圧倒的なボリュームと、圧倒的な名曲のオンパレード。なんつう贅沢な作品や。
だがしかし。この作品、これだけ名曲山盛りなら、B'Z初心者の方々へのライブベストDVDとして、バッチリお勧め大プッシュできるんでは?というと、、、いや、さにあらず。どっちかゆうたら、ガッツリどっぷりnB'Z相当ファンです好きです愛してます、って人のほうが、この作品、楽しめるんではないかなあ、、、と、思ったのですよね。なんとなく。なんとなく。
まあ個人的には、時代時代のメンバーの変化や、稲葉さんの髪型の変化や稲葉さんの服装の変化や稲葉さんの変な服なのにカッコいいの意味わからんとかの感動やなんやで、全く飽きませんでしたね。ほぼ稲葉さん推しでスマン、って感じですが、時代が結構、色々と飛ぶので、観ていて、めまぐるしいぜ、ってのは間違いなくある。統一感なども、あまりない。でも、統一感ないながら、各曲の繋ぎ目は、マジ抜群に上手い。バラバラ映像でありながら、一つのライブとしての編集?みたいな。凄いねえ。どうやってるんだろうねえ。
あと、この作品の体裁としては、B'Zの結成20周年のタイミングで、過去の作品映像が流出した!という体裁をとっているらしく、オープニングとエンディング、そして途中途中で、アニメの映像が入るんですよ。おそらく、中国?で、違法ライブ映像を編集する2人組業者(この業者もすげえB'Z好き)が、すげえ熱心なB’Zファンから頼まれて、海賊版ベストライブDVDを作って、がっぽり儲けるぜ。ってな設定。
このアニメ映像、抜群に面白いです。で、この二人組、違法業者でありながら、まんまB'Zの松本さんと稲葉さんじゃん、っていうツッコミどころがおもろい。稲葉さん的キャラの名前が「フェイ」で、松本さん的キャラの名前が「ジャム」なんですが、由来はなんだろう?
あと、あの二人組に、海賊版ベストDVD製作を依頼していた太っちょのオッサンは、いったい誰がモデルなんだ?何故に顔にモザイクが入っていたんだ?謎だ。うーむ。謎だ。
あと、アニメの一番最後に「Wonderful Opportunity」がB'Z人形から流れるのは、アニメのオープニングで「ワンダフルのダンス覚えたぜ。でもこの映像には入っていないぜ」ってネタの回収なのか?どうなのか?うーむ、細かいぜ。あと、二人の会話に、バンバンにB'Zの名曲の歌詞をうまいこととりこんでるの、マジ上手い。凄い。このアニメ、相当レベル高いでっせ。
DISK1
①FIREBALL
1997年の映像。
稲葉さんも松本さんも、毛皮みたいな上着きていて、アレは暑すぎやへんか?って心配になる。
②Pleasure 2000 〜人生の快楽〜
2000年の映像。
コレは2000年バージョンなのね!という感動。ほんの少しの歌詞の違いで、大喜びしちゃうんですよ。
③恋心 (KOI-GOKORO)
2001年の映像。
曲前に、稲葉さんの恒例の「B'zのLIVE-GYMにようこそ!」を叫ぼうとして、加古の自分の映像に邪魔されまくる、っていうオモロ演出が入っていてオモロすぎますね。まあ、ド名曲ですね。
④BLOWIN'
1994年の映像。
所謂、暗黒時代B'Zの時やで!アルバムで言うたら7th Blues の時ですね!稲葉さん長髪過ぎる!松本さんと見分けがつかん!という。この時の稲葉さんに、ファンの方々から「髪を切って!」というお願いレターが届きまくっていたっていうネタ、マジで好きです。
⑥長い愛
1999年の映像。
稲葉さんヒゲ生えすぎ!ワイルドだ!セクシーだ!パネエですね。これは、京都会館だからちょっと狭いしまあヒゲ剃らないでもいっか、という気の緩みか?どうなんだ?ヒドイ事妄想して言ってすみません、、、
⑧ねがい
1996年の映像。
稲葉さんの下半身の服装が、ほぼ犯罪です。どう考えても変態だぞアレは?いやあ、あんな服装できるの似合うの、世界で一人だけっしょマジで。とんでもねえな、って思いますよ?あと、松本さんのギターが、多分、フェンダーの?ストラトキャスター!この時代でもストラト、ライブで弾いたりしてたんだ!?という感動。というか、フェンダーなんだろうか。どうだろうか。フェンダーだと、思うんだけどなあ。
⑨OH!GIRL
1992年の映像。
昔過ぎる!稲葉さん笑顔多すぎ!ってか、ほぼアイドルやね。なんなの、あの帽子。あのゴーグル。あのダサい(褒め言葉です)Tシャツ。あのダンス。バリ胸キュンですね。こんな時代もあったのか、、、という。2020年に観ても、一切古臭さを感じない(俺は)という奇跡。マジ凄い。
⑩DEEP KISS
1998年の映像。
でた!アルバム「SURVIVE」オープニング曲にして、ウルトラ名曲、だと思う個人的に。最高ですね。ホンマに好きなんですよこの曲。演奏のテンションも、バリ高い。最高ですね。
⑬TIME
1992年の映像。
問答無用の名曲にして、当時、リリースされたばかりのピッカピカの新曲だったんだなあ。アウトロが、通常と違う。面白い。時代の変遷って、興味深いですよねえ。
DISK2
①CALLING
1997年の映像。
当時、まだ未発表だった時点での演奏なんですよね。イントロとアウトロの構成が違う。しかも松本さんはピアノ弾いてる始まり。ウルトラ貴重ですね。
②RING
2000年の映像。
これも、映像当時は未発表だったという。凄いぜ贅沢だぜ。というか、この雨、ヤバい。この雨の中、これだけ演奏しきるB'Z、やっぱ凄い。ホンマにもう、意味わからんほど雨でっせコレ。ううう、、、壮絶ですね。
④GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-
1997年の映像。
あの、稲葉くん風船と、松本くん風船、短時間で一気にあんだけ膨らませるの、どんだけ大変だったんだろう。スタッフの方々の尽力に、尊敬の思いあるのみですね。
⑤スイマーよ2001!!
2001年の映像。
シングルの「ultra soul」カップリング収録のバージョンですね。歌詞がエロい方ですね。「僕を噛んで」ではなくて「僕のを噛んで」の方ですね。マジでエロいですね。まあ、ド名曲ですね。それにしてもアルバム「SURVIVE」はホンマに名盤ですなあ。
⑥ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜
1996年の映像。
明石さんのベース、リッケンバッカーやんか!?すげえ。明石さんがリッケン弾いてるの、初めて見たよ。リッケンバッカー、すげえ好きなんですよ個人的に。ですので、テンション、あがりました笑。個人的理由で、すみません、、、ベースの音にも、ガンガン注目しちゃったよ。やっぱ、なんか、ガンガンにアタック強い感じのベース音?みたいな気がしますが、リッケン好き過ぎるだけの気のせいだろう、って気もします笑。
⑧Liar! Liar!
1998年の映像。
曲前の、稲葉さんが、影絵でパフォーマンスするアレは、マイケル・ジャクソンの「Smooth Criminal」のライブバージョンが元ネタなのか?と思いました。あと、あの影絵の場所から出て来ると思わせておいて、全然別の場所から飛び出ましたジャジャーン!というあの演出は、まさに俺ってライアーライアー嘘つきでーす!という曲タイトルに合わせた演出?とか思った次第。
⑨juice
2005年の映像。
あの、外周がグルグル回る円形ステージは凄い。あっこで稲葉さん回りながら歌うの、相当怖いんでない?アルバム「CIRCLE」のツアーだから、あの演出が考えられるに至ったのだろうか?何しろスゲエ。サービス精神全開でっせ。あと、途中で一瞬、阪神タイガースの球団旗が映るんですが。大阪ドームは、タイガースの本拠地ではなくて、オリックス・バファローズの本拠地ですから!タイガースは、兵庫県の阪神甲子園球場が本拠地ですから!関西、大阪の球団、っていったら、タイガースがメインになっちゃうこの悲劇よ、、、オリックス・バファローズ、頑張れ!
⑩さまよえる蒼い弾丸
1998年の映像。
1番、2番の歌い始まり直前の、松本さんのギターがカッチョええです。テクニシャンだなあ、遊び心あるなあ、って感じ。まあ、凄い量の練習に裏付けられたテクニックであり、遊び心なんであり。尊敬ですね。
⑪アラクレ
2003年の映像。
モトクロスバイクのパフォーマンスが凄すぎる。お客さん、B'Zのライブを観に来たのに、あんなすげえパフォーマンスまで観ることできて、どこまでサービスすんねん、っていうね。マジでもう、途轍もないサービス精神やんか。ぶっ飛んでますよ。で、曲の一番最後に、バイクのライダーの方々にスポット当ててから暗転するの、マジで素敵な演出。敬意を払う、って、こういう事ですよね。素晴らしい。
とまあ、好きな曲をそれなりに解説してみました。まあ、素晴らしい映像作品です。感謝。