- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988066162923
感想・レビュー・書評
-
クリエイティブ系の天才のドキュメントはすげぇ。
ご機嫌斜めな様子がそのまま収録されている。インタビューが何の意味もなさない。彼らは言葉という世界に生きていないので、言葉で質問されても回答できない。少なくとも、僕らの想像できる程度の素敵な回答は飛んでこない。
作中、ひとりのアニメーターに宮崎が激怒するシーンがある。「鳥を自分の描けるほうに持っていくな。飛んでいる鳥を描け」。画面上の、端っこの、ほんの一瞬でいなくなる鳥を指して怒っていた。
同シリーズのDVDには井上雄彦のものもあるが、彼も「手に負えないことをやる」と言っていた。深い。ついていけない、圧倒感を感じた。 -
■名称
ソフト名称:宮崎駿の仕事
監修:NHK
■概要
NHKの番組である"プロフェッショナル 仕事の流儀"で
放送された宮崎駿さんの2回をまとめた作品
■感想
時期としては、崖の上のポニョの公開前のようです。
一度、もののけ姫の時に、違うDVDでこの方の仕事を
見ましたが、今回は少し違う印象を受けました。
まず、1番感じた事は"老い"です。
本編の中で自分でもおっしゃってましたが、もののけ姫
の時と比べると明らかにパワーがなくなっていると思い
ます。
オーラというか。想像力というか。
ただし、好奇心という部分では全くなくなっていないと
感じました。
日常の風景の中にワクワクを求める部分などは、その象徴
だと感じました。
一点、非常に残念なのは、司会の二人があまりに無知なこと
です。この人を特集すると事前に知ってるなら、ある程度
勉強しておいてほしいものです。
特に、茂木健一郎さんは、結果論をあたかもしっているように
語るので非常にイライラしました。
ここだけが残念でなりません。
■心に残った言葉
・ボクの発想のほとんどは、仕事とは関係ない部分から
生まれてくる
・脳みそに釣り糸を垂らす
・ボクは"映画の奴隷"なんです。
深いですね。そして、耳に痛い言葉ですね。
仕事の上でプロ意識を保つ努力を怠りそうにな...
深いですね。そして、耳に痛い言葉ですね。
仕事の上でプロ意識を保つ努力を怠りそうになったら、この一言を思い出すようにします。