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- / ISBN・EAN: 4935228082681
感想・レビュー・書評
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邦画を何か観ようかな、と思ってprimeビデオを眺めていると、知らず大泉洋が出て来る映画を選んでしまうこの頃です。
なんだ、自分は大泉洋のファンだったのか。
この人、どんな作品に出てても「大泉洋」で、だけどそれが好きだ。キムタクもそうだけどあれは好きになれなかった。なんでだろう。
ということで大泉洋が脇役かと思ったら主役だった映画です。
あんまり内容入ってこないな~と思っていたら中盤であれ?と思って、おお!となって、ラストはほうほう、となりました。後で検索したらどんでん返しモノとして知名度のある映画だったのですね。そういうのを前知識なしで観れたのは僥倖。
タイトルが地味で残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2008年公開。
見事に騙される快感
味わいたくないですか?
それならコレ、
オススメです(^O^)
監督脚本を手がけた
「運命じゃない人」
「鍵泥棒のメソッド」
の内田けんじの
才気爆発の一作!
先が見えない中盤までは
やや中だるみ感あったけど
後半アレ?アレ?と
ひとつひとつのパズルがハマっていく感覚と
見事な伏線回収、
そして終盤に訪れる
大どんでん返しの妙は
あの名作「スティング」を
引き合いに出したいほど鮮やか!
そして騙された後の
爽快感で
鑑賞後ニヤニヤが止まらないのも
好感が持てるところ。
キャストでは
行方不明になってしまう木村役に
あの泣き笑いの笑顔が
今回は余計ミステリアスさを醸し出していた
堺雅人。
人のいい中学教師・神野役の
大泉洋がまた上手いんだ(笑)
二人きりの教室で
探偵に放つ一言には
誰もがハッとするハズ。
同級生だと名乗る探偵を
佐々木蔵之助が
ダークに
やさぐれ感いっぱいに演じてくれます。
(この人はちょっと悪い役の方がいい味出るんですよね)
あと田畑智子は
自分の中で
和製キルスティン・ダンストに認定です(笑)
美人ではないのに
見るたびに
妙に可愛いくみえるこの不思議よ〜(笑)
人生の楽しさは
生まれ持った出発点の高さではなく、
ましてや
学校の成績や人気でもなく、
社会に出てからの
「伸びしろ」の
大きさによって決まる。
生きることを楽しむ姿勢、
生きてきた道のりを肯定する姿勢が
大人のアフタースクールには
何より大事なんだって
改めて思いました。
あとは何を書いてもネタばれになっちゃうんで、
気になった方、
とにかく黙って観てみてください。
鑑賞後は
必ず二回続けて見たくなります!
そして一緒に観た大切な誰かと
ああでもない
こうでもないと
熱く語りたくなる映画です♪
うどん屋での
ぷぷぷな攻防と、
ラストに見せる
エレベーター映像の真実が
笑えます(笑)-
まろんさん、
ここにもコメント
ありがとうございます!
コレはマジで
レンタル料払っても
十二分にお釣りくるくらい、
...
まろんさん、
ここにもコメント
ありがとうございます!
コレはマジで
レンタル料払っても
十二分にお釣りくるくらい、
映画のカタルシスが得られる傑作です(^O^)
特に堺雅人さんが好きなら
彼の可愛い一面に
メロメロになります(笑)
あはは(笑)
田畑智子さんは
もちろん褒め言葉ですよ(*^o^*)
個性的と言える顔立ちは
好き嫌いあるやろうけど、
彼女はとてもキュートなんスよね(笑)
とにかく後半になるに連れて
衝撃的な展開が待ってますんで(笑)
是非是非見てみてくださいね(^_^)v
2012/12/07 -
kwosaさん、
こちらのコメント
遅くなりました(汗)
あはは(笑)
共感していだいて
嬉しいです(^O^)
...
kwosaさん、
こちらのコメント
遅くなりました(汗)
あはは(笑)
共感していだいて
嬉しいです(^O^)
田畑智子さんは毎回、
容姿を越えた
内面からにじみ出る可愛いさが感じられるんですよね。
それだけ演技が上手いのか、
元々魅力的な人なのかは
分からないけど、
ハリウッド女優なのに
いまいち日本では人気がない
キルスティン・ダンストに通づるところがあるなぁ〜って、
まぁ勝手な解釈ですが(汗)(^_^;)
(どちらも大好きな女優さんなのです)
kwosaさんの言う
エンタテインメントと人間ドラマが
高いレベルで共存しているって指摘には
思わず頷いてしまいました(笑)(^_^)v
しかも内田監督は
デビューからすべて
自らのオリジナル脚本で勝負している点がカッコいいし、
そこにプロである
心意気を感じますよね♪
七河迦南さんは噂だけ聞いて
気になってたんやけど、
まだ一冊も読んでないんですよ〜(汗)(>_<)
近いうちに
必ずGETしたいと思ってます!
情報ありがとうございました(*^o^*)
2012/12/07 -
円軌道の外さん、こちらにもコメントくださっていたんですね。ありがとうございます。
たびたびすみませんが、これだけ言いたくて。
七河迦南未読...円軌道の外さん、こちらにもコメントくださっていたんですね。ありがとうございます。
たびたびすみませんが、これだけ言いたくて。
七河迦南未読!
なんて幸せな方!!
『七つの海を照らす星』『アルバトロスは羽ばたかない』『空耳の森』の順で読んでください。
これ絶対!!!2012/12/07
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andesapresriam12さん!
ついにご覧になりましたか。
最初の5分、見直しますよねぇ。
>一番印象に残ったシーンはラスト近...andesapresriam12さん!
ついにご覧になりましたか。
最初の5分、見直しますよねぇ。
>一番印象に残ったシーンはラスト近くで最後に大泉が佐々木に言ったセリフ。
そして、あのセリフは素晴らしいですよね。
『アフタースクール』というタイトルもいい。
内田けんじ監督の映画はエンタテインメントに徹しながらも、時折どきりとさせられるセリフがあったり、考えさせられるテーマが潜んでいたりしてあなどれません。
すべてオリジナル脚本というのもいいんですよね。
長編デビュー作『運命じゃない人』 最新作『鍵泥棒のメソッド』もお時間があれば是非。2013/07/09
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監督の前作『運命じゃない人』が良かったのでこちらも鑑賞。
よくできた映画。しかし個人的にはあまり面白いとは思えなかった。
巧みな編集によって劇中で起きている物語とこちらの想像する物語をまったく別物のように誤認させる、という手口は前作にもあったトリックにも似ていて、たしかによくできている。ただ、この映画が言いたいこともやりたいことも、トリックで観客を騙すというそれのみなので、鑑賞後に「それで?」という感じがしてしまう。「すごい」ことと「面白い」ことは別で、それで言えば僕はこの映画をすごいとは思うが、面白いとは思わなかった。
見た直後の印象としては、仕込みにものすごく時間のかかる手品を仕込みの段階から見せられた、というもの。映画の割合としては前半1時間くらいが仕込みの時間、その後30分で大がかりな手品が行われるという構成。前半1時間はなんの面白みもない話をだらだらやっている(ように見える)ので、それが伏線だとわかっていてもともかく退屈だった。その分後半の種明かしパートは凝っているのだが、こちらはこちらで全体に手が混みすぎていて、トリックの数も多いので、見ていて悪い意味でまったく気が抜けない。「あれがこうなってて、これがこうだから、ってことは今これはこういうことで……」と話に追いつくために頭を動かし続けなければならず疲労感だけが蓄積されていくのだが、その割にはその苦労を帳消しにするほどのカタルシスは種明かしにない。
個人的に一番気になったのは、この映画のトリックのほとんどが「重要な部分を映さない」という編集によって成り立っているという点で、つまり劇中で観客を騙しているのが「劇中の登場人物の誰か」ではなく監督本人であるという構造。例えばIQ200の超頭脳を持った主人公がトリックで巨悪を出し抜く(と同時に観客も騙す)、という話であれば「主人公すげえ!この映画面白い!」となるわけで、ポールニューマンの『スティング』などはそこがいいと思うのだけど、この作品は「すげえ!」の対象となる人物が存在していないので「はー監督さんよく考えてはるわ」みたいなどこか冷めた感想しか浮かんでこなかった。
でもよくできてはいたので、好きな人は好きだろうなーとは思った。 -
「藩士のおもい」
どの作品を見ても、あの「水曜どうでしょう」のおもしろ変顔モジャの彼が!
と驚くが、その驚きは見ている間にすぐになくなる
早くから「水曜どうでしょう」を見てきた私が最初におみまいされたのは『歓喜の歌』だった
その頃の彼に役が重なりスッと作品に入れた
その後彼は色々な役をやっている
多くは愚痴を言い相手を非難して自虐的な部分も絡めた役が多いがコロンボのように第一印象とはかけ離れた心に刺さる事をしてくるのだ
あの「水曜どうでしょう」ていたらくをさらけ出し悪態をつき怒りを露わにする姿、しかし彼の根底には常に人を楽しませる事が根っこにある
今回見たこの作品は、すっかり忘れていた私のひねくれる前を思い出さしてもらいました
荒んだ道を見過ぎだ探偵と中学教師
どちらも多くを見てきているはず
探偵は裏の世界、教師は表の世界
そうかもしれないけど教師だって生徒を通して多くの家庭を見ているのです、人の悩みや辛さや痛さ理不尽さも見てきてる
捻くれすぎた探偵はリセット出来れば良いと思います
人のせいにしているうちはまだまだなのでしょうね。
彼も「水曜どうでしょう」を見たらきっと……
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おもしろかったー!
この展開は読めなかった。
ダマしているはずの北沢(島崎)が、実は神野先生にダマされていたとはなあ。
ラストのエレベーターの種明かしもおもしろかった。
大泉洋(母校で働く中学教師)、佐々木蔵之介(同級生の探偵)、堺雅人(同級生のエリートサラリーマン)、3人の俳優がみんな個性的で魅力があった。
大泉洋の喋り方はバラエティ番組に出ているときと大して変わらないのに、それがちゃんと芝居になっているからすごい。
「誰がモジャモジャだお前は!」とか「これ、玩具屋さんではないだろ?」とかのセリフはほんとに素の大泉洋って感じなんだけどなあ。
好きだなあ、ウソップ。
「お前みたいにずーっと教室で生きてるような奴に 人間の何がわかるんだよ
何にも知らないで 自分の都合のいいように世間見て 人間見て安心しやがって
お前みたいな奴見るとムカムカするんだよな
早く卒業しろよ 中学校から」
「あんたみたいな生徒どのクラスにもいるんだよ
全部わかったような顔して勝手にひねくれて
この学校つまんねえだの何だの
あのなあ 学校なんてどうでもいいんだよ
お前がつまんないのは お前のせいだ」
(よっ、神野!)
学校の放課後の情景が好きだ。
早く教師になって、放課後のある学校に戻りたいな。
1度目はそのままで、2度目は内田けんじ監督と大泉洋によるボイスコメンタリー(雑談?)つきで見るのがよし。 -
宣伝文句でも、騙される的なことをいっているようなので、そこのところは隠さずに書いておこうと思う。
ミステリなどでトリックといえば、登場人物が登場人物を騙すために行うものを指すのが一般的だろう。アリバイトリックにせよ、密室トリックにせよ、犯人が「自分が犯人でない」ことを示すために、なんらかの方法を使う。また、登場人物は騙されるけど、登場人物が仕掛けたわけではなく、偶然がトリックを生んでしまったものもある。いずれにせよ、それは作品の世界の中の出来事だ。
それとは別に、作者が読者に対して仕掛けるトリックがある。有名どころはいくつでもあげられるけど、ネタバレになるから書かない。たとえば、ある登場人物がいかにも女性のように書いてあるが、実は男性で、丁寧に読み返してみると男性であることを示す言葉はひとつもなく、逆に女性であることを暗示する内容はいくつもあり、それなのに、自然と「この人は男性だ」と読者が思い込んでしまう、という感じだ。
小説だけではなく、映画にもトリックがある。この映画も、このふたつのトリックを上手に組み合わせて、気持ちのいい驚きを与えてくれる。作品全体のユーモアも、登場人物の描き方も、テーマのちょっとした切実さも、いい感じに仕上がっていて、よく出来た映画だと思った。
ただ、「意外性」みたいなことでは、ちょっと拍子抜けしたのは確か。Aと思っていたのがBだった、という驚きは確かにあるし、よくぞ上手に騙してくれたと思うのだけど、正直言って、AでもBでもどっちでもいいじゃん?と思ってしまったのだ。そういう意味では、なんとなくいろんな意味で小粒で、いい作品だとは思ったけど、今ひとつ心に残るものがなかった。
気持ちよく観られる映画なので、お薦めは出来るのだが。