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- / ISBN・EAN: 4571264910139
感想・レビュー・書評
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シェパード=「忠犬」
警察犬、麻薬犬、盲導犬に使われる犬。
ヒトラー、ケネディ、ルーズベルトに飼われた犬。
ロバート・デ・ニーロという人は何を思ったんだろう。
「アメリカ」という大国の矛盾、卑しさをあぶり出したかったんかな。
いや、とても面白いんだけど。映画そのものは。
最終的に、主人公の男は完璧な犬、「シェパード」になる。
自分の息子の愛した女性すら葬るし、父親の遺書も燃やしちゃう。
すっげー寂しい、これ以上に無い切ない背中、後ろ姿で終わる。
「ブロンクス物語」(前回のデニーロ監督映画)とは大違い。
「女の子を自分の車に乗せる時、先にその娘を助手席にエスコートして、そんでいざ自分が運転席側に乗る間際、先に車内に入った女の子が内側からドアロックを外してくれたなら(まぁ、古い車だし映画自体も古いから集中ドアロックみたいな便利でつまらないシステムはまだ出現してないのさ)、その娘は間違いない、お前を愛してくれてるよ。」
みたいな、そういう良さげな雰囲気が全体にあったのが「ブロンクス物語」で、オレは相当好きだったのだけれど。
エンディングも、女の子がロックをカチャっと外してくれて…。
・・・あれ??
これ今どっちの映画のレビュー書いてんだ、オレ??笑
とにかく。
二度観してみたくなる映画。
第二次大戦→キューバ危機(約20年ね)を何度も行ったり来たりするんだけど、眼鏡の変化でしか時代背景を悟れない映画。笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エリートコースを進んでいた青年が米軍いスカウトされ、その後CIAの一員となっていく話。
CIAは秘密組織で、家族にすらも秘密にしなければいけない中で
家族と心が離れていってしまい、
CIA最大の汚点事件といわれているビッゲス事件の追求をしていくうちに
国を守るか家族を守るかの選択に悩まされる。
とにかく暗いストーリーで
内容も深くて私にとっては難しく、一部寝てしまいました。
ビッゲス事件とか秘密組織とかに興味ある人には楽しいのかな・・?
エンディングも暗くて、ひたすら暗いです。。。
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とってもとっても複雑で、詳細までは分かっていないと思う。。のでもう1度観たいです。日本人だとあまり持ち合わせていない愛国心ゆえの選択だったりで正直共感できないかも・・・。男性だとまた違うのかな。
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2007年鑑賞
CIA創立に関する物語でした。
45年前のキューバ危機やマザーと呼ばれるCIA創立に関する創立者の生き様が描かれています。
CIAってもっと大昔からあったのかと思ってたら、そんな近年だったんですな。なんもしらんと平穏に過ごしてきたと思ってたけど、その影にはいつ何が起こるか分からない世界情勢があったとは知りませんでした。そしてそんな危機的状況は実は今現在も続いているわけですな。ってことは今から年金問題がどうのと言っている場合ではありません。今を生きなければ!
マザーは情報機関に勤めるために友人も同僚もまず疑うことからはじめなければならない。家族にも本当のことを言えない。もちろん本心など誰にももらすことは出来ない。何が真実なのかいつも手探りでやっと掴んだと思ったはずの真実もある日、砂上の城のように跡形もなく崩れてしまう。そんな生活をしていえよく精神が冒されずにいたものだ。でもそんな人がいたからいまの情報社会ができあがってきたのだろうけど、、。あふれかえる情報も飽和状態だよな。
昔は選択もあまり出来なくて情報も微々たるモノだけど幸せだったよな。「幸せに必要なモノは それほど多くない」 -
デ・ニーロ監督作品。
これまでに彼が出演してきた映画の、
集大成のような感じですね。
淡々と進む物語、
裏切りに次ぐ裏切り。
その静かな感じが、
とてもよかった。
ただ、マット・デイモンに
あんな大きな子供がいるとは、
どう見ても無理が・・・。
アンジーとも、どうもしっくりこない。
二人で一緒にいても、
ぜんぜん絵的にしっくりこない。
まぁ、しっくりいってない夫婦だから、
いいのかな。