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- / ISBN・EAN: 4988142725028
感想・レビュー・書評
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STAY
2005年 アメリカ 98分
監督:マーク・フォースター
出演:ユアン・マクレガー/ライアン・ゴズリング/ナオミ・ワッツ
精神科医のサム(ユアン・マクレガー)は、同僚ベスが匙を投げた大学生の患者ヘンリー(ライアン・ゴズリング)を担当することになる。謎めいた言動をとるヘンリーは、情緒不安定なだけなように見える反面、予言を的中させたりする不思議な一面を持つ。サムには元患者で自殺未遂の過去があるライラ(ナオミ・ワッツ)という恋人がいるが、彼女がまた自殺しようとするのではないかといつも不安に。ヘンリーは21歳の誕生日に自殺することを匂わせて失踪、彼の行方を探すサムは、次第に不条理な現象に巻き込まれるようになり…。
ユアン・マクレガーを見ようと思ってあまり予備知識なく観始めたら、誰かに似た俳優さんが出てるなあ、ライアン・ゴズリングに似てるかも…と思ってたらまさかの本人だった(笑)最近の髭のイメージが強いので、15年前の若かりし日の髭の無い顔がよく似た別人にしか見えなくて。オチがわかるまではかなり不気味な狂気のオーラを漂わせていて、そこは若くてもさすがのライアン・ゴズリング。
さて映画は基本的にはSF味のあるサスペンス風に進行する。炎上する車の事故から立ち去るヘンリーの夢を見るサム、突然サムの手元に現れた指輪、フラッシュバックしたり、突然揺れたりする映像。精神科医のサムからすれば、ヘンリーは心を病みおかしい言動をする人でしかないのだけれど、彼は雹が降ることを予言したり、のちに誰かが言う言葉を予言のように話したり、未来が予知できるかのような言動をとる。かと思えば、両親は死んだ、自分が殺した等と話し、あるいは好きだったウエイトレスの女の子アシータへの恋心を語り彼女にもう会えないことを嘆いたりする。
行方をくらましたヘンリーを捜すうちに次第にサム自身にも奇妙な現象が起こりだす。ヘンリーの実家を訪れるとすでに亡くなっているはずの母親と犬がいて、母親はヘンリーをサムと間違えたり突然頭部から血を流し始めたりする。さらにヘンリーの想い人アシータを探し当てたサムは、彼女に案内されて螺旋階段を下りるうちに彼女を見失い、元の場所に戻ると時間もまた戻っている。繰り返す同じ光景(風船を持った子供と母親)、ヘンリーを見て「あのひと死んじゃうの?」と繰り返す子供、この奇妙な出来事はいったい何を意味しているのか…。
サムの先輩医師で盲目のおじさんの目が、ヘンリーによって見えるようになった場面くらいまでは、もしかしてヘンリーは時間を巻き戻すスペックでも持ってるのかと考えながら見てました。あるいは、両親や恋人の死を止めたくて、何度も時間を戻して「やり直し」をしている『バタフライ・エフェクト』的な状態なのかなとか。あとは序盤で「これは夢なのか現実なのか」的なセリフがあり、盲目の博士がフロイトの「燃える少年(父親が見た燃える子供の夢)」について説明する場面があったので、まあベタだけど夢オチ・妄想オチというのもアリなのかなあとか。
ラストシーンで、一応すべてわかるようになっているけれど、ここで「なるほど!」と思えるか「それはない」と思うかでこの作品の評価はバッサリ分かれそう。個人的には面白いなと思いました。そこに至るまでの過程も退屈せずに見れたし。まあベタといえばベタだし、作り手のミスリードしてやろう感が卑怯といえば卑怯なんだけど、純粋にヘンリーの気持ちに寄り添えばこれはとても切ないので、私は結構好きでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく面白くてどんどん物語に引き込まれたけど理解出来ずに終わって、結構解説見て納得した。
こういうの理解できる人すごいな~。
ライアン・ゴズリングの髪型変だった。 -
土曜日に自殺する、と精神科医サム(ユアン・マクレガー)に話す大学生ヘンリー(ライアン・ゴズリング)。それを阻止しようとサムは行動するが・・ 死んだというヘンリーの母、父が現れ、ピアノを高層に引き上げる場面に二度遭遇するなど、現実と仮想がゆらゆらと入り乱れる映像。
ライアン・ゴズリングは公開時25才。青白い鬱の青年といった役どころ。
2005アメリカ
2020.3.20レンタル -
ワケワカメ
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ユアン君もナオミちゃんもライアンも若い、みんなまだ20代半ばって感じだなぁ〜特にライアンはまだティーンに見えます。ナオミワッツは綺麗ですね〜今もとっても良い女ですけどね(笑)ブロンドのボブって女性らしくって魅力的で良いなぁ〜
ユアン君のパンツはやたら裾が短いし、ライアンはシャツの上にTシャツ…20年くらい前の作品だけどこんなのが流行ってたかなぁ?服装にしても室内装飾にしてもトレンディドラマみたいにオシャレを装っているだけで全然イケてないのが観ていて辛い…
サイコ系の作品だから分かりにくいのは仕方ないけど全然面白くもなんともないので観ているのが苦痛です…気がついたら寝てた…(笑) -
精神科医のサム・フォスターは、謎に満ちた若い男性患者ヘンリー・レサムを担当する。ヘンリーは死にとらわれており、自分は3日後に自殺すると予告した。そして、サムにはもうひとり気がかりな相手がいる。画家であり、同棲中のガールフレンドのライラだ。彼女はサムの元患者でかつて自殺未遂をおこしており、彼女の不安定な精神状態はサムの精神的負荷でもあった。サムは彼女を愛しており、結婚指輪も買っているにもかかわらず、ずっと渡せないままだ。ヘンリーはその指輪に異常な興味を示す。そんなライラもまた、自殺願望のあるヘンリーに深い関心を持つ。ある日、ヘンリーが忽然と姿を消した。不安を隠せないサムは、必死にヘンリーを探し回るのだが……。
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とにかく不思議な映画。。。観てる途中、わけわかんなくなる雲を摑む様な作品。出来事全てが不思議で複雑。正直、途中、観るのを止めようかなと思った程です。
ただ、最後は漠然としていたものが繋がったかな。
ヘンリーは悪くない、というか、誰も。。。 -
最後まで観てやっと内容がわかる。
難しいけどすごく素敵で切ない(ノ_・。)
ライアンゴズリングがかっこいい -
切ない。
映像の美しさに心惹かれた。