たみおのしあわせ [DVD]

監督 : 岩松 了 
出演 : オダギリ ジョー  麻生久美子 
  • メディアファクトリー
2.85
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感想 : 165
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4935228084418

感想・レビュー・書評

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  • 思っていたのと全然違うラストだったので、思わず身を乗り出しました。

    どうやらモテるらしい父(原田芳雄)と、どう考えてもモテない息子(オダギリジョー)の父子家庭が話の核。お見合いをしては断り続けてきた息子が、ついに聡明で美しい女性(麻生久美子)と結婚することに。
    このメイン3人がすごくぴったりしています。
    麻生久美子の浴衣姿はべらぼうに美しく、しかも可憐で、でもどこかちょっと色っぽくて、そのあとのキスシーンは、オダギリジョーが気持ち悪いロン毛メガネであることを忘れるロマンチックさ。
    原田芳雄は、仕事もちゃんとやってて、人間関係もしっかりしてそうに見えて、なんかどこか抜けている感じが出ていて、人間らしい魅力がびしばし出ています。

    この3人に、父の同僚で恋人(大竹しのぶ)と父の妻の弟(小林薫)が絡んできますが、この2人がまたにくい演技です。
    小林薫がただいまと現れるハーフパンツのスーツ姿は、最高に気持ち悪くて最高に面白く、そして一周回って粋に見える、さすが小林薫!なシーンでした。

    英語でいうcommitment phobiaなのかな?という印象ですが、ほのぼのしつつも殺伐とした心境を描いていたり、表面的には気づかないんだけど本質的になにかが壊れている心、それにタイトルにもなっている「しあわせ」とは、についてそれとなーく描いているのが邦画っぽいなと思いました。

    ラスト近く、親子2人でバスに揺られ、息子に膝枕してもらう原田芳雄の破壊力が凄まじかったです。

  • 時効警察が好きで、これを見ない訳がない!と思い見た人です。
    でも見始めると、時効警察とは違った雰囲気。あのハイテンションの麻生さんも、面白い顔したオダギリさんもいませんでした。
    って当たり前ですよね。役者さんなのだから、役によって人が変わる。
    でもここまで時効警察メンバーが出ていると、どうしても比べてみたくなってしまうのです。
    あの和気あいあいとしたメンバーが、こういう雰囲気の映画を撮っている間、きっとギャグいいあったりしてるのかなとか。

    時効警察を頭の中から消して、一つの作品としての感想ですが、それほど悪くはないです。
    むしろ、結婚式場を逃げ去るのはこの2人か‼と驚いて笑いました。
    終わり方や途中や登場人物で、わからないところもありましたが…
    本編を見終わった後にコメンタリーの存在を知って、結構救われた気持ちになりました。
    コメンタリーの方が面白かったかもしれないですが、また違った面白さということで。
    いろいろツッコミをしていて笑いました。

  • 正直印象薄、、でも、キャスト豪華だ…なんかふわふわした映画だった。オダジョーファンなので、評価高め☆(笑)

  • 賛否両論のラストがわたしは大好きです。

  • このレビュー一個前の「歩いても歩いても」のOPのDVD宣伝トレイラーに本作がちょうどあって気になって観ました。 

岩松了さんは、時効警察でオダギリ&麻生ペアと共演されてた 
俳優さんでしたね♪そのくらいしか存じておりませんでした。 

父親役の原田さんは実に魅力的な男性に見えて、オダギリ君より好きですよ!麻生さんとの絡みとかイイ感じで好きです。 

他にも、小林薫・大竹しのぶ・石田えり・忌野清志郎・光石研・江口のり子や三木聡=時効警察などなど、豪華俳優陣を迎えて挑んだ作品。 

父と息子が念願の結婚を掴んだ時から動き出す様々な人間模様を 
コミカルに描いた個性の光る脚本=見ている途中で色んな伏線が 
・・・と画=お茶畑や田んぼが多く残る田舎の風景に見入ってしいます。 

小林さんもお若い!!素敵ですね、ショートパンツ&ハイソックス(笑) 

しかし、ラストの展開は今までの、のんびりムードから一転して 
不思議な終わり方ですた。原田さんの額の汗を見て、心臓病とかで 
倒れて死んじゃうオチじゃ!?と勝手な展開を想像をしておりましたが、まさかそこでそんな・・・。え!?って感じです。 

私的には、たみおと他界した母親のエピソードを盛り込んだ方が 
よりラストを引き立たせる気がしますが。如何に。 

コメンタリーも要チェっク☆でっ!

  • 僕はこの終わり方好きです。麻生久美子ファンの方はコメンタリーは絶対に見てください。

  • イケてない役のオダギリジョーもいい。
    ほのぼのと父と子の微妙な関係を描かれている。
    親離れ子離れできない関係。
    結婚という一大イベントに、それぞれの者が奮闘し、本当の幸せ探しをする。
    型にはめられた道。
    または道を脱線する者。
    ラストに賛否両論あるが、しあわせのかたちはそれぞれ。
    タイミングである。
    結婚してもしなくても後悔するのならば、あれがたみおにとっての幸せに違いない。


    『父子家庭のオクテで恋愛下手な民男は、お見合いをしてなんとなく結婚話しへすすむ。母亡き後の父は、部下と付き合いながらも息子の目を気にして紹介できず。そんな父子の二人の関係と、しあわせのかたちをゆるくコミカルに描く。』

  • おもしろかったことは覚えているけど、
    実際どこがおもしろかったの?って聞かれても、思い出せない。



    だから、レビュー書くの迷ってたんだけど、
    まあこういうレビューもいいよね。(誰)

  • 一度見ただけじゃ意味が分からず、でもって二度見ようとは思えない。

    ただ、ラストがわからな過ぎたので、いろいろレビューを見てみたら、
    たみおは父を想い、麻生久美子は父を想い、それを知った父はたみおを連れて母のもとへ…→たみおのしあわせ、ということらしい。

    一度見ただけでここまで理解するなんてむり。
    むずかしすぎ。

  • 2009/02/27

    オダギリジョーと麻生久美子はどちらも好きなので、
    気持ちよく観れると思っていたのですが、
    そうは素直にいかない、毒を含む作品。

    アメリカン・ニュー・シネマ「卒業」のオマージュでしょうか。
    しあわせは、そんなに素直に訪れない…!?

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