- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4547462054302
感想・レビュー・書評
-
命懸けで働く姿は美しい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
御巣鷹山・日航ジャンボ機墜落事故をモチーフとして、当時群馬の新聞社で実際に記者をしていた横山秀夫の小説の映画化。
事故そのものではなく、それを地元紙としてどう伝えるかがストーリーの中心に据えられている。新聞の真実を伝えるという使命と、真実を伝えることによる遺族への精神的な負担、そして新聞といえども利益を追求する企業であるということのせめぎ合いが一触即発の緊張感の中展開する。事故現場を目の当たりにした報道記者がその悲惨さに精神のバランスを崩してしまう一連のシーンは、あの事故がいかに惨いものだったかを物語る。
主人公を演じた堤真一がすごくいい。他にも登場人物がわりと多い作品なのだが、どの登場人物にもきちんとそれまでの人生があったことを思わせる描き方は横山秀夫の原作が素晴らしいのか、監督がいいのか。 -
墜落事故のとき、私は大学1年生でした。能天気な…。でも、墜落事故の一報から始まるこの映画をみると、その瞬間から涙が止まりませんでした。あちこちであの日、あの時、多くの人がそれぞれに立場でもがいたいたということを知ります。役者さんも素晴らしくて、いい映画でした。が、どうしてもそれに親子の関係が絡むのが原作でもよくわからなかったんだけど、映画でも同じ部分が???でした。辛い映画です。
-
とにもかくにも堤真一と堺雅人が素敵です。
-
★迫力はあるが盛り込みすぎ★テレビで見る。一般論としては十分面白い。だが原作を読んだ身からすると、エピソードを盛り込みすぎ。子どもとの確執、現場を目指す記者根性、あえて記事を握りつぶす上司、地方紙にしがみつく理由、新たな特ダネとそれを見送る理由・・・。特に子どもがどう絡むかが映画では分かりにくい。原作にはない「ダブルチェック」の意味もつかみづらかった。2時間に物語を絞り込むには、特別な技術が必要だと痛感した。
-
偶然とは言え、1985年8月12日に始まる出来事の映画を今日(8/12)観てしまいました。
熱かった。
大きな事件に立ち向かう新聞記者たちの奮闘の話だけれど、そんな大きな事件の前にあっても、職場間のいざこざ(部署同士もあるし、世代の違いもあるし、現場と後方ともあるし、)はなくならないのね、とちょっとバカらしくもなりました。
でもそれも"自分の仕事"にプライドを持ってる、って事なのかな・・・
(2009.8.12.) -
テレビでやってて最初ぼんやり見てたのに、いつの間にか見入ってました。
仕事に対する心情や、その合間にある人間関係や、全てが全力で。
キャスト好きです。 -
・・・DVDを観る前に小説を読んでいたから
すごく期待してました。。
でも期待しすぎた分、ちょっと残念です・・
すごくアツイ男たち!!ってカンジは出てるんですが
私は息子との確執みたいなトコを小説と変えてほしくなかった。。
でもこのDVDを観て、思いました。。
この話を映像にするには、2時間や3時間じゃ足りない・・(> <)
この小説も堤 真一さんもダイスキだから本当に残念でした。。 -
当時の日航123便の事故の映画ではない。
地元の新聞記者を通して描かれた事故に対する新聞社の動きが描かれている。
とにかく、当時の事故についてほとんど覚えていない。
事故については、うわべだけの情報しかもっていない。
そのため、なんとなく分からない部分もあった。
だから、もう少し事故について調べてから再度見てみたいと思った。
また、原作を読みたくなった。
事故について知らなくても、結構興味深く見られる作品。
新聞記者の動きはなかなか面白い。
また、新聞がどのように作られるのか、
そのさい、新聞社はどう動いているのか、
という緊迫感溢れる映像は、この作品の見所。
一方、山登りをするシーンの意味がつかめない。
これと共に、タイトルの意味もつかめない。
原作を読んで、もう少し理解を深めたい。 -
堤真一、堺雅人をはじめ、登場人物たちの演技はよかった。ただ惜しいかな、家族を描く必要も、谷川岳も、ニュージーランドも、いらんだろうという感じ。
-
熱い。今も報道記者はこんなに熱いのだろうか??一人一人、きっと短気ではないんだろうけど、自分にプライドがあり、こうしたいという強い思いがあるからこそ、ぶつかる。すごい現場の臨場感が伝わってきました。役者さんも一人一人熱すぎるだろって思った。それに航空機墜落事故。生前の話だから、詳しくはわからないけど、悲惨さも伝わってきた。それと同時に報道関係の仕事は自分には向いていないとも思った。登山はしたいと思ったけど。笑。堤さんがかっこよすぎる!
-
日航機123便の墜落事故は、当時小学生低学年だった私も未だに覚えてます。お盆で祖母のうちに行く日だったのですが、朝姉から飛行機が落ちたと聞かされました。それが雨戸を全部閉め切って真っ暗な部屋で聞かされたものですから、不気味で鮮烈だったと記憶しています。
本作の内容は緊迫感のある内容で、事故の第一報や県警デスク佐山達哉(堺雅人)の演技は何度も再生してしまいました。原田眞人監督は私が最も好きな映画である「金融腐食列島 呪縛」を作った人でもあります。 -
史上最悪の航空機墜落事故を新聞記者たちはどう伝えるのか?
誇り高き記者たちの激動の一週間を描く。
一方で、仕事にのめりこむあまりに生まれた息子との悲しい溝は埋まるのか?
急速に流れていく時間に翻弄され、
理想と現実のはざまで揺れながらも、「真実」をいかに伝えるか。
そのことでぶつかりあう人間としての新聞記者たちの姿が臨場感たっぷりに描かれている。
特典映像も豪華でよい。
メイキングドキュメンタリーは見所満載。
舞台挨拶は堺さんの出番も多く、ファンにはとても嬉しい。
-
テレビドラマ編が、すでにDVDで出ており、そちらの方を、すでに私は見てしまっていますので、ちょいと不足気味に感じますが。
映画ならではの迫力ある映像や場面もあり、それはそれで、良かったのかも・・・。 -
★映画館にて★
本当に観てよかった
長かった
けど
濃かった
感動した
自分の無力さを感じた
クライマーズハイ
こうなったときの人間の心理とは・・・ -
悠木の部下のいとこの女子大生がらみのエピソードがすべて削除されていて、原作が持つ「報道倫理とはなんぞや」というテーマを全て失っている。
感動ならNHKドラマ(佐藤浩市主演)版のほうが数倍上。
代わりに、山の斜面に追突した飛行機の残骸や新聞社の暴動など、映画で巨額の費用をかけているからこそできる描写もあり、これはこれで見る価値はある。堺雅人の辣腕記者っぷりが個人的に好き。