幻影師 アイゼンハイム [DVD]

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監督 : ニール・バーガ- 
出演 : エドワード・ノートン  ポール・ジアマッティ  ジェシカ・ビール  ルーファス・シーウェル 
  • 東宝 (2008年11月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104049148

幻影師 アイゼンハイム [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ウィーンを舞台にした手品師のお話で、原作はスティーヴン・ミルハウザーです。ウィーンの街が綺麗そうだなという理由で観に行きました。流浪の身の手品師である主人公が、訪れたウィーンで幼馴染の公爵令嬢と再会する。手品師としての成功、令嬢との淡い恋。これが実はミステリ仕立ての作品になっていて、たいへん堪能しました。手品の場面がCGなのか、それとも○○を使ったトリックを映像上で再現したのか、いまでもちょっと気になっていますね。

  • 幼き頃から熱中していた奇術の技を磨き、名を轟かせ一躍時の人となった“幻影師アイゼンハイム”。その評判を受け、皇太子レオポルドが婚約者とともに観覧に訪れた。その傍らにいた婚約者こそ、かつてアイゼンハイムが愛した初恋の人ソフィだった。

    19世紀ウィーンの美しい街並みとアンティーク感溢れる映像美、アイゼンハイムが魅せる摩訶不思議な奇術シーンに終始見惚れます。
    アイゼンハイム役のエドワード・ノートンの涼やかな表情と影のある雰囲気も素敵ですが、最も印象に残ったのはウール警部役のポール・ジアマッティの好演です。アイゼンハイムの魔術に冒頭から魅せられ交友的なウール警部。しかし皇太子の側近という立場から、アイゼンハイムを敵視する皇太子の命を受け自分の意思に反する立ち回りを求められ心苦しい場面が続きます。
    政治的計画に巻き込まれる初恋の女性を中心に、様々な思惑が絡むことに。かつて一度は諦めた恋心でしたが、愛する女性を守るために、あくまでも幻影師の立場で権力の壁に立ち向かっていきます。

    賛否分かれる真相のようですが、謎解きに重きを置いていなかった私としては最後笑顔になった人が多くて素直にほっとしました。終始アイゼンハイムとウール警部のやりとりが小気味良い。全てが明らかになる瞬間、ウール警部の高笑いにつられるようにこちらも思わずニヤリとします。
    トリックが絡むのでぜひ事前情報ゼロで観てほしい作品。勧善懲悪ものとして、爽快で気持ちの良い幕引きでした。

    ちなみに元となった小説はあるものの、映画ではだいぶ脚色されているとか。奇術シーンを妄想フル回転で挑みたいので、ぜひ映画をベースにした書籍が出版されますように…。

    ===================
    原作:『バーナム博物館』(スティーヴン・ミルハウザー/著)に収録された短編小説

  • イリュージョンが見せ場として隆盛を誇る中で天才と評価され絶大な人気を集める幻影師アイゼンハイム。
    評判を聞き付けた皇太子のレオポルドが婚約者とともに観覧に訪れる。
    その婚約者こそが、かつて彼が愛した女性ソフィだったのです。19世紀のウィーンを舞台に身分の差ゆえに一度は諦めた初恋の女性を巡って一人の幻影師がみずからの奇術を駆使して、時の皇太子に果敢に立ち向かう姿を妖しくも格調高く描いている作品です。
    スティーヴン・ミルトヴザーの同名短編小説をエドワード・ノートン主演で映画化したミステリーです。映像が美しくエドワード・ノートンの奇術が見物で素晴らしかったです。
    やはりエドワード・ノートンは凄い俳優さんだと改めて思いました。

  • すべてを欺いても
    手に入れたいもの、
    それは君。

  • 『幻影師アイゼンハイム』を昨夜と今朝で見ました。主題は、劇場予告版の「全てを欺いても手に入れたかったのは君」というキャッチコピーのような説明で表されていると思います。政治が混乱したらたくさんの人が犠牲になるけど、止められない、それを混乱させられた人達の代表であるウール警部(ポール・ジアマッティ)も許してしまう、それはなぜか、アイゼンハイム(エドワード・ノートン)は公爵令嬢ソフィ(ジェシカ・ビール)が好きで、ウール警部はアイゼンハイムが好きだから、だから愛は全てを許すんだよね!という目に見えない価値を問う話。



    ネタバレがあります。

    皇太子はなぜ部屋から出ずに自殺したのか、というと、ウール警部が皇太子を追い詰めてメンツを傷つけるようなやり方をしたからだと思います。ウール警部はなぜ追い詰めるようなやり方をしなければならなかったかというと、皇太子がウール警部の社会的な地位を左右する力をいつもちらつかせて威張っていたからだと思います。



    なぜ皇太子が死んだかと言うと、皇帝を追い落とそうとしているという政治的疑惑と、女友達に暴力を振るうという個人的な疑惑が重なったからだと思います。元々が優勢にあった皇太子は物質的なものに囲まれているので、心理的に疑惑を生むことは出来てもそれを有利に利用する方法を知らない。元々家も資産もないような状態だったアイゼンハイムは人脈も疑惑も、自分で考えて利用することを強いられていた。それが対立する二人の違いだと思います。



    皇太子が死なずに済む方法はなにか考えてみます。皇太子が自分の思い通りにならなくて怒り、主張を説明するという場面がしっかりとあります。ウール警部側は、皇太子は皇帝退位計画を企んだけど、それはある意味正しかったよね、ということを認めて、でも、例えば今すぐは帝位につけなくても皇帝と会議しながら政治を進めるって言う方法もあるよね、とか、どうすればみんなが仲良くなれるのか、という問題を解決するべきではなかったか。



    死ぬ前に皇太子が政治やロクデナシの警部・皇帝の周辺・民衆などについて「自分一人ではもう手に負えない」と言ったけど、ソフィが妻になったからと言って、皇太子は彼女の意見を聞かないのだから、自分がなぜそんな目に遭わされているのか考えるべきだったのではないかと。



    ソフィに再会したアイゼンハイムは幻影のショーでソフィがアシスタントになった時、「死とは何でしょう」という命題を観客に投げます。これはウール警部が事件の全貌を見通すことが出来た瞬間にも再び繰り返され、映画の視聴者にも投げられたもの。「私の目だけを見て」とアイゼンハイムが暗示をかける、その後、ソフィが殺されるような感覚、これは皇太子の言いなりになるような状況に置かれることによってソフィの個性が死ぬと言う暗示とも解釈できます。



    そしてソフィは再び死ぬ役を演じる。皇太子が死ぬまでは、体力的に一番キツイ仕事はソフィが引き受けていたのではないかと思います。でも一番、自分の力で環境を変えなければならなったのがソフィだとも思えます。でも結果的に実際の死は皇太子に訪れた。皇太子は自分の傲慢だけのために死んだかと言うと、その皇帝退位計画の説明を見ると、独裁的な皇帝の体制を踏襲したために死んだとも取れます。



    ソフィの二度目の死の役は「被害者」であると同時に、アイゼンハイムの幻影によって「憤死」の意味を持った。そして皇太子が「憤死」した。アイゼンハイムは、ソフィに向けては「愛情」の力が映るように、皇太子側に対しては自分の「怒り」の力が映るように操ったと思います。

  • そりゃないよ……オチ。
    ぶっちゃけオチはバレバレなのですが、そう思わせないCGの技術。
    だけどそれをCG技術駆使してやっちゃ駄目だよね!って感じ。

    でもラストのネタバレの持って行き方は分かっててもにやりってしたくなる。

    あとあの嵌められた人可哀そう。
    何これ可哀そう。

  • BS103録画>巧妙などんでん返しとスッキリラストなのにどうも後味悪い。イリュージョニストなのでトリックをあえてはっきりさせてない所が謎であり、いいんだけども…。後半からの、トリックの種明かしがいまいちよく理解できないのとそれはないやろ~的な有り得ない感が強過ぎて。。仮死状態ってできんの?ただ寝てるだけ?理解力不足かも。皇太子が1番不憫だ^^。

  • 2015/11/12 以前にも観た映画だなあ〜と思いつつ借りてしまった。やはり、観てたけど、忘れてた部分もあり名作だと思うから 面白かった。
    ノートンは何をやっても上手い俳優ですね。
    警察役の人も とても いい味だして良かったです
    マジックも幻影師という形をとるところが面白いし、運命の人と再会して お互いの隔たりを超えてゆくドラマが素敵。やっぱり 映画はハッピーエンドが爽快で いいですね。元警察官の人が 「よし!」って感じで笑顔になるラスト その気持ちに観てる方も共感出来るのがいいです。
    監督 ニール.バーガーにも注目ですね

  • 全てはアイゼンハイムの仕掛けの世界だったと気づかされるラストは圧巻!

  • サスペンス?なのかな??

    激怒も情熱も親愛も
    どれも浅すぎて共感できない
    エドワート・ノートンの作る”不思議”世界の雰囲気は好き

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