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- / ISBN・EAN: 4988142706522
感想・レビュー・書評
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ジュノが天真爛漫でかわいいです。両親と親友の理解と支えがあっての高校生の出産だと思いました。日本だと養子に出すという感覚はなかなか持ちづらいですが、ジュノもドラマgleeのクインも出産後すぐ養子に出して、すぐさま高校生活に戻りました。
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JUNO
2007年 アメリカ
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:エレン・ペイジ/マイケル・セラ/ジェニファー・ガーナー
未成年の妊娠もの、というとシリアスで重いテーマになりがちですが、これはポップでポジティブで非常に明るい映画です。といっても、けして10代の妊娠を軽く扱っているというわけではなく、登場人物の大半が、とにかくポジティブで、マイナスの方向にストーリーが傾かないので、見ていてとても軽快・快適、そして見終わった後も気分が良いのです。ほとんど口コミで人気がでた理由は、その辺かなと思いました。
ジュノを妊娠させてしまった男の子も、最初はバカッぽいんだけど、後半はどんどん良いヤツになっていくし、口のきき方はバカッぽい現代っ子だけど、最後までジュノの味方になってくれる親友、喧嘩もするけど結構親身になって心配してくれてる継母、ひたすら心から娘を愛している父親…等々、誰も彼女を非難しないでサポートし続けるところが素晴らしい。
赤ん坊をひきとる約束をした相手の女性も、最初は神経症的な雰囲気なんだけど、どんでん返しで強さを見せる。唯一最低なのは、その、赤ん坊の里親になるはずだった男のほうで、最初は大人の男性の寛容さを見せてるんだけど、だんだんモラトリアムなところが見えてくる。でもまあそういうのも含めて、愛すべき登場人物たちの、おとぎ話的なまでにポジティブなお話でした。
最後に。サントラに、私も大好きなソニックユースのカヴァーした「スーパースター」が入っているのは知っていたんですが、こういう使い方(モラトリアム男の象徴的な)をされてるとは意外でした。
(2008.10.10) -
生意気な女の子はかわいい。
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本当に脚本の出来が良すぎる。
話もさることながら、ブラックな言葉のセンスが秀逸。
若い脚本家ならではのテンポで、気持ちいい。
エレンペイジがハマリ役。
演技うまいし、自然だし、可愛いし。
音楽も作品を表すセレクトで、暫く鼻歌ラインアップでした。 -
レンタルDVD。
切り口が好き。
しめっぽくなりがちなテーマを、さくっと、でも軽くなく、現実味もほどよく混ぜ込んで、心地よい空気感。
ジュノをはじめ登場人物のキャラクターがかなり良い。基本的にみんな優しいです。
リアルにこういうことがあったとしたら、って考えるとジュノは周りの人に恵まれてるなーとおもう。
継母ブレンもパパもリアも良い人。
ブリーカーの情けないけどすごく優しいかんじがあの役者さんすごく似合ってた。
またジュノがああいう男の子を選ぶっていうのが最後まで観て、すごく納得させられた。うーんこれつくったひと凄い。
養子のシステムって実際にあんなに身近なのかな?
ストーリーとしてはなんとなくすべてがスムーズすぎる気もするし賛否両論あるんだろうけどな。でもなんかそういうの野暮。そんなのわざわざつっこまなくてもわかってるし。
高校生、子供ができて育てられないから中絶する?産んでがんばってひとりで育てる?
それ以外にも選択肢はあるかもしれないよ。
ふつうじゃなくてなにが悪いの?
視野を広くいろんな選択肢をもつのってだいじなことだとおもう。最終的に「ふつう」の道を通ることになったとしても。
音楽も画も可愛かった。
また観たい。