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- / ISBN・EAN: 4988013683044
感想・レビュー・書評
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クラッシュと同じ監督だったのね。
観終わってから知った。
トミーリー ジョーンズはこの作品でアカデミーノミネート。
妻役のスーザン サランドンがちょっとイマイチだった気がするなぁ…
イラク捕虜への虐待などが関わっているのか?と思ったけど、正確にはちょっと違う。
そして殺された息子=聖人と、殺した人たち=悪人という単純な構図に終わらなくて良かった。
戦争とは?戦争が生み出すものとは?
色々考えさせられる。
それから派兵に伴って採用基準が下がった事や、メキシコ系へのステレオタイプな決めつけ…
鑑賞後に読んだwikiでのあらすじが、完全にネタバレしてたけど良かったので抜粋。
ペニングはマイクを殺害し、切断の上、焼いた経緯を淡々と語る。些細な理由でマイクが殺された事実とともに、イラクでの異常な体験が彼らのまともな人間性を完全に失わせてしまっていたこと、それはペニングたちだけでなく、マイクも同じであったことを知らされたハンクは、戦場からのマイクの助けを求める電話にただ「しっかりしろ」と言うだけで気遣ってやれなかったことを悔やむ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(In the Valley of Elah; 2007/米、121min.)
この映画は、「ミステリー・ドラマ」あるいは「サスペンス」などとカテゴライズされているが、ここでは敢えて社会派とする。
戦争へ赴いた者が抱える心の痛み精神の歪み人格の崩壊、麻薬への逃避、家庭内暴力などなど.. アメリカが実際に抱えている病がここで暴かれている、と言っても良いくらい。
メキシコ人を悪人に仕立てようとした主人公。これもアメリカが抱える病のひとつ。 -
イラク帰りの息子が行方不明となった父親が、その後に起きた事件の真相に迫っていく。
帰還兵の心の闇 -
★主題の重さを話法でエンタメに★謎解きに見せかけてそうではない。イラクの戦争に赴いた普通の若者がおかしくなってしまった事態を推理小説の技術で描く。テーマと話法は納得だしうならせるが、出口のない陰惨な内容をよく映画にできたなあ。「告発のとき」という邦題は戦争の悲惨さを訴える映画の趣旨としてはそうだが、内容からはどうなのか。直訳しても意味が分からないとはいえ、ほかに選択はなかったのか。とはいえいいアイデアはないが。
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時間があれば
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退役軍人のハンク・ディアフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)は、イラクから帰還してくるはずの息子マイク(ジョナサン・タッカー)が脱走したという知らせを受ける。息子を探すために現地へ向かい、地元警察のサンダース刑事(シャーリーズ・セロン)と捜索を開始。真実が明るみに出るとともに、ハンクは知らなかった息子の素顔を知ることに…。
静かで淡々とした映画ですが、トミー・リー・ジョーンズの渋さやシャーリーズ・セロンの人間臭さ、全体的に重苦しい演出が相まって引き込まれてしまいます。犯人探しより戦争による苦悩を描いた人間ドラマに観応えがあります。 -
テレビ BSで放送
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焦点が合いそうで合いにくい、
それでもずっと何かが苦しい、
その何かを探っていくことは、
さらなる苦しさを生む。
そのような作品のプロセスそのものが、
戦争によるPTSDという本筋を、
形を変えて体現しているように感じた。
正義という言葉の、薄っぺらさ。
表面しか見ないと、
奥底にある複雑さに気がつくことができないという、
事実。
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この邦題って、
何を表しているのか、
見終わってもまるでわからなかった。 -
退役軍人のハンクはイラクから帰国した息子のマイクが軍から脱走し行方をくらましたと連絡を受ける。
息子を探しに向かったハンクは地元警察のエミリーと共にマイク失踪の真相を探る。
国のためと愛国心から子供を戦地に送る親たち。
しかし、戦地の有様はかつての自分たちの知っていたものとは全く違う。
助けを求める声は誰かに届くのだろうか。
最初のほうに出てくる国旗の掲揚法、同じことを日の丸みたいな上下対称の国旗ででやってもわからないのではないかな・・・。