愛おしき隣人 [DVD]

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監督 : ロイ・アンダーソン 
出演 : ジェシカ・ランバーグ  エリザベート・ヘランダー  ビヨルン・イングランド  レイフ・ラーソン  オリー・オルソン 
  • Happinet(SB)(D) (2008年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953023321

愛おしき隣人 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • グレイッシュな画面のなか、ひたすらしょんぼりで滑稽なシーンをながめ続けて、みんな大雨の中の子犬みたいに無力だよ、みんなそうなんだから今夜のところは歯を磨いて寝ましょう、という気持ちになった。これはよかった。疲れてるときのほうがいいかも。

  • ウェス・アンダーソン監督が好きな方なら、
    そしてアキ・カウリスマキ監督にグッとくる方なら、なお
    初期山下敦弘監督の空気にしびれる方なら間違いなく
    オススメのロイ・アンダーソン監督作品です。

    「散歩する惑星」では絶望を
    この「愛おしき隣人」では明日への希望を。

    贅肉をそぎ落とされた詩的セリフと
    監督特有の北欧の空気を思わせる色味を抑えたトーンの
    美しい映像で紡がれた韻文のような映画。

    普通の人々の何気ない日常のひとコマ。
    それは思い通りに行かない日々でもある。

    明日がある。

    それは確証の無い希望。
    でもそれは必ず訪れる。

    明日という一条の光りにすがる人々の姿。

    そんな人々の日常に飛来する軍用機の群れ。
    一縷の望みすら消し去る前触れ。
    「明日」には「絶望」が待っている場合もあるのでした。

  • つまらない毎日、なにも起こらない毎日

    でも明日はかならずやってくる

    最高にスローに流れる日々

    その空間にいるかのような錯覚を起こす

    どうしようもない毎日だけど

    一生懸命生きていて

    憎めない隣人達

    そして私も彼らにとっては隣人


    今までに感じたことのないシュールな空間と

    一歩画面を飛び出した展開に

    脱帽

  • TSUTAYA店頭で気になっていた(笑)映画なのですが、借りられていることがおおくて、ようやく見れました!
    不条理ドラマという文字をみて「ああ、なるほどなあ」と事後納得。
    不条理という言葉を目にするまでは、一体どういうことなのだろうか?と考えてしまう映画でした。まあそんなところが鬼才な監督の作品というところなのでしょう。

    2007年の作品。
    製作はスウェーデン・フランス・デンマーク・ドイツ・ノルウェー・日本。
    2008年4月から日本の劇場でロードショウしていたようですね。

    この映画は、いろんなひとの様子を描いていく映画。
    例えば1つのアパート(?)に住んでいる住人の様子を次々と描いたり、職場の人間の様子をスライドするように描いたり…こういうパターンの映画は、視点がかなりバラバラになりますよね?なので、なんとなくこういう感じだろうなあという予測はついていたけれど、とにかくワンシーンが長めでした。
    そこまで激しい動きはなくて、淡々とシーンからシーンへと映っていく。
    そこにコメディタッチのノリのよいブラスバンドのBGM。

    そう!
    この映画は「コメディ」というところに類されているのだけれど、個人的にはこれはコメディではないなあと思ったのだけれど…シュールで、そしてシビアだと思う。だけれど、画面から漏れる滑稽さについ笑ってしまったりするところがすごい!
    不思議な映画です。
    まあそんなことを思っていたところに「不条理」という言葉が出てきてしまったら、自分の中の解釈が全てそれで包括されてしまったんですよね。(笑)とはいえ、この不条理というものに対しても、どう捉えるか、でかなり変わってくるのでしょうね。

    不条理であっても、それこそが「真実」であり人間的なことであり、足元にある、そして近すぎて見えない幸せなのだと、そんなふうに考えることもできるのだろう。
    レビューなどを見ていると、どちらかというと幸せとか、いわばプラス方面の感想が多いように思えたので、なるほどそういうものなのかあと考えさせられました。

    個人的な趣味に他ならないのだけれど、このコメディという部分が大きなカモフラージュであってほしいなあと思ってしまう自分です。
    文句ばかりクチにする登場人物が多く、そして不幸なことが続いたりするけれど、そういう部分で描かれるセリフって、感じていなければ出てこないものだと思うのです。だから、あれらのセリフの中に真実があるのではないかと…まあ反対に考えれば、それらの考えを貶めている(というと語弊があるが)とも考えられるが…。


    スウェーデンの監督さんなので、原題「DU LEVANDE」もやはりスウェーデン語?なのですよね。
    この意味はどういうものなのだろうと気になって探したけれどなかなか出てこなくて、あるブログさんによれば英語タイトルがスウェーデン語と同じ意味だそうで、「You, the Living」なのだとか。
    隣人というか、なんだかコチラのほうがしっくりくるカンジがしますね!

    自分の中で、ハッキリと「こういった解釈」というのが分からないのだけれど(どちらの方面にもとれるという印象がある)雰囲気は好きな映画でした♪

  • ロイ・アンダーソン恐るべし、世界への乾いた悪意。そして政治的なしつこいこだわり。

  • ついていないことばっか。だけど明日はしあわせ。
    好きなのはカフェの定員が
    はいラストオーダーだよー!明日はまた来るけどね!みたいなことを言うシーン

    別に言葉で励ますわけじゃないけどみーんなついてない毎日を頑張っていきているんだなって思うと元気でるし、知らない人でも結婚はうれしい。
    そんな隣人たちの微妙な距離感が非常に好きだ!

    コーエン兄弟

  • 群像劇がすき。

  • 予告に惹かれて見てみたロイ・アンダーソン監督作品。
    とても独特な映画。
    ユーモアとシュールさと青みがかった映像と白塗りの人たち。

    ロックスターのミッケに恋するアンナの夢が素敵でした。
    あのシーンを切り取ってずっと部屋に飾っておきたいと思った。

  • 【2008/05/23 映画館で鑑賞】
    妙なモノを観た、初めて観るタイプの作品
    というのが第一の印象。

    つながりがあったり、全くなかったり。
    毎日の生活で起こりうる(時にそうでもなかったり)
    普通よりちょっと下の不幸(かといって暗くはない)
    を淡々と描いたものなのですがシチュエーションが!
    「投資の話とSEX」「ロックスターと夢での結婚式」
    「テーブルクロス抜きに失敗して電気椅子」
    「上と下の階の住人バトルを覗き見る向かいの住人」
    「精神科の医師の独白」「床屋で口論して変な髪形」
    「朝ケンカした夫婦の職場で他人に見せてしまう涙」
    などなど他にもいろいろなプチ不幸。
    登場人物の顔が死人のような白さなのも
    シュールさを際立たせていたような印象。
    音楽が映画の内容とリンクしているのもよかった

    プチ不幸なエピソードの寄せ集めなのに
    ちょこっと明るい気持ちになるのが不思議

    バーの「ラストオーダーだよ!まだ明日もある」
    というセリフがすごく好きだなあと帰路にて思った

    「今日もついてないことばかり。 
     でも明日はきっとしあわせ。」
    というキャッチコピーが観た後にしっくりきた

    じわじわくる面白さでした
    もう一度観たいと思った
    同時上映だった
    「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー」
    もいつか観てみようと思う

    まだ明日も、あるのだと元気付けてくれた気分

  • ロイ・アンダーソンといえば、スウェディッシュラブストーリーで知っていたけれど、またまた素敵な映画を世に出してくれていたんだ!!
    スウェディッシュでもそうだったけれど、ひとりの人間の一途な願いも、世間に投げ出されたとたんにいろいろな珍事を巻き起こしてしまったりする。だけども、それを受け入れて、むしろ強くなっていく、あるいはそれすらも楽しんでしまうようなところ、とても好きだな。
    そして、ロイ・アンダーソンは人間模様とか世俗の社会のありさまをコメディ的な笑いを織り交ぜて映像に仕立ててしまう。映像を見てて、ときたまちょっぴり笑いがこぼれてくるような演出も、相変わらず。
    観終わった後に、良い余韻に浸れるよ…。

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