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- / ISBN・EAN: 4935228083855
感想・レビュー・書評
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これは、意外な拾い物。すごく面白かった。
ひいきの麻生久美子目当てで観たのだが、仲里依紗も素晴らしく、2人のヒロインの魅力だけで十分「おなかいっぱい」になる映画。
コメディではあるが、笑いを誘うのはベタなギャグではない。登場人物のぎごちないやりとりのズレた「間」など、随所にちりばめられた違和感がなんともおかしいのだ。
セリフの一つひとつに、すごいリアリティがある。作り物感がまったくない。私たちが実際に会話をしながらふと感じる滑稽さのようなもの――それがセリフの中に見事に表現されている。
仲里依紗演ずる、終始ふてくされたような顔をしている女子高生も、超リアル。彼女と父親の間の、微妙な距離感と親密感のないまぜになった感じが、じつに「あるある」なのである。いま現在女子高生の父親でもある私から見ても、そのリアリティには唸らされる。
彼女が麻生久美子に向かって言い放つ、「ウッセーよ!」の一言(予告編にも出てくる)にしびれた。
瀬戸朝香の映画デビュー作『湾岸バッドボーイ・ブルー』(1992年)で、瀬戸演ずる不良女子高生が教師に向かって言う「うるっせー!」に匹敵する一言であった。
麻生久美子演ずる、対人オンチぎみの奔放な美女というキャラもサイコー。
彼女が元カレに殴られて鼻血を出すシーンの、鼻血が出るタイミングの絶妙さといったら、ほとんど奇跡のようである(観てみないとなんのことかわからないと思うけど)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
嫌いではないんだけど、少し退屈です。麻生久美子の訳のわからない理解不能な女性の生まれ育ち、どんな恋愛をして来たのかなどが、気になりました。
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宮迫は俳優ではなくて芸人。
その足かせが無ければそれなりにいい作品になったのにもったいないです。 -
軽妙でそこはかとなくおかしみの味わえる作品を
見せてくれる吉田監督。
期待してみたこの「純喫茶磯辺」
宮迫、仲里依紗、麻生久美子とキャストが良い。
主演の親子は言うことなしだが麻生のビッチっぷりが絶妙。
数少ない日本屈指のコメディエンヌだと思う。
基本、冗長な感じが吉田監督の持ち味だとは分かっていたけど
失敗したかな?と思い出した半ば過ぎ・・・
小さな事件がポツポツおきだして味わいが濃くなっていく。
結局だらだらしどうしではあるのだが
なーんとなく味わいのある空気がいいんだよねー。
見終わって、ジンワリと感じるところが吉田映画。
よかったな。 -
少ない登場人物が繰り広げる、狭い範囲の短い期間のお話。
仲里依紗がかわいくてとてもよかった。
麻生久美子も合っていたと思う。
なんとなく親子もの。 -
親子愛、
どこか抜けた女性、
現実にいそうな子供っぽいとこのある親父
とか。
宮迫が主人公です。 -
最近カフェよりも、マスターが居るような、間接照明的なチョット薄暗い、落ち着いた喫茶店に憧れてて(どうぶつの森の影響)タイトルに惹かれて視聴。
もっと喫茶店してるかと思ったらそうでもなく、喫茶店も理想とはほど遠かった(笑)
それは良いとしても、内容も特に共感する所もなかったかな…。
ハリセンボンの近藤春菜さん好きなので、そこは嬉しかったかな(笑) -
役者さんみんなよかったです。
仲さんのブーたれた女子高生、麻生さんの独特な軽さ、宮迫さんのおバカで純なかんじ、濱田マリさんの蓮っ葉な優しさ、近藤春菜さんの素朴さ、喫茶の常連さん達もそれぞれ味があって。
おっきなスクリーンだったら、また感動もひとしおだったかなぁ。 -
この父娘の関係、いいなぁと思った。
不器用だけど互いのことをちゃんと考えてるところがすてき。 -
映像がもっと綺麗だったら素敵な雰囲気が出ると思うけど…。
まぁ、そうじゃないからゆるくて見やすいんだろうな。飾り気のない感じ。