーに押し込められて連行されてくシーンが「左翼あるある」すぎて泣いた。「僕が逮捕される理由はありません!」とか悲痛な叫びを発しながら強制的に連れてかれる様はやっぱ悲惨(そのシーン、慌ててたのかカメラのピントがあってなかったのが悔やまれる)。

    この前の終戦記念日は、僕も(見物しに)靖国行ったけど、デモの様子とか見れなかったし、そのへんのディープな内容を網羅的に見て「ああこんな感じなんだぁ」って知るにはいいんじゃないでしょうか。
    上映当時に右翼側からの反対運動があったみたいだけど、別に右翼が反対する理由もないんじゃないのって気はする。

    そういえば「靖国という巨大なテーマを全然掘り下げられていないし、映画学校の卒業制作レベル」みたいに批判してる(たぶん)左翼の人がいたけど、誰も挑まなかったようなテーマを選んだっていうことだけでも、とりあえず意味があると思う。ていうか、日本人のドキュメンタリー作家やメディアが、こういう問題にきちんと踏み込んでカメラを回せない、その情けなさを批判したほうがいいんじゃないでしょうか。中国人の監督に文句つけるよりも、加害国の人間として日本人が責任持ってやれよって話です。

  • 本当にこんな映画で右翼が怒ったの?むしろ喜んじゃうんじゃないの?って思うくらい、突っ込みの足りないダメダメなドキュメンタリー。
    靖国神社の矛盾は、ここで取り上げられている勝手な合祀問題にとどまらないし、靖国に参拝する人たちの間にも、さまざまな分裂、矛盾がある。にもかかわらず、監督の側の勉強がまったく足りてなくて、ただ眼の前の事象を、自分の興味の赴くままに追っかけているのは歴然としている。
    それ以上に問題なのは、この監督が、事象の分析や掘り下げよりも、美意識を優先してしまっているということだ。刀鍛冶の老人に対するインタビューがまったく成功していないにもかかわらず、彼のシーンが映画の比重の半分を占めているのはなぜなのか。これだけ老人に密着しながら、なぜ監督は、「あなたが作った刀で多くの人の首が切られたのですよ」とズバリと切り込むこともできないのか。対象に肉薄する勇気もないまま、この老人に羽織袴を着せて「徒に汚すなかれ日本刀」と朗詠させるような、あざとい演出をする点に、監督自身の未熟さが隠しようもなく現れている。歴史映像資料のバックにオペラを流すような演出にしても、綺麗にまとめるなよと言いたい。
    端的に言って、「靖国」という巨大な素材に迫るだけの知識も実力もない、ただ自分の素朴な驚きと美意識にひきずられた、映画学校の卒業制作レベルの駄作をめぐって、あれほどの騒動が起きたという事実に、この程度のものさえ冷静に受け止めることのできない日本の右翼と左翼のダメさを見せつけられる、なんとも情けない鏡のような作品である。

  • ドキュメンタリー映画としてはいい視点でバランスよく作成されていると思います。

  • よくわからんかった

  • 「誰も知らなかった靖国がここにある」

  • 中国人監督がつくったっていうところがおもしろい。

    制作背景や意図をもっと知りたいと思った。

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