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- / ISBN・EAN: 4988102573027
感想・レビュー・書評
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超電磁砲から入って面白かったから禁書目録を鑑賞
超電磁砲に比べると劣る感じ
普通に楽しんで観れる作品ではあるけどね
シスターズ編とアクセラレーター編が良かった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SF小説には魔法使いのファンタジー要素は出てこないし、ファンタジー小説には、SFの科学的世界は出てこないという暗黙の前提がある。しかし、『とある魔術の禁書目録(インデックス)』は、超能力研究等をしている科学の学園都市に、魔法使いが出てくるという掟破りの設定を作り出した。科学と魔術の同居という発想が出てきた時点で勝利。かつメインで展開されるのは、学園ラブコメのゼロ年代的萌え世界。完全なる勝利である。
13話
当麻「お前が守りたかったあいつらは、自分の傷の痛みを他人に押し付けて満足するような、そんなちっぽけな連中じゃねえんだろ」
17話
当麻「誰かが犠牲にならなきゃいけないなんて、残酷な法則があるなら、まずはその幻想をぶち壊す」
最近の視聴覚芸術作品には、自己犠牲の精神、無私の献身、絶対的奉仕を尊ぶ作品も多い。しかし、現代世界は神風特攻隊とか自爆テロとか、自己犠牲の精神からいろいろ危ないことが起きたという歴史を知っている。では、現代の作品は、尊い自己犠牲の精神に変えて、何を掲げるのか?
それは、誰も犠牲にならない、誰も痛みを感じない、誰も傷つけない、そのような究極のイノセント、20世紀からしたらありえないと思えるような理想を追うことではないだろうか。この作品もそれをやろうとしている。というか、そういう理想の可能性があることを、この作品から教えられた。