靖国 YASUKUNI [DVD]

監督 : 李纓 
出演 : 刈谷直治  菅原龍憲  高金素梅 
  • CCRE
2.66
  • (2)
  • (6)
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  • (12)
  • (8)
本棚登録 : 99
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4560292512835

感想・レビュー・書評

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  • 中国人による問題作と聞いていたが、言う程偏りはなかった。

    まぁ、ラストに過去映像なんかは、ファシズムの気持ち悪さを強調していて、明らかシナよりなんだけど、致し方ないかなと。

    終戦の日の靖国の騒乱は見応えがあったし、勝手に祀るなとかいう遺族の話も確かにそのとおりで、色々と勉強になりました。

    てか、インタビュアー日本語もうちょっと勉強しようね、、

  • 2007年作品  李纓監督
    李纓監督は 19年間日本にいて 10年間のドキュメンタリーという。
    日本での生活が長いのに 日本を見る目がまだ異質感が残っている
    『神聖』『聖域』という概念が 中国人にはないのだろう。
    それとも、靖国神社自体が その言葉を失っているのだろうか?

    これを見ながら 
    なぜ日本人で 靖国をテーマにした映画を作らないのだろう
    とおもった。日本人の内省的な面も含めて 捉えかえすことが必要だと思う。

    靖国刀鍛冶 刈谷直治 90歳が 主役
    手がうつしだされる。
    やけど、水ぶくれ、汚れた手。風雪の流れを感じる。
    靖国神社で 8100の軍刀が作られた、
    明治2年に設立される。(薩長の思い入れがあるのだろうか?)
    インタビューが淡々としていて多くを語らず 重量感があった。
    ただ 全体の流れの中で どういうポジションなのかがわからず
    残念。編集力がもう少しあれば・・・いいキャストだったと思う。

    天皇のために、聖戦でなくなった英霊を祭る。
    英霊 という言葉の響きがなんともいえない。英霊でない 霊もある。
    8月15日 靖国神社に参拝に来る人たちの多様さ。奇妙さ。
    それが ふしぎにユーモラスに感じるのは 私だけなのだろうか?

    兵隊のラッパ
    『兵隊さんはかわいそうだな。また寝て泣くのかなぁ』
    ときこえる。なぜだろう・・・音のクオリアなのかな。

    台湾の人も合祀されているとは知りませんでした。
    台湾に返してやればいいものを。
    無理やり祭る必要はないなぁ とおもった。

    星条旗を持ち、サングラスの奇妙なアメリカ人をとりまく 日本人。
    英語で語ろうとするものもいれば、怒るものもいる。
    無視してもいい存在なのに 無視できない日本人。

    上映に関しての反対の声や 文部省の補助などでいろいろ物議があがり
    話題になったが 内容的には ・・・。
    まぁ。見てから 考えることにしたほうがいいが
    見ても、ふーむ。という感じである。
    それほど 騒ぐことのない 映画ではないだろうか。

  • ドキュメンタリー映画としてはいい視点でバランスよく作成されていると思います。

  • 中国人監督がつくったっていうところがおもしろい。

    制作背景や意図をもっと知りたいと思った。

  • ひじょ~に難しいですね。

  • 読んだ本に出てきたから見てみた。台詞が聞き取りにくい、動画の撮り方や編集がうまく出来てない等の問題点はあるが、靖国神社に感心を持つ事・TVでは絶対に流さない様な内容が描写出来てるのは非常によかった。

  • 上映中止騒ぎなんかでも話題になったあれ。
    ひとまず一番に言いたいのは、これを上映するなという動きがあったこの社会の狭量さってどうよ??ってこと。
    どれだけ過激で危険な映画なのかと思っていたけど、逆に社会科の時間とかにみんなで観るといいような映画だと思う。
    別に望んで日本人に生まれたわけでもないし、民族の血がどうのこうのなんてのも関係ないと思うけど
    でもこの国この時代に生まれてきたことからは逃れられないのだから、上映中止が叫ばれたという事実と併せて「日本どうなの?私はどうなの?」って考えを持っていなければ。
    帰りのエレベーターで一緒になった老夫婦やらお兄さんやら、みんなどんな感想を持ったんだろうか。
    2008/07/10

  • 7/100
    右と左が交互に写る、感じで
    ちょ、極端でどうしたら。
    しかしこの存在のねじれっぷりはよく表れてると思いました。
    戦前は公私混同当たり前の一つの大きな家社会だった日本に
    信教の自由の素晴らしさと政教分離という理性を教えてくれて
    本当にありがとうアメリカ。(アメリカの政教分離と日本の政教分離だいぶ違うらしいけどもういいよ)
    問答無用でつぶさなかったのはさすが正義の国。(それ本当にやったらただの侵略だしね)
    この神社が民間の宗教って無理。
    そのうえで公務死者を祭るなんて無理。
    ねじれすぎ。。。泣きそうになる。

  • 見ないといけない映画だと思っていた。日本人として。靖国神社について、僕の意見がどうこうではなく、靖国神社を認めない人はあの空間としての素晴らしさすら認めないのかな、と思う。一度行ってみればいいのに、と。みたままつりのあのにぎやかな感じ。いつ行っても落ち着く、あのパッと開かれた空間。何故、日本人は自分たちの歴史に誇りを持てないのか。何故、日本人は自己否定しかできないのか。何故、日本人はナショナリズムを嫌悪するのか。こんな国、他にないと思う。もっと自信を持っていい。もっと、誇りを持っていい。僕はそう思う。戦争は負けた方が悪者。それはしょうがない。でも、何故そこまで卑屈になるんだろう、というくらいに日本人は卑屈だと思う。僕は靖国神社を否定しない。(10/2/14)

  • 靖国神社の「動」と、刀匠刈谷氏の「静」の対比をただひたすら淡々と交互に挿入しているところが良い。
    10年かけて撮影を続けたという監督の静かなる問いかけが聞こえてくるよう。
    幼い頃から靖国のそばで暮らしてきた友人の、現在の靖国の異常性を嘆く声を思い出しながら鑑賞。
    反日作品かどうかなんて重要な視点ではないけれど、反日という感じは全くなし。
    「中国人監督だから」という偏見がそう感じさせるんだろう。
    中立か反日か親日かという視点でしか捉えないのも、視野の狭さを感じる。
    でも最後の方の戦時映像のダイジェストみたいな場面、
    眠気がピークで寝ちゃった。
    決しておもしろくはないので鑑賞に集中し続けるのは難しいです。
    とりあえず、終戦記念日の靖国には怖いから行きたくないと思った。

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