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- / ISBN・EAN: 4935228084418
感想・レビュー・書評
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思っていたのと全然違うラストだったので、思わず身を乗り出しました。
どうやらモテるらしい父(原田芳雄)と、どう考えてもモテない息子(オダギリジョー)の父子家庭が話の核。お見合いをしては断り続けてきた息子が、ついに聡明で美しい女性(麻生久美子)と結婚することに。
このメイン3人がすごくぴったりしています。
麻生久美子の浴衣姿はべらぼうに美しく、しかも可憐で、でもどこかちょっと色っぽくて、そのあとのキスシーンは、オダギリジョーが気持ち悪いロン毛メガネであることを忘れるロマンチックさ。
原田芳雄は、仕事もちゃんとやってて、人間関係もしっかりしてそうに見えて、なんかどこか抜けている感じが出ていて、人間らしい魅力がびしばし出ています。
この3人に、父の同僚で恋人(大竹しのぶ)と父の妻の弟(小林薫)が絡んできますが、この2人がまたにくい演技です。
小林薫がただいまと現れるハーフパンツのスーツ姿は、最高に気持ち悪くて最高に面白く、そして一周回って粋に見える、さすが小林薫!なシーンでした。
英語でいうcommitment phobiaなのかな?という印象ですが、ほのぼのしつつも殺伐とした心境を描いていたり、表面的には気づかないんだけど本質的になにかが壊れている心、それにタイトルにもなっている「しあわせ」とは、についてそれとなーく描いているのが邦画っぽいなと思いました。
ラスト近く、親子2人でバスに揺られ、息子に膝枕してもらう原田芳雄の破壊力が凄まじかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正直印象薄、、でも、キャスト豪華だ…なんかふわふわした映画だった。オダジョーファンなので、評価高め☆(笑)
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賛否両論のラストがわたしは大好きです。
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僕はこの終わり方好きです。麻生久美子ファンの方はコメンタリーは絶対に見てください。
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イケてない役のオダギリジョーもいい。
ほのぼのと父と子の微妙な関係を描かれている。
親離れ子離れできない関係。
結婚という一大イベントに、それぞれの者が奮闘し、本当の幸せ探しをする。
型にはめられた道。
または道を脱線する者。
ラストに賛否両論あるが、しあわせのかたちはそれぞれ。
タイミングである。
結婚してもしなくても後悔するのならば、あれがたみおにとっての幸せに違いない。
『父子家庭のオクテで恋愛下手な民男は、お見合いをしてなんとなく結婚話しへすすむ。母亡き後の父は、部下と付き合いながらも息子の目を気にして紹介できず。そんな父子の二人の関係と、しあわせのかたちをゆるくコミカルに描く。』 -
おもしろかったことは覚えているけど、
実際どこがおもしろかったの?って聞かれても、思い出せない。
だから、レビュー書くの迷ってたんだけど、
まあこういうレビューもいいよね。(誰) -
2009/02/27
オダギリジョーと麻生久美子はどちらも好きなので、
気持ちよく観れると思っていたのですが、
そうは素直にいかない、毒を含む作品。
アメリカン・ニュー・シネマ「卒業」のオマージュでしょうか。
しあわせは、そんなに素直に訪れない…!?